「シェフの貝どころ」は、元シェフが播磨灘の海で丹精込めてアサリを育てる養殖業者。ふるさと納税やオンラインショップで贈答用を販売する同店が、「地元のおいしい食材やこの地の魅力を地元民にこそ知ってほしい」との思いで、姫路市白浜町にある「妻鹿(めが)漁港」で直売もしています。販売時期は2月~4月上旬のわずか2カ月あまり。この時期にしか味わえない、身がパンパンに詰まった極上のアサリをぜひ買いに訪れて♪
・「シェフの貝どころ」
姫路市白浜の海でアサリを育てる「シェフの貝どころ」は、元シェフが営むアサリの養殖業者。フレンチや洋食、カフェなど、さまざまなジャンルのレストランで約10年腕をふるう中で、「価値があるものをゼロから作りお客さんの元へ届けたい」との思いで、第一次産業への転職を一大決心したそう。かつては特産品になるほど天然アサリが採れた播磨灘が廃れていっている現況を知り、アサリの養殖を始めました。
「シェフの貝どころ」の活アサリは、なんといっても身入りの良さが桁違い!その理由は、播磨灘の入り組んだ地形と、市川を伝って天然のミネラルが注ぎ込まれ、アサリの餌となるプランクトンが豊富に存在するから。栄養豊富な播磨灘で3~4カ月ものあいだ育てることで、天然アサリの約1.5倍の身入りと濃厚な味わいに仕上がります。
養殖業を始めるにあたり、室津のアサリ養殖事業者の元で育て方や孵化(ふか)の仕方など、一から専門家に教わったそう。教わった知識やスキルを大切にしながら、「どんな味わいのアサリに育てたいか」といったシェフとしての知見も生かして丹精込めて育てています。例えば、アサリのうま味成分“グルタミン酸”が高くなるように、あえてアサリに強いストレスをかけているとか。「シェフの時代にいろんな食材を知り尽くしたからこそ作りたい味のイメージが浮かび、作業効率も上がるんです」と語ります。
・もはや幻!?希少な純国産「白浜のあさり」の生産も
普段、スーパーで見かけるアサリのほとんどが中国産や韓国産のものとなり、今や全体の1%にも満たないほど希少な国産アサリ。法律では輸入したアサリを1年半以上、国内で養殖した場合は国産と表示して良いことになっていますが、まだまだ少ないのが現状です。そんな中、「シェフの貝どころ」が挑戦しているのが純国産の天然アサリ「白浜のあさり」。国産アサリのオスとメスを受精させ、卵から育てるこだわりの逸品です。
同店で取り扱っている活アサリは生育期間が3~4カ月なのに対し、「白浜のあさり」はなんと2年もかけて育てるから驚き!その大きさと殻の年輪の美しさは比較すると一目瞭然です。特大サイズはハマグリと見間違えてしまいそうなほど大きく、一粒でもずっしりとした重さ。殻の中には身がパンパンに詰まっていて、時には内側から殻を割るほど新鮮で元気があります。
水で育ったいわゆる“水膨れ”ではなく、プランクトンをたくさん食べて育っているので、加熱しても身が縮まないのがポイント!うま味がぎっしりと詰まっていて、ホタテのようにりっぱな貝柱を持ちます。
「白浜のあさり」は、ふるさと納税や公式オンラインショップで販売しています。「旬のおいしさを味わってほしい」との思いから、販売期間は旬の2月~4月上旬のみ。冷凍でも一切販売していないので、たった2カ月あまり限定のプレミアムなアサリです。専用の箱に入っているので、贈答や手土産にもおすすめ。公式オンラインショップをぜひチェックしてみて。➡︎公式オンラインショップはこちら
・地元民必見!2月~4月上旬は「妻鹿漁港」で直売も!
姫路や加古川など、地元に住む人は必見!2月~4月上旬の日曜、6:00~9:00の3時間限定で、姫路市白浜町にある「妻鹿(めが)漁港」の一角で直売をしています。売り切れ次第終了なので、早起きをして早めの時間に訪れるのがおすすめです。
直売限定で、買い求めやすい価格で少量ずつ購入できるのがうれしいポイント!500円(180g)、1,000円(400g)、1,500円(600g)の3種類を袋入り販売しています。
室津産の牡蠣も白浜で育て、一緒に販売しているので合わせてチェックして。小ぶりながらもうま味がぎっしり詰まった濃厚な味わいが「室津産白浜育ちの牡蠣」の特徴です。新鮮なので蒸したり焼いたりするのはもちろん、加熱した牡蠣にレモンを絞って食べても絶品ですよ♪
・シェフ直伝!おいしいアサリレシピ
加熱しても縮まないので、定番のみそ汁や酒蒸し以外に、ペペロンチーノやバターしょう油ソテーといった炒めものにするのもGOOD!また、オンラインショップやふるさと納税で購入した人限定で、シェフ考案のオリジナルアサリレシピが付くので、気になる人はオンラインを利用してみて。直売所ではアサリの砂抜きの方法や簡単な調理テクニックなどの相談も受け付けています。
さまざまなレストランで“本物の味”を知り尽くしたシェフが、本気でアサリと向き合い育てた「シェフの貝どころ」のアサリ。「火を通すとブヨブヨになって縮むアサリの独特の食感が苦手」という人や「アサリ独特の臭いがちょっと…」と苦手だった人にこそ食べてほしい渾身の逸品です。自宅用に、手土産に、贈答に。ちょっぴり奮発して、そのおいしさをいろんな人と確かめ合ってみて。
■詳細情報
■DATA
本記事はライターが取材・校正を行った上で作成した記事です。内容は2023年2月13日時点の情報のため、最新の情報とは異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。