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2024.11.7
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【姫路】「りょうりとおさけ ドゥ・クルール」で本格的なフレンチのコースを気軽に♪ワインも豊富

各線姫路駅から徒歩約8分、二階町で10年続く「りょうりとおさけ deux couleurs(ドゥ・クルール)」。駅からの道中は商店街のアーケードで繋がっているため雨の日でもほとんど濡れずにアクセスでき、立地も抜群のフランス料理店です。同店の自慢は、大阪や神戸で腕を磨いたフレンチシェフが作るフランス料理と、ソムリエが厳選した400本もの豊富なワイン。昼夜問わずワインを片手にくつろげる“酒飲みのための大人の遊び場”で、大人の余暇を彩ってみては?

・「りょうりとおさけ deux couleurs(ドゥ・クルール)」

「酒飲みの酒飲みによる酒飲みのための大人の遊び場」として、お酒と料理をこよなく愛するフレンチのシェフとワインソムリエが2013年にオープンした「りょうりとおさけ deux couleurs(ドゥ・クルール)」。10年経っても色あせない若草色の扉や「86」と書かれた人工大理石のあしらいが、異国の雰囲気を醸(かも)し出しています。

お店があるのはJR・山陽電車姫路駅から北に8分ほど歩いたところ。駅から10分圏内という近さと、アーケードを使えば雨の日でも濡れないという立地の良さからこの場所を選んだそう。駅前商店街・おみぞ筋から一本北側に位置するため、ほどよい静けさも感じられる隠れ家チックな雰囲気も魅力です。

お酒好きの女性設計士がデザインしたという店内は、隅々まで“お酒好きが喜ぶ仕掛け”が凝らされています。おひとり様がふらっと立ち寄りやすいL字型のカウンター席や、ワイングラスが飾られた壁面収納、約240本のワインが入る大型のワインセラーなど見どころ満載♪

また、訪れる人数やシーンによってレイアウトを変えられるテーブル席もスタンバイしているので、少人数から大人数まで柔軟に対応してもらえるのもポイント。ランチ・ディナー問わず予約で席が埋まっている日もあるので、事前に予定が決まっている場合は電話予約をしてからの来店がおすすめです。

大阪や神戸でフランス料理の腕を磨いたシェフと、とにかくお酒が大好きでお酒に関する数々の資格を持つソムリエが二人三脚で営む「りょうりとおさけ ドゥ・クルール」。フランス語で「2つの色」を表す店名には、赤と白の2色のワインのほかに、シェフとソムリエという“個の色”を尊重する意味合いも隠れているそう。

大型のものを含め、店内に4つあるワインセラーの中には、「JSA認定シニアソムリエ」や「唎酒師(ききざけし)」、「公式ベネンシアドール」などの資格を持つソムリエがワインの品評会や試飲会で実際に飲み、おいしいと感じたものも豊富に取りそろえています。

「お気に入りのワインを嗜んだり、コース料理一品一品に合わせてちょっとずつペアリングを楽しんだりと、お客様一人ひとりに合わせて提供スタイルを変えています」と話すソムリエ。中でもシャンパーニュ『ダニエル・デュモン・ブリュット』は、青リンゴや柑橘のような爽やかな味わいを持ち、前菜からデザートまで楽しめるとあって人気があります。


・ランチは金・土・日限定!コースを3,000円以下で♪

『Lunch course』2,800円
※金・土・日の11:30~14:30(L.O.13:00)限定

金・土・日のみ提供しているランチは、是が非でも一度は食べに行ってほしいコース内容。スープ・オードブル・肉or魚料理・自家製パン・デザート・食後のドリンクがつくフレンチのコース料理が3,000円以下で味わえ、コスパも文句なしです。

まず最初にテーブルへ運ばれてくるスープは旬の素材が主役。取材日は、色鮮やかな黄色いスープ「ニンジンのポタージュ」でした。ニンジン本来の甘みを凝縮した濃厚なポタージュの上に、細かい気泡をたっぷりとのせた一風変わったビジュアルに注目を。泡の正体はなんとコーヒー!ほろ苦い風味が加わることで、逆に野菜の甘みが引き立ち、ちょっぴり大人で上質な味わいに仕上がっています。

自家製のパンも専門店に引けを取らないほど本格的。前菜からメインまで、どの料理にも合うようにと風味のある全粒粉をブレンド。仕込み水に昆布出汁を使うテクニック、そしてふかふかとした柔らかさや歯切れの良さに驚かされます。

取材日のオードブルは、シェフ渾身の「パテ・ド・カンパーニュ サラダ添え」。豚肉に鶏レバーやスパイスを合わせて蒸し焼きにしたフランスの伝統料理です。同店のものは臭みがなくジューシーで、丁寧な手仕事が感じられる仕上がり。

付け合わせのリーフの下にも、レンズ豆の煮込みや紫キャベツのマリネなどが隠されていて、一口ずつ食べ進めるごとに発見や楽しみが待っています。お好みでマスタードを付けて召し上がれ。

