神戸淡路鳴門自動車道津名一宮ICから車で約15分。淡路島の東海岸にある「さの小テラス」は,廃校になった小学校をリノベーションした複合施設です。施設の中には、カフェやベーカリーショップ、直売所などがあり、地元の人や観光客に人気のスポットとして注目されています。カフェスペース「さのカフェ」では淡路島の旬の食材が楽しめ、直売所では野菜や海産物、お土産の販売も。淡路島の魅力がたっぷり味わえること間違いなしです。
・「さの小テラス」
神戸淡路鳴門自動車道津名一宮ICから車で約15分の場所にある「さの小テラス」。廃校になった市立佐野小学校の校舎がリノベーションされ、2023年に地元の魅力を発信する複合施設として生まれ変わりました。
1階は、カフェやベーカリー、直売所、水産物の加工工場、2階はワカメやシラス漁業の展示室や調理室、3階は当時のまま再現された教室やシェアオフィス、カルチャー教室などがあります。観光客に人気のスポットであるとともに、地元の人が集う憩いの場にもなっています。
1階の直売所では、毎日港や生産者から届けられる新鮮な農産物や海産物、加工食品などを販売しています。新鮮な淡路島の食材がお得に買えるとあって観光客に大人気。同施設は淡路島で捕れたシラスやワカメの加工工場も併設していて、作りたてを購入することができるのも魅力の一つです。
淡路島ならではの雑貨も並びます。人気はタマネギ柄のテキスタイルを使ったトートバッグ。パッと目を惹くお洒落なデザインでプレゼントにもピッタリです。
・淡路島の食材が楽しめる「さのカフェ」
1階にある「さのカフェ」では淡路島の食材を使ったさまざまなメニューを味わうことができます。
店内は木のぬくもりが感じられる温かみのある空間となっていて、旅の合間にホッと一息つくのにぴったり。開放的なスペースでゆったりと落ち着いた時間を過ごせそう。
大きな窓から明るい日差しが差し込むバルコニーは、スタイリッシュな雰囲気。3卓あるソファー席は座面が広く、時間を忘れてくつろぐことができそうです。緑いっぱいのディスプレイに囲まれて気持ちをリフレッシュしてみては。
外には広々としたテラス席がスタンバイ。ペットと一緒に利用できるのもうれしいポイントです。校庭が見渡せるオープンな空間で子ども連れにも喜ばれそう。
テラス席の前には広大なした芝生のスペースがあり、ペットや子どもが遊ぶのにピッタリ。緑の中で自由に走り回って、のびのびと遊ぶことができます。
・島の食材を使った多彩なメニュー
『口どけ生シラスと海の恵み四彩丼』2,200円 ※4月末~11月ごろ限定
観光客に人気の『口どけ生シラスと海の恵み四彩丼(しさいどん)』は4月末から11月までの季節限定メニュー。ごはんの上に盛り付けられている生シラスと釜揚げシラス、鯛の漬け、ワカメ、卵はすべて淡路島産です。たっぷりと色鮮やかに盛り付けられ、ほのかに香る磯の香りが食欲をそそります。
新鮮さの証である生シラスは淡路島のご当地グルメ。銀色にキラキラ光ってまるで宝石のようです。口に入れると、ぷりぷりした食感とほのかな甘みがクセになるなおいしさ。同店のシラス丼は生シラスと釜揚げシラスが同時に味わえ、卵やのり、鯛の漬けなどさまざまな味のハーモニーが一度に体験できる贅沢などんぶりとなっています。
『釜揚げしらす丼』1,500円
『釜揚げしらす丼』は地元津名、地区で水揚げされ、施設内で加工した釜揚げシラスがたっぷり。ゆでたてのシラスはふわふわで、口の中でほどけるような柔らかさです。なんと、シラスは盛り放題!通常の2倍盛りを希望する人も多いのだとか。一般的に、釜揚げシラスは海水でゆでますが、同施設では地下からくみ上げた天然水でゆでるので臭みやえぐみがないのが特徴。シラスが苦手な人にもぜひ試してほしい一品です。
『兵庫県産バジルのしらすジェノベーゼ(自家製パン・サラダ・スープ付)』1,300円
『兵庫県産バジルのしらすジェノベーゼ』は女性に人気のパスタメニュー。鮮やかな緑のジェノベーゼの上にふわふわの釜揚げシラスがたっぷりトッピングされています。バジルとニンニクのガツンとした風味と爽やかなシラスのハーモニーが絶妙。和と洋の意外な組み合わせに驚かされます。
その他にも、『淡路牛の牛丼』(1,500円)や『淡路鶏の親子丼』(1,000円)など淡路島の食材を使ったメニューがスタンバイ。料理に使われている野菜やワカメは同施設の直売所でも販売しているのでお土産として購入することもできます。淡路島の恵みを味わいたいなら同店を訪れて間違いなしです。
・焼きたてパンが自慢の「しらすベーカリー」
同施設の入り口にある「しらすベーカリー」は、自家製のパンを使用したハンバーガーやスナックなどを販売しています。地元の食材を使用した淡路島バーガーが手ごろな価格で食べられるとあって大人気です。売り切れ次第終了となるので早めの来店がベスト。
『淡路牛ビーフバーガー』(単品)700円、(ポテトセット)900円
1番の人気メニュー『淡路牛ビーフバーガー』はボリューム満点の一品。中に挟まれているのは、添加物をいっさい使用せず、淡路牛100%で作られたハンバーグと、淡路島産タマネギのオニオンリングです。ハンバーグは粗挽(び)き肉のジューシーな香りと肉々しい食感で食べ応え抜群。オニオンリングは甘みが強く、肉汁と絶妙にマッチ。
ハンバーグは「さのカフェ」で『ハンバーグプレート』(1,500円)として注文できるほか、直売所でも購入できます。
『タルタルフィッシュバーガー』(単品)380円、(ポテトセット)580円
『タルタルフィッシュバーガー』は、バンズからはみ出るほど大きな魚フライにびっくり。淡路島で捕れた「ガンゾウヒラメを」使用していていて、新鮮な魚のうま味がギュッつまっています。
使用されているバンズは直売所でも販売されている自家製の「塩パン」。「淡路島の藻塩」を使用していて、こちらも売り切れるほどの人気商品です。
ノスタルジック雰囲気の中で、いろんな楽しみ方ができる「さの小テラス」。ぜひ立ち寄って楽しいひとときを過ごしてみては。
■詳細情報
■DATA
本記事はライターが取材・校正を行った上で作成した記事です。内容は2025年6月29日時点の情報のため、最新の情報とは異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。