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2018.12.14
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加西に新たな名物誕生!?まちおこしから生まれた「ろぱす」の『加西果実甘酒』

加西市北条町の旧市街地にあるソーシャルキッチンカフェ「 O Cha no Ma -おちゃのま-」。空き店舗の利活用をすすめる市のモデル事業の一環として、2018年4月にオープンした交流拠点です。この「おちゃのま」に、月に数回だけ明かりが灯る夜があります。フルーツや野菜を使った甘酒『加西果実甘酒』を販売する「ろぱす」が出店する、その名も「あまったれBar」。お酒…ではなく、甘酒を味わいながら、楽しいひとときを過ごしてみませんか?


まちおこし×加西の農産物×発酵食=『加西果実甘酒』


『加西果実甘酒』各種類1本690円

お米や野菜、フルーツなど、加西にはおいしいものがたくさん。それらの農産物を利用し、さらに今見直されている発酵食を取り入れて、地域に新しい名物を作れないだろうか?
3年前に始まった構想が、さまざまな試行錯誤ののち、2018年7月に『加西果実(フルーツ)甘酒』という形で実を結びました。

販売するのは、「合同会社ワンダーアースクリエイト」の自社ブランド「ろぱす」。“ローカル”の“ロハス”を“パスする(届ける)”をコンセプトに活動しています。

「地域の人やお客さんが参加できる商品作りを」と、試飲会を重ね、いろいろな意見を参考にしながら開発。甘酒のベースとなるお米と、ブドウ、トマトは地元産、モモは加東市のものを使うなど、できるだけ播磨地域の食材にこだわっています。

素材の色に染まった甘酒は見た目もかわいらしく、まちおこしの一端を担う加西の新たな名物になりそうです。


営業日は月数回!「ろぱすのあまったれBar」in「おちゃのま」

『加西果実甘酒』を味わうなら、加西市北条町の旧市街地にあるソーシャルキッチンカフェ「 O Cha no Ma-おちゃのま-」へ。月に数回、それも19:00から21:30の間だけ「ろぱすのあまったれBar」として営業しています。

「おちゃのま」は、空き店舗の利活用を提案する市のモデル事業の一環としてスタートした交流拠点。酒まんじゅうで親しまれていた和菓子屋の建物をリノベーションし、2018年4月にオープンしました。
運営は同じく「ワンダーアースクリエイト」。レンタルスペースとしても利用可能で、「ろぱす」のほかにも、月に数回の頻度でパンやスイーツ、ランチなど7~8店が出店しています。

さっぱり?甘め?お気に入りの味を見つけて


『加西果実甘酒』蕃茄(トマト) 200円

米麹を使った『加西果実甘酒』は、お米のつぶつぶ感がしっかりと残り、それでいてさらりと飲みやすい新鮮な喉ごし。ノンシュガーで、野菜やフルーツはすべて生のものを使っているので、ひと口飲めば自然な甘さが口いっぱいに広がります。

加西産のトマトを使った「蕃茄」はさっぱりと、「ベリーA」を使用した「葡萄」はさわやかで、「桃」は濃厚な甘み。種類によって甘さや口あたりが違うので、全種類味わってほしいとスタッフ。飲み比べて、お気に入りの味を見つけてみて。

栄養がギュッとつまっているから、朝食代わりにも○。ノンアルコールなので子どもでも安心ですね。



出合えたらラッキー!?気まぐれ甘酒スイーツ

『甘酒とゆずのロールケーキ』400円

スタッフの気まぐれで登場する『加西果実甘酒』を使ったスイーツにも注目。この日は『甘酒とゆずのロールケーキ』。お米のドリンクにちなみ米粉を使った生地はもっちりとして、砂糖の代わりに甘酒で甘みをつけた生クリームはまろやかな甘さ。真ん中のカスタードクリームには、ゆず果汁入りの『甘酒ジャム』が入っています。

ジャムは11月下旬に発売されたばかり。さらりとした甘酒とは違った濃厚な味わいです。

出店日によってどんなスイーツが登場するかはその日のお楽しみ。個数限定なので、出合えたらラッキーかも!? 寒い時期にうれしい『甘酒ぜんざい』も考案中なのだとか。

地域に根付く商品に

『加西果実甘酒』が購入できるのは、「おちゃのま」のほか、イベント出店やヤマダストアー新辻井店など。加西市内では1本690円で販売していますが、市外では790円。実際に加西を訪れて手にとってもらいたいと、この値段設定にしたのだそう。

加西の名物として地域に根付くように、たくさんの人に味わってもらえるように…そんな願いをこめて、販路拡大に力を注ぎ、味の改良や甘酒を使ったレシピの提案などに取り組んでいます。


“みんなで作る”をテーマに進化中

誰もが利用しやすいシンプルなデザインの「おちゃのま」には、まるでうろこのように板が貼り付けられた壁が。これは『1111の想いプロジェクト』という参画型プロジェクトで、板の裏には、地域の人たちがそれぞれにまちへの思いを綴っています。まだ製作途中のこの壁。1111人分の思いが壁を飾る日が楽しみですね。

“みんなで作る”をテーマに進化する『加西果実甘酒』と「おちゃのま」から目が離せません。

「あまったれBar」の出店日は「おちゃのま」公式インスタグラムでチェックして。ここに来れば、新しい発見があるかもしれませんよ。

■詳細情報

■DATA

ろぱすのあまったれBar(ソーシャルキッチンカフェ「O Cha no Ma -おちゃのま-」内)

所在地
兵庫県加西市北条町北条1098-9
電話番号
合同会社ワンダーアースクリエイト:090-8062-2235
営業時間
19:00~21:30

本記事はライターが取材・校正を行った上で作成した記事です。内容は2018年11月15日時点の情報のため、最新の情報とは異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。

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