メインは「天草ポークロース肉のグリエ マスタードソース」が登場!北海道産十勝の黒豚か、この長崎県産天草ポークだけを使うのがシェフのこだわりなんだとか。脂がくどくなく、それでいて甘みが強いのが特徴で、2種類のマスタードを使ったフルーティーなソースとの相性が抜群。脂の多いロース肉もこのソースのおかげであっさりといただけます。

デザートは、2,800円のコースと4,500円のコースどちらも共通で、内容はその時々で変わります。取材日は「ココナッツのブランマンジェ 抹茶のソース」がお目見え。ローストしたココナッツの香りを、生クリームや牛乳で作ったブランマンジェに閉じ込めた風味豊かな一品です。トップには抹茶のソースがとろ~り。抹茶とココナッツの異国な組み合わせは、お腹いっぱいでも受け入れやすい優しい味わいです。

食後のドリンクは、オリジナルブレンドの豆を使った「コーヒー」か「エスプレッソ」、紅茶専門店「LUPICIA」の「紅茶」、差額を追加すれば「ブラッドオレンジジュース」や「ジンジャエール」などのソフトドリンクからも選べます。

・記念日にはワンランク上の予約制ランチを

『deux couleurs course』4,500円
※金・土・日の11:30~14:30(L.O.12:30)限定。前日までに要予約

記念日や誕生日といった特別な日には、ワンランク上の『deux couleurs course』がおすすめ。スープ・アミューズ・オードブル・魚料理・肉料理・自家製パン・デザート・食後のドリンクと、憧れのフルコースを昼から堪能できる充足感に満ちたメニューです。

素材はもちろん、料理を引き立てる器も特別仕様で、シェフが丹波で一目ぼれした窯元「丹誠窯」で特別に焼いてもらった丹波立杭焼を中心に使っています。

スープからアミューズ、メインまですべてその日の仕入れにより内容が変わり、訪れるたびに新しい出合いが待っています。

取材日のアミューズは鳥取県境港から仕入れた「炙りヨコワマグロのサラダ仕立て」。脂のりが良いマグロの表面をサッと炙り、酸味の利いたソースや薬味で飾った一品です。ミョウガや大葉を使ったちょっぴり和テイストな着想は、以前勤めていたホテルで和食も手がけていた経験から。フレンチの枠を超えた独創的な発想力の高さも、ファンの心を魅了している理由の一つです。

オードブルは「サーモンのムース イクラのクリームソース」。サーモンとイクラという贅沢すぎる“親子”をお皿の上で同調させた一品で、サーモンのうま味と魚卵のコクがたまりません。サーモンのマリネをベースにしたムースの上に、さらにサーモンのマリネを後のせする豪快さに反して、味わいはおどろくほどクリーミーで繊細。空心菜の青さとシャキシャキとした食感が全体をまとめるのに一役買っています。

魚のメイン料理「サワラのポワレ ポルチーニ茸のソース」は、淡白なサワラを香り高いポルチーニ茸のソースで濃厚に仕上げたフレンチらしい一皿。付け合わせのジャガイモのピューレにはシラスを忍ばせ、どんなワインにも合うほどよい塩味を加えるのがミソです。思わずお酒がぐいぐい進みますよ♪

メインを飾るのは「アンガス牛カイノミのグリエ」。和牛と比べてうま味の少ないアンガス牛の風味を十二分に引き出すため、一晩ほど冷蔵庫で寝かすのが“ドゥ・クルール流”。さらに、赤ワインソースだけでなく熟成黒ニンニクのソースをブレンドすることで、ソース自体のコクも深めて、より食べ応えのある濃厚な味わいに仕上げています。

見た目は赤身でも、食べると驚くほどやわらかくジューシーで、そのギャップに惚れぼれ。オーブンに何度も出し入れすることで、肉にストレスをかけずに火を通すことができ、このやわらかさが生まれるそう。肉だけでなく、引き立て役となる野菜でさえも、茹でたてを使ったり、素材によって調理方を変えたりと、細部までこだわりが尽きません。

夜は豊富なワインとともに、3種類のコース(5,000円~)もスタンバイ。手間暇惜しまず作ったフランス料理をランチなら2,000円台から提供するという価格設定はもちろん、いつでもベストの状態を味わってほしいと付け合わせですらも出来たてにこだわる心意気は、お客さんの笑顔のため、そしてお酒好きが純粋にお酒を楽しめる空間づくりのため。店主二人の熱い思いが一品一品から伝わってくるお店です。

しっとりと落ち着けるシックな店内で気の合う相手とグラスを傾け、料理とお酒を堪能してみては?

■詳細情報

■DATA

りょうりとおさけ deux couleurs(ドゥ・クルール)

所在地
兵庫県姫路市二階町86
電話番号
079-226-5505
営業時間
【金~日曜日】
ランチ/11:30~14:30(L.O.13:00)
ディナー/18:00~22:00(料理L.O.20:00)
【月・木曜日・祝日】
18:00~22:00(料理L.O.20:00)
※12歳以下入店不可

本記事はライターが取材・校正を行った上で作成した記事です。内容は2024年10月16日時点の情報のため、最新の情報とは異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。

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