2024年2月、姫路市飾東町にオープンした「LAID BACK CAFFE(レイドバックカフェ)」。上質なコーヒー豆を自家焙煎し、バリスタが丁寧に抽出するカフェラテが自慢です。味わいもさることながら、繊細なラテアートには思わずうっとり。ペアリングの良いスイーツやグルメも幅広いラインアップで、21時まで営業しているので夜カフェとしての利用もOKです。
・「LAID BACK CAFFE(レイドバックカフェ)」
JR御着駅から北へ車で10分ほど、のどかな田園風景の中でひときわ存在感を放つ「LAID BACK CAFFE(レイドバックカフェ)」。
某大手コーヒーチェーン店のラテアート全国大会で受賞経歴をもつバリスタの兄と、フランスで修行経験のあるパティシエの弟が手がける店です。
学生時代から、いつか一緒に喫茶店を開きたいという夢があったと話す2人。それぞれの道で得意分野の腕を磨き、2024年2月14日に満を持して同店をオープンしました。
かつては老舗の喫茶店だったという、立派な梁(はり)がめぐらされた建物。あえて一切手を加えず、歴史の深さを感じさせるクラシックな雰囲気をそのまま引き継いでいます。
イタリアから輸入した石を積み重ねた壁や独特の風合いを醸(かも)し出す照明など、どこを切り取ってもレトロで趣たっぷり。思わず時間を忘れてしまいそうな、「LAID BACK」の名にふさわしい落ち着く空間が広がっています。
・繊細なラテアートが自慢!本格カフェラテ
『カフェラテ』600円
看板メニューは『カフェラテ』。エスプレッソとして最適かつ牛乳との相性も考慮して厳選した上質なコーヒー豆を、自家焙煎しています。
イタリアの「LA MARZOCCO(ラ・マルゾッコ)」社製のエスプレッソマシンは、全自動ではなくマニュアル式。SCAJ認定の「コーヒーマイスター」の資格をもつ店主が、タイミングを見極めながら一杯ずつ丁寧に抽出しています。
飲んだ瞬間にふわっと甘さが訪れるのは、牛乳の甘みを引き出すスチームの温度を徹底しているからこそ。ガツンとした苦味はなく、コーヒーが苦手な人にも好評なんだそう。
ピックや爪楊枝を使用しない「フリーポア」という技法で、複雑な模様を浮かび上がらせる様子はまさに魔法のよう。取材日に描いてもらったペガサスは、ピッチャーから出るミルクの流れだけで表現したとは思えない繊細さです。レパートリーは数十種類あり、リクエストにも応じてもらえるので気軽に声かけを。
コーヒーメニューはこのほか、エスプレッソと砂糖と氷をシェイクした『カフェシェケラート』(550円)や、真っ黒な炭パウダーがラテアートの美しさをより引き立てる『ブラックチャコールラテ』(750円)など、豊富に用意されています。
もちろん『LBCブレンド』(550円)もあります。ドライフルーツのようなねっとりとした甘みとコクがありながら、後味はスッキリ。酸味は控えめで、誰もが飲みやすい一杯です。
『エスプレッソ(シングル)』450円
『エスプレッソ』は、提供された瞬間がもっともおいしく飲めるタイミングです。
砂糖を2袋ほどたっぷり入れてかき混ぜたら、クレマと一緒にグイッと飲み干し、底にたまった砂糖をスプーンですくって舐めるのが本場の飲み方なんだそう。
決して苦いだけではない、チョコレートを思わせる魅惑の味わいを、ぜひ一度お試しあれ。
・自家焙煎コーヒーならではの贅沢スイーツ
『エチオピアロール』650円
自家焙煎コーヒーを生かしたスイーツを提供したいと考案したのが『エチオピアロール』。
生クリームに、華やかな風味を持つエチオピア産の豆を数日間漬け込んでからホイップし、しっとりとした生地で巻き込んでいます。白っぽいビジュアルとは裏腹に、しっかりとコーヒーの風味が感じられるから不思議。
このほか、高品質なクリームチーズをふんだんに使用した『バスクチーズケーキ』(650円)もイチオシ。スイーツはどれもカフェラテとのペアリングを重視し、甘さ控えめに仕上げているのがポイントです。
・ボリューム満点のモーニングやピザも豊富
『パンプディングセット(コーヒーor紅茶付き)』960円
11:00まではモーニングを提供しています。おすすめは『パンプディングセット』。ほんのり甘めの食パンを、生クリームを贅沢に使った卵液と共にオーブンでじっくり焼き上げています。
表面はサクッと香ばしく、中はとろりとした口当たりが絶妙。優しい甘さで一口食べるとやみつきになります。サラダ、スパゲッティー、ソーセージ、バナナがセットになっていてボリュームも満点。
このほか、2種類の味が楽しめる『ロールサンドセット』(810円)や、ローストしたアーモンドの風味が香ばしい『アーモンドトースト』(710円)など、モーニングだけでも6種類あるので何度でも通いたくなります。
『マルゲリータ』1,200円
モチモチとした生地が特徴のピザはランチにぴったり。トマトの果肉を残して塩だけで味付けしたシンプルなソースは、トマト本来のうま味をダイレクトに感じられます。
人気No.1の『マルゲリータ』は、トマトの酸味とモッツァレラチーズのコクが見事に調和。フレッシュなバジルを後のせすることで、口元に近付けるだけで香りがふわっと広がります。
このほか、昔ながらの製法でモチッとした食感に仕上げた『名古屋風ナポリタン』(880円)なども。20:00までオーダーできるので、ディナーや夜カフェとしても利用できます。
自家焙煎コーヒー豆で抽出するカフェラテと、パティシエの技が光るスイーツやグルメを堪能できる「LAID BACK CAFFE」。家族や友人とはもちろん、おひとり様でも気兼ねなくくつろげます。時間帯を問わず楽しめるので、気軽に足を運んでみてはいかが?
■詳細情報
■DATA
本記事はライターが取材・校正を行った上で作成した記事です。内容は2024年6月24日時点の情報のため、最新の情報とは異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。