兵庫県はりまエリアの“楽しい”をチョイスする地域情報サイト TANOSU [タノス]
2025.3.2
5,166 views

【加古川】「scena(シーナ)」オープン!本格イタリアンとデキャンタワインをカジュアルに♪

2025年1月31日、JR加古川駅南口から徒歩2分ほどの場所に「scena(シーナ)」がオープン!ワインの本場イタリアのように、“デキャンタ”というガラスの容器に入ったワインを数人で分け合いながら楽しめる、カジュアルイタリアンのお店です。イタリアン一筋で腕を磨いてきたシェフが作る料理は、前菜からパスタ、メイン、デザートにいたるまで本格的。加古川駅前で“イタリアの風”を感じませんか?

・「scena(シーナ)」

JR加古川駅から歩いて2分ほどのところに、2025年1月31日にオープンした「scena(シーナ)」は、カジュアルイタリアンとワインの店。駅近という立地の良さに加え、本格イタリアンとナチュラルワインを手の届きやすい価格で豊富にそろえているとあって、普段遣いしやすいのが魅力です。

2025年2月現在はディナー営業のみですが、今後は曜日限定でランチも予定しているそう。ランチタイムのみ空間を貸し出し、間借りのランチ営業も考えているとのことで、イタリアン以外も楽しめる日が来るかも!?最新情報は公式Instagramをチェックして。➡︎公式Instagramはこちら

キッチンと客席がひとつながりになった開放感あふれる店内は、店主がインテリアデザイナーと創り上げたこだわりの空間。おひとり様でもひとたびこのハイチェアに腰掛ければ世界観に引き込まれ、ワインもスタッフとの会話も止まらなくなりますよ♪

テーブル席は、2人掛けと4人掛けをそれぞれ2卓ずつスタンバイ。約20人が入るほどのほどよい広さで、女子会や小宴会にもぴったりです。

生まれも育ちも加古川市の店主は調理専門学校を卒業後、イタリア料理店に就職。イタリアン一筋で腕を磨き上げ、20代という若さで店長にまで上り詰め、念願叶ってこの店をオープンしました。「お客様一人ひとりとの出会いの場面(シーン)を大切にしたい」との思いから、“scene”をイタリア風になぞらえたのが店名の「scena」。お客さんもお店の人もおしゃべりを気さくに楽しめるような“心の近さ”を大切にした、明るい雰囲気が魅力です。


・本場イタリアの“デキャンタスタイル”で味わうワイン

『テーブルワイン(デキャンタ)』2,000円

ワインは、グラスかデキャンタで味わう「テーブルワイン」と、グラスかボトルでオーダー可能な「ナチュラルワイン」を用意。「ワインの本場・イタリアのようにスルスルと飲んでほしい」との思いから、“デキャンタスタイル”を推奨しています。

デキャンタとは、ワイン専用のガラス容器のこと。ボトルから移し替える工程を経ることでワインが空気に触れ、余分な沈殿物が取り除かれるそう。グラスで飲むよりも味が丸くなり、芳醇なアロマを楽しめるのが特長です。

同店では「テーブルワイン」を赤と白の2種類スタンバイしていて、どちらもイタリアから取り寄せた「ボルゴノーヴォ社」のデキャンタとカップグラスで提供するのがこだわり。デキャンタには1杯500円のグラスワインが5杯分入って、1杯分お得なのもうれしいですね♪

『本日のおすすめワイン(グラス)』(1杯)800~1,200円

砂糖や添加物、保存料などを使わず、熟成させたブドウ果汁だけで作る「ナチュラルワイン」も常時7種類ほどそろえています。播州産のご当地ワイン「vin-shu(ヴァンシュウ)」や希少価値の高い「Gaio Gaio(ガイオ・ガイオ)」などがラインアップ!「料理に合わせてワインを選びたい」という人は、店主に相談しながら選んでみては?

・値段はカジュアル、味は本格的なイタリアンメニュー

『前菜の盛り合わせ』(1人前)1,100円 ※写真は2人前

「ファースト・オーダーはぜひこの一品を」と店主が自信を持っておすすめするのが『前菜の盛り合わせ』。創意工夫した6~7種類ほどの前菜がお皿を埋め尽くすカラフルなプレートから、優雅にディナーをスタートしませんか?

