兵庫県はりまエリアの“楽しい”をチョイスする地域情報サイト TANOSU [タノス]
2021.5.16
27,551 views

【神河町】パン工房「丸藤」薪窯で焼き上げるこだわりの食パンやラスクが人気!イートインも♪

国道312号線の神崎北ランプ近くにある「薪窯パン工房 丸藤(マルフジ)」。全てを手作業で丁寧に仕上げ、時間をかけてゆっくりと発酵、レンガ窯の余熱でじっくり焼き上げているこだわりの食パンが自慢です。根強いファンも多く、遠方からのリピーターもいるとか。ドライブがてら出掛けてみては。

薪窯パン工房 丸藤

国道312号線を北へ向かって車を走らせると、山裾に見えてくるのは屋号を屋根に描いた「丸藤」の文字。築100年を超える古民家は、田園風景に溶け込んでいて、まるでタイムスリップしたかのよう。

オーナーが神戸に住んでいた頃、田舎暮らしに憧れて物件を探し始め、この物件にたどり着いたそう。何十年も人が住んでいなかった家を1から片付け、2年間かけて、ご自身で柱や梁(はり)を入れ替えリノベーションし、神河町で唯一無二のものを作りたいと、食パン作りを始めました。


どこか懐かしい雰囲気の店内

店内は広々していて落ち着いた雰囲気。実家に帰ってきたような、どこか懐かしさを感じます。足を伸ばせるちゃぶ台席やテーブル席があり、どちらもゆっくりした時間を過ごせます。子ども用のおもちゃも置いてあるので、待ち時間も飽きずに過ごせます。

新薪で焼くこだわりのつまった食パン

店内で販売しているのは『食パン』と『ラスク』、イートインはドリンクとセットメニューのみ。どれもオーナーが1つひとつ丁寧に作っています。食パンを取り置きして、店内でゆっくりモーニングやランチをいただくのがおすすめ。

食パン作りに欠かせない窯は、全てオーナーの手作り。

営業日はお店が終わったらすぐに火入れをして窯を温めます。季節や気温によって時間を逆算しながら朝方パンを焼き始めます。その間、窯を離れることができません。パンが焼けるにおいや音を聞きながら、焼き上がりを見極めています。

パンを作り始めた頃は、季節や気温の変化でパンの焼き上がりにムラがあったそうで当初は「納得のいくパンが焼けなかったので休業」という日もあったとか。今では、温度計を使わなくても窯の温度が分かるようになったそう。

『食パン』600円(1.5斤)

自慢の看板商品の『食パン』。材料はいたってシンプルで独自にブレンドした4種類の小麦と塩とオリーブバージンオイルのみ。卵・乳製品・砂糖は一切使っていません。

シンプルな材料でもよりハードで香ばしい味に仕上がるのは全て手作業で仕上げているから。時間をかけてじっくりと発酵させ、薪を使い、窯の予熱でゆっくりと低温で焼くことによって、遠赤外線が素材の内側から加熱するので、外はパリパリ、中はふっくら。うまみや水分を逃さず焼き上げます。

生地はしっかりしていて、トーストするとカリッと歯切れのよい軽い食感が楽しめ、小麦ならではの香ばしい風味が引き立ちます。好みでバターやジャムを塗ったり、ハムやチーズをはさんでも。

当日10:00からの電話で取り置き可能。数に限りがあるので、事前に電話で問い合わせするのがおすすめです。



6時間かけて焼き上げるラスク

『ラスク』150円

お土産やちょっとしたギフトに喜ばれそうな『ラスク』は、なんと6~8時間かけてじっくり焼き上げるこだわりの1品。店オリジナルのシュガーバターをしみ込ませて焼いているので、甘さの中にほんのり塩味が効いていて、コーヒーと相性抜群です。

こだわりのつまったコーヒーとトーストセット

『トーストセット』ドリンク代に+200円

お店自慢の食パンは、イートインもできます。好きなドリンクを注文すると、プラス200円で、シュガーバターをたっぷり塗ったカリカリのトーストにサラダ、ゆで卵がついてくるお得なメニュー。焼き立てのパンを贅沢に味わって。

地元の常連客以外にも、遠方からまとめ買いするお客さんもいるとか。自然豊かな風景を楽しみながらドライブがてら出かけてみては。

■詳細情報

■DATA

新窯パン工場 丸藤

所在地
兵庫県神崎郡神河町大山197-1
電話番号
090-3842-4643
営業時間
10:00~16:00

本記事はライターが取材・校正を行った上で作成した記事です。内容は2021年5月12日時点の情報のため、最新の情報とは異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。

この記事をお気に入りに保存する
TOP