姫路市花田町にある一軒家レストラン「わごはんキッチンRisho(リショウ)」は、日本料理店で20年以上修行を積んだ和食料理人が営むお店。出汁からこだわった本格的な和食をカフェのようなカジュアルな空間で味わえるのが自慢です。インスタで話題沸騰中の“ひきだしランチ”は、ちょっぴり気分を上げたい日やご褒美ママ友ランチにぴったり♪昼飲みも歓迎なので、昼からパ~ッと食事もお酒も楽しみませんか?
・「わごはんキッチンRisho(リショウ)」
姫路市花田町にある「わごはんキッチンRisho(リショウ)」は、姫路市花田町にある和食のお店。カフェのようなカントリーな外観に反して、ここで味わえるのは本格的な和食というギャップが魅力の一つでもあります。
店主は調理師免許を取得後、実家が営む日本料理店で20年以上修行を積んだ和食専門の料理人。そこで出汁のとり方から素材の扱い方まで、料理のイロハを学んだそう。「本格的な和食をもっと身近で気軽に味わってほしい」との思いから、2023年6月に独立しました。
地域密着で、若い世代や地元の人が近所のごはん屋さんやカフェに行くような感覚で使ってもらえるようなカジュアルな空間に仕上げたいと、明るい色を基調にしています。
元は壁でふさがれて閉鎖的だったところを大胆にくり抜き、新しく設えたカウンター席はおひとり様や昼飲みを楽しみたい人におすすめです。ハイチェアに腰掛けてビールを一杯…なんてバー気分を昼から楽しめますよ♪
奥には大人6人が足を伸ばしてくつろげる座敷席を2卓ほどスタンバイ。どちらも掘りごたつ式でゆったりしています。首が座っていない赤ちゃんでも一緒に外食してリフレッシュしたいという、子育て真っ盛りのファミリーも、ここなら気兼ねなく食事が楽しめそうですね。
・中から何が出るかドキドキ!『Rishoのひきだし』
『Rishoのひきだし(ドリンク付き)』2,500円
ランチセットは定食4種類と丼5種類の合計9つのメニューがラインアップ。定食はすべて、店主が細部にまでこだわり抜いた惣菜が必ず味わえる構成で、お腹も心も“和”でいっぱいに満たしてくれます。
縁起の良い七福神のお皿に惣菜を盛り付けた『七福さん』(1,800円)と『Rishoのひきだし』は、日々人気争いをしている二大看板メニュー。ここ最近はInstagramの“リール動画ブーム”をきっかけにひきだしランチの方が人気に火が付き、No.1の座を手にしています。
実家の日本料理店で懐石料理を出すときに使っていたというこの引き出しは、実家での役目を終えた末に店主が譲り受けたもの。3段の引き出しにはそれぞれ天ぷらや惣菜、刺し身、焼き物などが入っていて、中身はそのときどきで内容が変わります。引き出しを開くまでのドキドキ感がたまりません♪
上段は天ぷらと5種類ほどのおかずが彩りよく詰められています。ひじきの煮物やナス田楽といった家庭料理だけでなく、冬瓜の上に鯛の煮こごりをのせたプロの技巧が光る一品も。
和食の命ともいえる出汁は、料理ごとに昆布を変えるほどのこだわりぶり。煮物用・汁物用・和え物用など、それぞれで使い分けているんだとか。
中段は刺し身、下段は焼き物と、引き出しの中はおせち料理に出てくるような手の込んだ料理ばかりで埋め尽くされています。取材日の刺し身はカツオのタタキと甘エビ、ヒラメの昆布締めの3種類。地元の鮮魚店で目利きしてもらった新鮮なものを使っているので、何も付けなくても素材本来の甘みが十二分に感じられます。
マナガツオの西京焼きやムカゴの串焼き、バイガイなど、普段あまり見かけないような縁起が良い素材をランチで気軽に味わえるのは同店ならでは。七五三や長寿祝いなど、おめでたい行事のあとの会席をカジュアルに済ませたい日にも良さそうですね。
・ど~んと穴子の天ぷらが丸ごと1本!大迫力の天丼も
