明石の各駅から近い、おすすめカフェ5選!ファミリーで気軽に立ち寄れたり、カップルや友人と特別な時間を過ごしたり、さまざまなシチュエーションで利用できるカフェを厳選しました。兵庫近郊の素材の使用やテイクアウトができるメニュー、フリーのこだわり製法など詳しく紹介しているので、ぜひ参考にして訪れてみて♪
1.アンコムチュア
山陽電車二見駅から徒歩5分ほどにある「アンコムチュア」。2023年で創業10周年を迎え、完全予約制にも関わらず予約が絶えない人気のお店です。「アンコムチュア」とはベトナム語で「ご飯食べた?」という意味で、お客さんを気遣う店主の優しい人柄が表れています。
店内は真ん中の通路が広めで、ベビーカーも入りやすくなっています。2人掛けのテーブルが4席、カウンターが3席とコンパクトなので、おひとり様でもゆっくりと過ごせる雰囲気。3世代で来店されるお客さんも多いとか。オーナーの趣味で集めたかわいらしいクッションや雑貨が所々に置かれ、肩肘張らない空間が広がります。
『ランチセット(ミニデザート付き)』1,100円
同店のランチは、御膳1種類といたってシンプルですが、予約時にアレルギーや苦手なものを伝えると、お客さんに合ったメニューに変更ができるのが最大の魅力。取材日のメインは2日間かけて煮込んだという「豚の角煮」でしっかりした味付けと弾力がある食べ応えがありました。みそ汁は毎朝出汁をとり、入店してからみそを溶いて仕上げるこだわりぶり。作り置きはしないので、いつも作りたてが味わえるのはうれしいですね。ご飯は十六穀米での提供ですが、白米に変更も可能です。
地元の農協で仕入れた新鮮な食材を使った副菜の多さにびっくり!特にオーナーの自慢は、こんにゃくの上に添えた柚子みそ。自家製の糀みそで柚子の風味がアクセントになり、こんにゃくとの相性抜群です。ほかにも、枝豆を使った豆腐も手作りでお客さんからも好評だそう。あっさりした味わいと醤油が相まって料理の箸休めにもなります。一品一品が家庭的な味わいで、子どもが喜んで食べてくれそう。料理の詳細については予約時に確認するのがマストです。
『ケーキセット(ミニパフェ)』+600円 ※3月限定
『ランチセット』にプラスで注文ができる『ケーキセット』。取材日は下からパンナコッタ、グラノーラの上に、イチゴとバニラアイスを乗せたミニパフェが登場。ランチ後もゆっくりとくつろぐお客さんが多いので、食事の後でも重たくならずに食べられるスイーツを心がけているそう。バニラアイスとフレッシュなイチゴで口の中がさっぱりした後は、サクッとしたグラノーラの食感がクセになる一品です。コーヒーは紅茶に変更も可能。
誰でも安心してゆっくり過ごせる場所として、苦手なものや一部アレルギーの対応が可能な同店。お話好きのオーナーの人柄に癒やされながら、丁寧に作られた料理を食べに訪れてみては。
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2.カフェプラスケーキ シフォン
山陽電車人丸前駅から歩いて10分ほどの場所に店を構える「カフェプラスケーキ シフォン」。2023年で20周年を迎える同店は、習い事終わりのシニア層からママ友などの女性のお客さんが中心に訪れ、地元の憩いの場として親しまれています。
母娘で営業するアットホームな雰囲気が魅力で、お客さんにのんびりとくつろいでほしいと、席にはクッションやひざ掛けが置かれるなど細かい気配りも。4人がけのテーブル席がずらりと並び、比較的どの時間帯も席を確保しやすい穴場カフェです。
『日替わりランチ』1,050円(ドリンク付き 1,150円)
常連さんも多いことから日替わりで提供しているランチは、オーナーのお母さんの手作りです。取材日は、ポークカツレツと鮭のムニエルが主役。ポークカツレツは、豚肉の間にハムとチーズを挟んでいて、柔らかくジュージー。上にかけられた自家製のトマトソースは、ポークカツレツと相性抜群。鮭のムニエルは、自家製タルタルソースとよく合い、ご飯が進む一品です。
食後の自家製デザートもオーナーの気まぐれで変わりますが、40〜50種類の中からランダムで提供されるので、何度通っても被ることがなく楽しめそう。取材日のプリンは、なんと中がシフォンケーキになっている驚きの一品。パンプディングのようにシフォンケーキに卵を染み込ませて焼いていますが、言われないとシフォンケーキと分からないほどしっとりしていて絶品です。
