神戸市北区鈴蘭台にあるコーヒー焙煎所&カフェ「ridge By coffee up!(リッジ バイ コーヒー アップ)」。神戸電鉄有馬線 北鈴蘭台駅より徒歩10分の有馬街道沿いのところにあります。ridgeとは英語で峠(とうげ)のこと。有馬街道の峠にあることから、「峠にある焙煎所」という意味で名付けられたそう。JR神戸駅にある「coffee up!」の2号店で、スペシャルティコーヒーの焙煎所です。
・大きなCOFFEEの文字が目を引く「ridge By coffee up!」
神戸市北区鈴蘭台にあるコーヒー焙煎所&カフェ「ridge By coffee up!(リッジ バイ コーヒー アップ)」。有馬街道を車で走っていると、ひと際目を引くCOFFEEの文字が目印です。阪急バスの「峠」停留所からもすぐのため、気軽に立ち寄ることができます。
店内は白と木目調を基調に、グレーの壁がアクセントになったスタイリッシュな空間。オーナー夫妻がバリスタとして修業をした、オーストラリアのメルボルン郊外の焙煎所やカフェをイメージしたそう。天井が高く、大きな窓からは日差しが差し込み、とても明るい印象です。
焙煎機は、1868年創業のドイツの老舗焙煎機メーカー「PROBAT(プロバット)」社製のもの。大きなタッチパネルで操作ができ、AIが搭載されているため再現性の高い焙煎ができる最新式のこだわりの焙煎機です。
生豆はとても繊細で、その日の温度や湿度などの気候条件によって焙煎方法を調整する必要なのだそう。同店では、焙煎レシピを数値でデータ管理することで品質が安定したものを提供しています。焙煎と聞くと、火を入れている行程がフォーカスされがちですが、生豆は温度変化を繰り返すと劣化するため、24時間空調を入れた保管庫で品質管理をしています。
・バリスタに相談しながら好みの一杯をオーダー
ドリップコーヒーは6種類の中から選ぶことができます。お店のオリジナルブレンドコーヒーは1種類。その他は世界中の産地から厳選されたその季節のおすすめが並びます。
「こんなコーヒーを飲んでみたい」、「好みや今日の気分に合わせたおすすめを教えて欲しい」という人はバリスタに相談してみて。一部のドリンクは無料でカフェインレスに変更可能。さまざまな理由でカフェインを控えている人にも品質の良いコーヒーが楽しめるうれしいサービスです。
中深煎(い)りのブレンドコーヒー『ridgeway』400円
初めて来店する人へのおすすめは、お店の立地をイメージさせる「峠道」と名付けられたこちらのオリジナルブレンドコーヒー。最もこだわったのは味のバランスで、酸味・甘味・苦味が心地よく感じられるようブレンドされています。迷ったらコレ!という一杯でもあり、「とりあえずホット」というお客さんにもおすすめの一杯です。
浅煎りコーヒー『エチオピア Gotiti』500円
北区では同店でしか飲むことができない浅煎(い)りのコーヒー。『エチオピア Gotiti』はコーヒーの酸味が苦手という人にこそ飲んで欲しい一杯。コーヒーは元々コーヒーチェリーというフルーツのため、フルーティーな酸味が特徴。その酸味を活かした良質なコーヒーの素材をそのまま楽しんでみては。良質なコーヒーの素材をそのまま楽しんでみては。
受け取ってまず驚くのが「こんなに透き通ったコーヒーってあるの?」ということ。一口飲んでみると、ミルクや砂糖なしでも飲みやすい軽やかな飲み心地と爽やかな酸味。浅煎りはスペシャルティコーヒーならではの文化。「スペシャルティコーヒーは初めて」「今まで飲んできたものとは異なるコーヒーに出合いたい」という人はぜひチャレンジしてみて。
『フラットホワイト』500円
オーストラリア発祥の『フラットホワイト』は日本ではあまり知られていませんが、オーストラリアでは定番のメニュー。エスプレッソにスチームミルクを加えた飲み物で、浅煎りのコーヒーを使用しています。カフェラテなどと比べると、ミルクの泡量が控えめなのでなめらかな口当たり。浅煎りコーヒーの酸味にミルクが合わさると甘味が感じられるそう。
かわいいラテアートにも注目。ラテアートの国際大会で優勝経験があるオーナーがお店にいるときは、アートのオーダーにも対応してもらえます。
・メルボルンスタイルのモーニングメニュー
『アボカドトースト』800円
9:00~12:00に楽しめるモーニングの人気メニューは、オーストラリアの朝食の定番『アボカドトースト』。現地では酸味のあるパンが使用されることが多いようですが、同店では日本人の好みに合わせ、アボカドトースト専用の全粒粉パンを地元のベーカリーに焼いてもらっています。マッシュされたたっぷりのアボカドの上にポーチドエッグ、さらにアクセントにナッツがたっぷり。ライムが添えられているのがメルボルンスタイル。
まずは端から一口食べてみて。次はポーチドエッグにナイフを入れてアボカドと一緒に。お好みでライムを絞ったりナッツと一緒に食べると、味や食感の変化が楽しめます。
・テイクアウトして自宅でもティータイムを♪
海外のレシピを参考にしつつ、すべて国産の材料で作られた焼き菓子もスタンバイ。国内で手に入らない材料も、国産の材料で代用していて、味にも素材にもこだわった手作り焼き菓子です。
『エチオピア Gotiti』500円、『シナモンロール』450円
おすすめの『シナモンロール』は、ほどよい甘さで人気の一品。コーヒーと焼き菓子のペアリングもバッチリなので、気になる焼き菓子があれば相性の良いコーヒー相談してみて。
コーヒー豆やドリップパック、焼き菓子などをお店で選んでギフトボックスにすることもできるので、手土産や贈り物にもおすすめです。
・自宅でもスペシャルティコーヒーを楽しむための「レシピ」
コーヒーの風味を色で表現したパッケージが素敵なコーヒー豆。おうちでの抽出方法を知りたい人は、ぜひバリスタに相談してみて。お店で提供されるコーヒーを可能な限り再現できるよう、淹れる時のコーヒーの量・お湯の温度・お湯の量などすべてが数値化されています。バリスタからのアドバイスがあればお家カフェの時間がもっと楽しく充実したものになるはず。容器や空いた袋を持参すると、量り売りにも対応可能。パッケージレス・エシカルな消費を促すための取り組みで、少しお得に購入することができます。
世界ではスタンダードとなっている、スペシャルティコーヒー。味覚評価で価格が決まり、生産者へ対価がきちんと支払われるため関わる人々や社会が豊かになるという、持続可能性の観点からも支持されています。新たなコーヒーとの出合いを楽しんでみませんか?
■詳細情報
■DATA
本記事はライターが取材・校正を行った上で作成した記事です。内容は2022年9月20日時点の情報のため、最新の情報とは異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。