『穴子1本揚丼』1,500円
うなぎや穴子といった長物を扱えるのも、日本料理店で修行していたからこそ。焼きたての『うな飯』(2,000円~)も人気ですが、姫路といえばやっぱり穴子!穴子を丸ごと1本使ったダイナミックな天丼が店主のイチオシです。
ナスやカボチャなどの旬の野菜天の後ろで、クロスするようにど~んと豪快に盛り付けられているのが穴子の天ぷら。時間が経ってもサクサク感が続くようにと衣の配合や温度、揚げ方など、目に見えない部分まで抜かりなくこだわられています。
天ぷらの食べ方は、かつおと昆布の合わせ出汁をベースにした「特製天つゆ」のほか、「山椒塩」や「自家製甘ダレ」の3種類。まずは塩で穴子のあっさりとした風味を上品に味わい、次に天つゆで出汁とのハーモニーを楽しむというように、食べ順を考えながらいただくとより一層穴子を堪能できるのでおすすめです。
「天ぷらを少し楽しまれた後は、ぜひご飯に直接甘ダレをかけて召し上がってみてください」と店主からの一声。市川町産の「ヒノヒカリ」一粒一粒にタレが絡み、やみつきになること間違いなし!タレの一滴まで余さず味わい尽くして♪
・昼飲み大歓迎♪不定期で夜営業も
『せいろ蒸し』1,000円、『生ビール』550円
同店では11:00~16:00の営業時間内にいつでもアルコールを提供していて、昼飲み大歓迎とのこと。朝に畑仕事を済ませ、昼からビールを一杯飲んでリフレッシュする地元の常連客も少なくありません。
昼飲みのお客さんの中にはセットで頼む人もいれば、『せいろ蒸し』や『お造り三種』(各1,000円)などの単品を組み合わせる人も。その日の気分で選んでみて♪
定食でも人気の『せいろ蒸し』は、自家製のタマネギドレッシングでいただくのが“Risho流”です。さらに、せいろの木の香りが立ち上がる蒸気とともに素材に移ることで、素材一つひとつの風味を引き立てます。
中身はサーモンやエビ、ホタテといった魚介類と、宮崎県産もち豚の豚バラ肉、地元野菜など5種類以上。溶け出た豚の脂の甘みや魚介の風味、それらの“天然のうま味のエキス”が染み込んだ野菜はどれもアルコールドリンクによく合い、昼からお酒が止まらなくなりますよ♪
また、月に数回、土曜日に不定期で夜営業もしています。夜はメニューがガラリと変わり、お酒に合うお酒に合う一品料理が中心。営業日は公式Instagramで確認を。➡︎公式Instagramはこちら
・食後でもペロリ♪小さな『ミニパフェ』が女性に人気
『ミニパフェ』400円
甘いスイーツは別腹という女性に人気の『ミニパフェ』は、トッピングが毎日変わる日替わりメニュー。小さなパフェグラスにコーンフレークやアイス、ホイップ、そして旬のフルーツが数種類飾られています。取材日のフルーツは梨とシャインマスカットに、自家製モモのコンポート。秋の訪れを感じる組み合わせでした。
ランチメニューはどれも盛り付けにまでこだわられているため、全メニュー予約がベター。また、子ども連れで来店する場合は、予約者限定でキッズメニューにも個別で対応してもらえるので電話で気軽に相談してみては。
■詳細情報
■DATA
わごはんキッチンRisho(リショウ)
- 所在地
- 兵庫県姫路市花田町小川219-8
- 電話番号
- 079-263-8867
- 営業時間
- ランチ/11:00~16:00(L.O.14:30)
カフェ/11:00~16:00
ディナー/17:30~21:00 - ※ディナーは不定期で土曜日に営業。スケジュールは公式Instagramで確認を。
本記事はライターが取材・校正を行った上で作成した記事です。内容は2024年9月9日時点の情報のため、最新の情報とは異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。