プラス100円でドリンクを付けることもできます。取材日はコーヒーをチョイス。丁寧に淹(い)れてもらえる老舗の「成田珈琲」は、食後の一杯にぴったりです。
『自家製ケーキセット(アップルパイ)』700円
日によって変わる、店頭のショーケースに並ぶケーキは常時5種類ほどがスタンバイ。その中から好きなケーキとドリンクが選べる『自家製ケーキセット』は、オーナーが素材にこだわったものばかり。
取材日の『アップルパイ』は、「高千穂バター」の芳醇な香りと、パイ生地の上のリンゴのほどよい酸味が相まって絶品!リンゴは煮ずに生でスライスしたものを焼いているので、歯ごたえも少し残っていてリンゴ本来の甘みも感じられます。プレートの盛り付けもかわいらしくてキュンとしますね。
『米粉のシフォンロール』1,250円
同店の看板商品と言えばシフォンケーキ。中でも米粉を使用したグルテンフリーの『米粉のシフォンロール』は、特に人気の高い一品です。兵庫県「新千農園」の米農家が作った米粉は、農薬不使用、有機肥料で育てた栄養価が高い白米を使用しています。小麦粉では表現できないもっちりふわふわな生地に、三重県の「コケッコー共和国」の平飼い有精卵と低温殺菌牛乳を使用するなど、全メニューの中でも特に素材と製法にこだわったそう。気になる人は問い合わせてから来店して。
「ケーキのレパートリーは無限大」と話すオーナー。心温まるランチと種類豊富なケーキを楽しみながら、ゆっくりとしたひとときを過ごしてみては。
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3.TTT
「兵庫県立明石公園」の中にある「TTT」は、「公園内にゆっくり過ごせるカフェを作りたい」との思いでオープン。老若男女問わず、幅広い年齢層のお客さんが利用する人気のカフェです。店前のテラス席は、飲食無しでも自由に過ごしてもらえるように設置されています。目の前に広がる明石公園の風景につい足を止めて、くつろぐ人も多いそう。
店内は大きなテーブルにカラフルな1人掛けのイスがずらりと並んだ、ちょっぴりユークな空間。テーブルを挟んで向かいに座るも良し、隣に座って会話を楽しむも良し、思い思いのスタイルで過ごせます。
どの曜日も13:00〜15:00は比較的混んでいることが多いので、オープン直後の11:00ごろ利用するのが狙い目だそう。テイクアウトして芝生でピクニックを楽しむのもいいですね♪
『サバカツバーガー』1,100円
同店の一番のおすすめは『サバカツバーガー』。明石産のサバをしめてから揚げているため、臭みがほとんどなく、お酢のほんのりした酸味が洋風仕立てのバーガーによく合います。タルタルソースの中にいぶりがっことガリを混ぜることによって食感が楽しめるのもポイント。わさび菜とレッドオニオンの少しピリっとしたアクセントもたまりません。ランチを軽めに済ませたい人にぴったりの一品です。
一緒に添えているピクルスは自家製で、季節によって変わる5種類の野菜をリンゴ酢で漬けています。さっぱりした味わいの中にほんのりリンゴの甘みがあり、ハンバーガーとの相性◎。
このほか、『エビカツバーガー』や『チーズバーガー』(各1,000円)など、さまざま嗜好に合うようなメニューがそろっていて、その日の気分で堪能して。
『さくらソーダ(仮)』500円 ※期間限定
2023年3月16日から新しく販売する『さくらソーダ』。花見シーズンに合わせて期間限定で登場します。桜とレモンのシロップを炭酸で割ったドリンクは、爽やかな味わいの中にほんのり桜の香りが春の季節にぴったり。トッピングの桜の塩漬けが、より一層春を感じさせてくれます。
ハンバーガーやデザートとセットで注文すると50円引きとちょっぴりお得に!提供は5月いっぱいまでなので、ぜひ桜を見ながら味わってみて。
『ティラミス』750円
兵庫県産のイチゴがころんと乗った目にも美しい『ティラミス』は、常時スタンバイ。オーナー自家製で、イタリア産のマスカルポーネに生クリームを混ぜる事によってさっぱりした味わいに仕上がっています。店内で提供している「COSTAコーヒー」のエスプレッソを染み込ませたスポンジとマスカルポーネを4層に。間にスポンジを挟んでいるので、全体の甘みが強くなく軽い口当たり。エスプレッソで少し感じる大人の味をぜひご賞味あれ。
