加古川市にある「タテイト珈琲店」は、ほっこり落ち着く空間で、こだわりの深煎りコーヒーを提供している喫茶店です。ちょっぴりクセのあるスイーツはリピーター多数。22時まで営業しているので、帰宅前の気分転換にもぜひ。
「タテイト珈琲店」
加古川町木村の、飲食店が立ち並ぶ一角にある「タテイト珈琲店」。2019年5月で1周年を迎えました。町工場の雰囲気を出したかったという外観は、喫茶店とは気付かず通り過ぎてしまいそう。ドアを開けると、店主の優しい笑顔があたたかく迎えてくれますよ。
時間を忘れてくつろげる秘密空間
「田舎の美術館」をイメージしたという店内には、店主の趣味でもある、絵画やポストカードが所せましと並んでいます。非現実的すぎず、普段使いできる心地よい空間です。
ゆったりとしたカウンターで店主とのおしゃべりを楽しむのもよし。コーヒーを淹(い)れてくれる様子が目の前で見られるのもうれしいですね。
店主がセレクトしたお気に入りが並ぶ本棚。雑誌や小説やエッセイなど、さまざまなジャンルから、その日の気分でチョイスして。
こだわりコーヒーでおもてなし
コーヒーは注文を受けてから、ハンドドリップで一杯ずつ淹れています。丁寧かつ基本に忠実に、常にコーヒーと向き合っています。
コーヒーは基本的に『軽め』『深め』『タテイト』の3種類。好みやその日の気分に応じて店主にセレクトしてもらえるので、迷ったときは気軽に相談を。コーヒー通には、個性がハッキリ感じられる、コーヒー豆が2倍の『濃い口』も用意しています。
『タテイト』550円
「タテイト珈琲店」のコーヒーはすべて、神戸市垂水区の「余白珈琲」で焙煎してもらったもの。コーヒーへの思いを大事にする、信頼できるロースターにお願いしています。看板メニューでもある『タテイト』は、店主が提示した1枚の絵と1つの音楽からイメージして作ってもらったオリジナル。スモーキーな香りが印象的で、深煎りで力強さを感じる男性的なコーヒーです。まろやかさもありながら、後味はスッキリ。冷めても味が落ちないので、ゆっくり過ごすのに最適です。おかわりは200円引きなのもうれしいですね。
こだわりのカップは2カ所から仕入れています。ぷっくりとしたフォルムが印象的なカップは、近所にある「陶工房 希器」のもの。このほか、丹波篠山市の「ハクトヤ」に足を運び、気に入ったものを選んでいます。ひとつとして同じ器はないので、訪れるたびに違いを楽しめます。
『深め(アイス)』600円
アイスコーヒーも、ハンドドリップで一杯ずつ淹れるのがタテイト流。家庭ではなかなか出せない、キレのある苦味とコクのある味わいが魅力です。ストローを使わずガブリと飲んでもらうのがオススメ。ダイレクトに広がる香りや口当たりを気取らずに楽しめる一杯です。
このほか、カフェインレスコーヒーもラインアップ。気まぐれ入荷の『今、飲みたい珈琲』に出合えたらラッキー。もちろんテイクアウトもOKです。
個性派スイーツも見逃せない!
『ずっしりチーズケーキ』400円
リピーター多数のベイクドチーズケーキ。甘さはひかえめで、しっかり効かせたレモンの酸味にやみつきになる人が多いそう。しっとり濃厚で食べ応えもバツグン。コーヒーとの相性もお墨付きです。
「タテイト珈琲店」の営業時間は、喫茶店としては遅めの13時~22時。午後のおやつタイムや仕事の休憩中にはもちろん、帰宅前の気分転換にもピッタリです。ゆっくり本を読んだり、店主とのんびりおしゃべりしたり、スイーツでリフレッシュしたり。コーヒーのあらゆる楽しみ方を見つけてみては?
■詳細情報
■DATA
本記事はライターが取材・校正を行った上で作成した記事です。内容は2019年6月29日時点の情報のため、最新の情報とは異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。