内容は店主の気まぐれや仕入れ状況によって細かく変わり、この日は低温調理でしっとり仕上げた「自家製ポークハム」や播州産のイノシシを使った「レバーパテ」、トンナートソース※をかけた「鶏のハム」などがお目見え。地元の素材をなるべく多く取り入れるなど、素材選びからこだわっています。時には市内の魚屋「ざぶ~ん」から仕入れた鮮魚を使った前菜も登場し、毎日食べても飽きのこないラインアップ。

※トンナートソースとは…ツナやケイパー、マヨネーズなどを合わせたイタリア料理の定番ソースのこと

『サフラン香る チーズリゾット』1,300円

冷前菜の次は、温前菜かパスタ&リゾットを。魚醤が香るペペロンチーノや播州産の卵を使ったカルボナーラなど、パスタメニューも捨てがたいですが、サフランで色付けをした目にも美しいリゾットがおすすめです。

有機農法で大切に育てられた地元産のお米を、バターやエクストラヴァージンオリーブオイル、削りたてのグラナパダーノチーズなどでシンプルに炊き上げるのが本場のリゾットの作り方。サフランで黄色く色付けするのはミラノ風の作り方で、爽やかな香りがふわっと鼻から抜けます。

同店では日本人の舌に合わせて、本場よりもちょっぴり柔らかめに炊き上げているのがポイント。とはいえ、お米の食感もほどよく残っていて、噛むほどに食感とお米本来の甘みが楽しめます。

『豚肩ロースの炭焼き』1,800円

ディナーの後半は、お肉料理で豪快に締めくくって♪店主イチオシの『豚肩ロースの炭焼き』は、豚肩ロースのブロック肉を半日以上塩でマリネし、中にハーブを巻き込んでから低温でゆっくり焼き上げ、注文を受けてから炭火で焼く同店のオリジナルメニュー。料理の完成を待つ間の炭の香ばしい香りに高揚感が高まります。

ワッと驚くほど大きなポークステーキは、フォークとナイフで食べやすいサイズにカットし、お好みで粒マスタードを付けて召し上がれ♪4~5種類のハーブが生み出す香りとお肉からあふれ出る脂の甘みのハーモニーは、家庭では絶対に真似できないおいしさ。赤ワイン片手に味わえば、より一層お肉のうま味も炭火の風味も堪能することができます。



・デザートはイタリアンドルチェ「ティラミス」を用意

『クラシックティラミス』600円

専門学校時代、イタリアンだけでなく製菓も習っていたという店主が作るデザートにも注目を。中でも『クラシックティラミス』が店主の得意メニューで、とろけるような口溶けとクリーミーな味わいに虜(とりこ)になります。

断面を見ただけでも、その口溶けの良さが伝わるはず。コーヒーを染み込ませたビターなスポンジの上に、マスカルポーネクリームをたんまりのせ、ココアを振りかけた王道のスタイルですが、マスカルポーネチーズに8分立てにした生クリームと卵を混ぜ合わせたクリームに、高温のシロップを注ぐのが“scena流”。ゼラチンを使わず、卵が60℃を超えると固まる凝固性を生かす製法を取り入れることで、この独特の食感が生み出されるんだとか。お腹いっぱいでも別腹でぺろりと平らげてしまえる軽さが自慢です。

イタリアンとワインをゆるりと味わえるカジュアルイタリアンの店「scena」。店内からはJR加古川駅が見えるほど駅から近く、軽く一杯飲みたい日にふらっと立ち寄れる気軽さを備えながら、記念日ディナーにもふさわしい本格的なメニューもそろえています。ワインが好きな人もそうでない人も、ぜひ一度魅力あふれるワインの世界をのぞきに足を踏み入れてみて♪

■詳細情報

■DATA

scena(シーナ)

所在地
兵庫県加古川市加古川町溝之口751 青山ビル1階
電話番号
050-8884-1260
営業時間
17:00~23:00(L.O.22:00)

本記事はライターが取材・校正を行った上で作成した記事です。内容は2025年2月10日時点の情報のため、最新の情報とは異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。

この記事をお気に入りに保存する
TOP