明石市にオープンした「くじらのおうち」は、ママも子どもも楽しめる完全予約制の親子カフェ。広いキッズスペースはもちろん、授乳室や食事エプロンの貸し出しなど、子連れママにとってありがたいサービスがたくさん。料理にもこだわり、野菜たっぷりの“重ね煮”を使用したランチは健康的でホッとする味わいです。
親子で楽しめるカフェ「くじらのおうち」
JR明石駅から歩いて7分、路地裏の建物の2階にある「くじらのおうち」。ママや子どもたちの心が和み、おいしい食事で元気になる場を提供したいと2020年11月25日にオープンしました。階段でのベビーカーの上げ下ろしは手伝ってもらえるのでスタッフに声掛けを。
営業は週3日で完全予約制です。新しい生活様式を取り入れ、1日4組限定で、時間を2部制に区切り2組ごとに案内しています。
店名の「くじらのおうち」は世界中を周遊するクジラにインスピレーションを受けて名付けたそう。さまざまな社会に触れることができる、アットホームで居心地の良い空間にしたいという願いが込められています。
ワクワクがいっぱいのキッズスペース
自慢のキッズスペースは店のほぼ半分の広さを誇り、どの席からでも子どもを見守ることができます。ジョイントマットが敷かれているので、小さい子どもがハイハイしたり横になってもOK。
絵本やおもちゃもたくさんあり、子連れでもゆっくり食事を楽しむことができます。
子どもが喜ぶ仕掛けを作りたいと、二段ベッドをリメイク。奥には秘密基地のようなスペースもあり、隠れることが大好きな子どもたちにとってワクワクする空間です。中にはクッション素材の壁紙を貼っているので、子どもはのびのび遊べそう。
オムツ替え用ベッドや子ども用便座はもちろん、ママの声を反映して授乳室も新設しました。クーハンや食事エプロンの貸し出しのほか、離乳食の温めやミルク用の湯も準備してもらえるので気軽に声掛けを。子ども用には、倒れても中身がこぼれないコップや割れない食器を使っているのもうれしい心遣いですね。
座敷 | ○ | 子ども用いす | ○ | オムツ替え | ○ |
個室 | × | 離乳食持ち込み | ○ | 禁煙 | ○ |
ベビーカー入店 | ○ | キッズメニュー | ○ | 喫煙 | × |
子ども用食器 | ○ | 授乳スペース | ○ |
重ね煮を使ったカラダに優しい手作りランチ
“大切な人に食べてもらいたい料理”を心掛け、料理はすべて手作りしています。こめ油や無添加のダシなど調味料にもこだわり、できる限りカラダに優しい健康的なメニューを提供しています。
そんな「くじらのおうち」の料理のほとんどに使われているのが“重ね煮”。重ね煮とは、砂糖や化学調味料などを一切使わず、素材がもつうま味を最大限に引き出すため、順番に野菜を重ねて火を入れる調理法です。水も入れず、味付けはほんの少しの塩だけ。弱火でじっくり時間をかけて煮ることで、自然本来の甘さが感じられます。「くじらのおうち」の重ね煮は、ニンジン、タマネギ、シイタケを使用。あらゆる料理にマッチします。
『ハンバーグランチ』1,000円 (ドリンク付き)
タネの半分に重ね煮が入った、自慢の煮込みハンバーグのランチ。野菜の優しい味わいが引き立ち、ジューシーでふわふわ食感のハンバーグです。煮ね煮で作ったポテトサラダ、日替わりの総菜が付いています。
『オムハヤシ』1,000円 (ドリンク付き)
ボリューム満点の『オムハヤシ』も人気メニューです。トロトロの卵で包んだライスに、牛肉、しめじ、タマネギが入った自家製のハヤシソースがたっぷり。ほどよい酸味と甘さのバランスが絶妙で、食べ進めるごとにやみつきになること間違いなし。
『ノンカフェインコーヒー』
ランチに付くドリンクは全部で6種類。プラス100円で『ノンカフェインコーヒー』もチョイスOKです。スッキリとした後味が特徴の有機コーヒー豆を使用。授乳中や妊娠中でも飲めるのがうれしいですね。
『手作りチーズケーキ』ランチ+400円
食後のデザートには、しっとり濃厚なチーズケーキを。白砂糖は使わず、ミネラルやカルシウムなどが豊富なきび糖を使うことでコクのある味わいに。(※現在は2部制のランチ営業のため、単品での注文は不可)
キッズ用メニューも充実
『重ね煮のお子様カレー』350円
アレルギー27品目不使用のカレーは1~2歳の子どもにピッタリのメニュー。重ね煮がたっぷりで、普段なかなかごはんを食べない子どもも、これならパクパク食べてくれるんだとか。
『お野菜たっぷりワッフル』200円
ミキサーで細かく刻んだ重ね煮を練り込んだワッフル。生地に米粉を入れることで、ふわふわモチモチ食感に。ほんのり甘く、子どももおいしく野菜が摂れると好評です。
このほか、天然素材のダシに、塩だけで薄めに味付けした『そうめんとおにぎりのセット』(400円)や、コロコロ小さな『ごましおおにぎり』(200円)など、リーズナブルなキッズ用メニューも充実しています。
今後はカフェスペースの一角で、学校へ行きにくい子どもや自分で学びたい子どもが集える居場所作りをしたいと話す店主。子どもの声に耳を傾け、さまざまな形で支援をしていく予定です。
また、不登校支援や震災復興支援に携わった経験をもとに、誰でも簡単に“自分でココロを楽にする”話し方・聞き方のセラピーも開催予定。関わるすべての人が、自分らしく笑顔で暮らせるこころのサポートをすることが今後の目標なんだとか。
■詳細情報
■DATA
本記事はライターが取材・校正を行った上で作成した記事です。内容は2021年1月4日時点の情報のため、最新の情報とは異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。