JR・山陽明石駅からのアクセスもよく、利用しやすい明石公園にある「TTT」で、季節折々の風景を楽しみながら優雅なカフェタイムを過ごしてみてはいかが。
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4.GF Kitchen(ジーエフキッチン)
JR・山陽明石駅から北へ歩くこと約15分。閑静な住宅街の中でひときわ目をひく、和と洋が調和した建物が「GF Kitchen(ジーエフキッチン)」です。ランチやカフェメニューの提供のほか、生菓子・焼き菓子のテイクアウト販売も行っていて、全てのメニューが小麦粉不使用のグルテンフリーで作られています。
店内はフランスの国旗を思わせるカラーで統一されたスタイリッシュな空間。BGMにはクラシックピアノが流れ、ホテルのような上質な空気が流れながらも、窓からは四季折々の植物がのぞく、肩肘張らない空間が広がっています。
オーナー兼シェフは、ミシュランガイド常連のフレンチレストラン「ジョエル・ロブション」出身。グルテンフリー志向の人もそうでない人も、その腕に惚れ込んだお客さんが市内外から訪れる人気店です。2、3時間ゆっくり過ごす人も多いそうなので、確実に席を確保するなら予約がマスト。
『Aランチコース』2,310円
ランチは3種のコース料理があり、取材日はスープ、ガレット、デザート、ドリンク(コーヒーor紅茶)が付く『Aランチコース』をチョイス。主役は国産そば粉を100%使ったグルテンフリーのガレットです。パリッとした生地に刃を入れると、中から卵・ハム・チーズがとろ〜り。そば粉の素朴な味わいと甘み、香ばしさが噛めば噛むほどに広がり、直径30cmほどの大きなガレットもぺろりと食べられてしまいます。プラス330円で「新鮮野菜のガレット」、プラス550円で「季節のガレット」に変更も可能です。
スープは、カブやロマネスコ(カリフラワーの一種)など、季節の野菜を使ったものが登場。野菜のうま味がぎゅっと詰まったスープは濃厚な味わいで、思わずおかわりしたくなるかも。デザートは「バニラブリュレ」「ほうじ茶ブリュレ」から選べるのがうれしいポイントです。
『グルテンフリーパフェ』1,650円
※提供は13:30〜(季節によってフルーツが変わります)
カフェタイムに訪れるほとんどのお客さんのお目当ては『グルテンフリーパフェ』。”芸術”という言葉が似合う洗練されたビジュアルが、大人女子の心を鷲掴みにします。1時間泡立てて作った口当たりなめらかなムースや濃厚な自家製コンフィチュール、カリカリ食感が楽しい米粉のクッキーなど、一つひとつ計算されたパフェはなんと12層から成っているそう。トップを飾るお米のチュイールとクリームを合わせて味わったり、スポイトに入った果汁ソースで味変しながら、じっくり味わって。
『シュークリーム』385円〜
シュークリームもパフェに並ぶ人気商品。クッキー生地とシュー生地の2層になっていて、このサクフワ食感や生地の甘みも米粉100%で実現しているというから驚きです。味はプレーンのほか、季節に合わせて春はイチゴ、夏はマンゴー、冬はモンブラン、合間に抹茶などが登場します。
春にお目見えするイチゴのシュークリームは、フレッシュな朝摘みイチゴがちょこんとのったかわいらしい一品。スポイトに入ったイチゴソースをシューいっぱいに注入すれば、甘さも気分も最高潮に!手土産にも喜ばれること間違いなしです。
『コンフィチュール』700円〜、『米粉クッキー』550円〜、『グルテンフリーマドレーヌ』1個237円
ショーケースに並ぶ生菓子や、焼き菓子、コンフィチュールなどは、店の裏にある工房で一つひとつ丁寧に手作りしています。一部はオンラインショップでも販売しています。➡︎オンラインショップはこちら
思わずグルテンフリーということを忘れて、料理やスイーツを楽しめる「GF Kitchen」。「グルテンフリーは味がうすいイメージがあったけど、味わい深くて食べ応えがあった」「食べた後でグルテンフリーと知って驚いた」といった声も多いそう。罪悪感なくおいしいものを食べたいそんな日に、選んでみてはいかが?
