フィレンツェやロンドンで修行を積んだオーナーシェフが手掛ける創作洋食バル「織食堂」。こだわりの国産牛や自家農園で育てた無農薬野菜を中心に、旬の食材を使ったコースランチが人気です。ディナータイムには厳選したワインもぜひ一緒に。
創作洋食バル「織食堂(おりしょくどう)」
JR宝殿駅から車で5分、高砂市中島に店を構える「織食堂」。フィレンツェやロンドンで長年修行を積んだオーナーシェフが営む、カジュアルな創作洋食バルです。フレンチという枠にとらわれず、洋食ベースの和風料理やカレーなど、さまざまな料理を提供しています。
地域の人やお客さんと、糸と糸で組み合わせる織物のようにつながる場所にしたい。そんな思いを込めて名付けた「織食堂」。横文字を使わずあえて「食堂」にしたのは、肩ひじ張らず、気軽に訪れてもらいたいという願いから。シェフ手書きの文字からも温かみが感じられますね。ロゴは北欧を意識したデザインで、中央に織物の糸、グラスやカトラリーを配置しています。
高級感がありながらもナチュラルな雰囲気の店内。天然木からなるカウンターや木目のテーブルを設置した、木のぬくもりに包まれた空間です。ペンダントライトやお手製のドライフラワーなど、こだわりのインテリアもたくさん。ゆったり過ごしてもらうため、座席の間隔を広くとり、スペースを大切にしています。オープンキッチンなのでライブ感も楽しめますね。
国産牛や無農薬野菜を使用したコースランチ
『日向あじ豚のしっとりローストポーク』1,500円
ランチはすべてコース仕立て。日替わりで5種類がスタンバイしています。前菜、スープ、メイン、コーヒーor紅茶つき。自家農園で育てた無農薬野菜や、地元産の旬の食材をふんだんに使用しています。決して余計な手を加えず、あくまで食材の味を引き出す“お手伝い”をしているだけと話すシェフ。一つひとつ丁寧に作る料理はどれも絶品です。
前菜は3種類。取材日は、お魚のフリット、パテドカンパーニュ、ゆず風味のケークサレ。本場イギリスのレシピを参考につくるお魚のフリットは、サクサク感にこだわったオリジナルの衣がポイント。フワッと軽い食感で、冷めてもおいしいのが特徴です。スープは、淡路島産の玉ねぎを長時間炒めたポタージュ。素材のやさしい甘味が感じられる濃厚なスープです。
メインは、宮崎県産の日向あじ豚を使用したローストポークが主役。表面を焼いて旨みをとじ込めてから、オーブンで3時間半じっくりと低温調理します。煮詰めて凝縮したチキンスープを合わせたグレイビーソースとともに味わって。手作りのフォカッチャは、卵と牛乳不使用です。
コースランチはプラス300円でデザートセットに変更できます。常時4種類ほどの中から、1番人気の『バスク風チーズケーキ』をチョイス。しっとりクリーミーに仕上げたチーズケーキと、あえてこがした表面の生地(焦げ)が見事にマリアージュしています。オーガニックレモンでつくる、甘酸っぱい自家製ジャムとの相性もバツグンです。かわいらしいフィンランド製の器にもぜひ注目してみて。
記念日など、ちょっと特別な日には『国産牛のメイン』(2,500円)がオススメ。いわて門崎丑(かんざきうし)や沖縄県産黒毛和牛など、全国から取り寄せる国産牛を贅沢に召し上がれ。前日までに予約すれば、やさしい味付けに仕上げた『お子様プレート』(1,000円)も用意してもらえます。アレルギー対応については問い合わせを。子ども用のイスもあり、ベビーカーでの入店もOKです。シェフが1人で営む小さなお店なので、ランチタイムは事前予約がベター。
座敷 | × | 子供用いす | 〇 | オムツ替え | × |
個室 | × | 離乳食持ち込み | 禁煙 | 〇 | |
ベビーカー入店 | ◯ | キッズメニュー | 〇 | 喫煙 | × |
子供用食器 | 〇 | 授乳スペース | × |
ディナータイムは厳選ワインとともに
『アグー豚と岩津ねぎのクリームソースパスタ』1,300円
ディナータイムには、コースはもちろんパスタなどのアラカルトも豊富にラインアップ。旬の食材を使用し、一番おいしく食べられる調理法を選んで提供しています。甘みと香りがギュッと詰まったアグー豚のソーセージと、じっくりとソテーして甘みを引き出した岩津ねぎのパスタは、カラダも温まる冬のイチ押しメニューです。
ワイン好きのシェフが厳選したワインもたくさん用意しています。ちょっぴりマニアックな種類も取りそろえていて、その日のオススメ、お客さんの好み、料理などに合わせてチョイスしてくれますよ。お昼の「織食堂」とはまた違った、大人な雰囲気のディナータイムを楽しんで。
■詳細情報
■DATA
本記事はライターが取材・校正を行った上で作成した記事です。内容は2020年2月27日時点の情報のため、最新の情報とは異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。