【神戸三宮】「ヴィラブランシュ」発酵と糀がテーマのレストランで優雅なランチタイムを

神戸市中央区、豊かな自然あふれる公園「東遊園地」内に店を構えるレストラン「VILLA BLANCHE(ヴィラブランシュ)」。できるだけ地元産の野菜を取り入れ、発酵の力で素材本来のおいしさを生かした食事やスイーツを提供しています。店内で蒸したモッチリ食感が魅力の『生糀パン』はテイクアウトもOK。

・「VILLA BLANCHE(ヴィラブランシュ)」

神戸市中央区、各線三宮駅からフラワーロードを南へ歩いて12分ほどの場所にある「VILLA BLANCHE(ヴィラブランシュ)」。発酵と糀(こうじ)をテーマにした一軒家レストランです。フレンチの枠にとらわれず、誰でも気軽に楽しめる店として2022年3月にリニューアルオープンしました。かつての外国人の社交場を思わせる、クラシカルな外観を目印に訪れて。

大きな窓からあたたかな陽が差し込む店内。座席がゆったりと配置され、アンティークな雰囲気も相まって優雅なひと時を演出してくれます。

ランチタイムは平日でも満席になることが多く、事前予約がベターです。土日祝日はウェディングパーティーで貸し切り営業の場合もあるので、スケジュールは公式Instagramで確認を。➡︎公式Instagramはこちら

海風を感じられる開放的なテラス席は、ペット同伴もOK。都会に位置しながら緑あふれる非日常な空間に、癒やされること間違いなしです。

・発酵と糀がテーマ！彩り豊かな豪華ランチ

『ブランシュコース』3,300円

旬の食材に合わせてシェフが腕を振るう『ブランシュコース』は、季節のオードブル、「生糀パン」、ポタージュ、メイン料理(肉or魚orパスタ)、糀デザート、食後のドリンクがセットになっています。できるだけ兵庫県産の野菜を使用した、彩り豊かなメニューが並びます。淡路島の自家農園で育てた、無農薬野菜が登場することもあるそう。

取材日のオードブルは、「グレープフルーツとアスパラガスとハーブのサラダ」。穂先まで柔らかくシャキシャキとした歯ごたえと爽やかな甘みが特徴の、香川県産の太いアスパラガス「さぬきのめざめ」が主役です。炙った紋甲イカ、ヨーグルト、ビーツで色付けしたクスクス、糀を混ぜたチーズクランブルなどが盛り付けられ、一皿だけでも発酵料理が表現されています。混ぜ合わせながら、さまざまな味や食感を堪能して。

取材日の肉料理は「スペアリブ」。糀にマリネしてから焼き上げた豚肉は、箸でほろほろとほどける柔らかさです。優しい甘さが引き出され、ジューシーな豚肉と甘酸っぱいパイナップルソースが相性抜群。付け合わせも豊富で、レンズ豆、紫キャベツのラペ、キャロットラペ、オクラとブロッコリーのマリネ、タケノコのフリット、グリルした芽キャベツやジャガイモなど、野菜がたっぷり摂れるのもうれしいポイント。

メインはこのほか、「神戸ポークのステーキ」、「桜鯛のソテー」、「牡蠣とほうれん草のオイルパスタ」など、何が登場するかは訪れてからのお楽しみです。

北海道産の小麦「ゆめきらり」を使用した「生糀パン」は、同店の代名詞とも言えるメニュー。砂糖や乳製品は不使用で、素材の風味を引き出すシンプルな原材料だけで作られています。蒸したてのフカフカの状態を味わってもらうため、蒸籠(せいろ)で提供。完熟の生糀を生地に練り込むことによるモッチリとした食感は、一口食べるとやみつきになります。スープやメイン料理のソースに付けて食べるのもGOOD。テイクアウトもでき、手土産に購入する人も多いとか。

選べるデザートは6種類あり、すべて白砂糖を使わず、糖度が高い糀で甘みを調節しています。おすすめは「糀とハチミツのバスクチーズケーキ」。北海道産のクリームチーズと糀を合わせ、「須磨離宮公園」で採蜜したハチミツと、きび糖の自然な甘みをプラスしています。くどくなくサッパリとした味わいなので、食後でもペロリと食べられます。

ランチはこのほか、オリジナル調合のスパイスで辛さを調節できるグルテンフリーの『ヴィラブランシュの発酵カレー』(1,650円)や、熊本あか牛を使ったローストビーフに約20種類の野菜やフルーツをあしらった『ローストビーフの彩りサラダプレート』(2,090円)などを用意。キッズメニューもあるので、ファミリーでも気兼ねなく利用できます。