隣接する建物には100年以上前のスタンウェイピアノがあり、月1でコンサートが開催されています。同店ではコンサート日限定のメニューを提供しているので、日常の喧騒から離れて優雅な一日を過ごしたい人はぜひ申し込みを。➡︎コンサート情報はこちら
■DATA
GF Kitchen(ジーエフキッチン)
- 所在地
- 兵庫県明石市上ノ丸3-10-10
- 電話番号
- 078-917-9610
- 営業時間
- ランチ/11:00~13:30
カフェ/13:30~16:00(L.O.15:00)
物販/11:00~17:00
※火曜日は物販のみ。イートイン営業は休み
5.Mariage(マリアージュ)
白とブルーのコントラストが目を引く「Mariage(マリアージュ)」。JR朝霧駅から徒歩10分のところにあるパティスリーです。2024年で10周年を迎える、長年地元の人に愛され続けているお店です。
店内に足を踏み入れると、宝石のように輝くケーキや焼き菓子がずらりと並んでいます。地産地消にこだわり、旬の果物を使用したスイーツを提供している同店。人気の生菓子は、ふんわりとやわらかいスポンジと甘さ控えめのクリームが特徴です。子どもから年配の人まで食べやすい優しい味わいになっています。
『ケーキセット』940円
※ドリンクのセットで100円引き
ショーケースの中から好きなものを選ぶことができる『ケーキセット』。セットにはドリンクが付いているほか、店内で作っている小菓子も添えられています。ケーキは20種類以上がスタンバイし、定番人気の『ショートケーキ』(440円)やチョコレート感をたっぷり味わえる『ショコラ』(500円)、季節限定メニューなどから選べます。
取材日はタルト生地に、たっぷりのイチゴやカスタードクリームを乗せた『苺のタルト』(520円)をチョイス。冬から春にかけて旬のイチゴは、香川県産の農家で採れた「さぬき姫」を使用しています。ころんとした丸い形がかわいらしく、やわらかく酸味がないのが特徴。バターの風味が豊かなしっとりとしたタルトとカスタードの甘み、イチゴの酸味のマリアージュを楽しんで♪
『ランチB』950円
11:00〜16:00はランチメニューがスタンバイ!スコーンやトーストからメインを選べる『ランチA』(830円)とサンドイッチが主役の『ランチB』があり、取材日は『ランチB』をチョイス。サンドイッチのほかに、デリやサラダ、ミニスイーツ、ドリンクがセットになったボリューム満点のランチです。
注文が入ってから作ってもらえるサンドイッチ。ケチャップとマヨネーズを混ぜたオーロラソース、キュウリ、ハム、自家製の卵サラダが入っています。サンドイッチに使用するパンは、毎朝焼きたてでしっとりふわふわ食感!
取材日のデリは「ミートグラタン」。たっぷりのチーズや野菜をじっくり煮込んだ自家製ミートソースが入っていて、サンドイッチとの相性も抜群!ミニデザートには「チョコフォンデュ」が添えられ、ちょこんと乗っているイチゴがアクセントになるスイーツです。デリやサラダ、ミニデザートは日替わりなので、訪れる度に違ったメニューを楽しめるのはうれしいですね♪
■DATA
Mariage(マリアージュ)
- 所在地
- 兵庫県明石市朝霧南町3-1-23
- 電話番号
- 078-917-2600
- 営業時間
- モーニング/9:30~L.O.11:00
ランチ/11:00~L.O.16:00
カフェ/10:00~L.O.17:00
販売スペース/10:00~20:00
本記事はライターが取材・校正を行った上で作成した記事です。内容は2023年2月10日時点の情報のため、最新の情報とは異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。