2021年1月10日に姫路市大津区に、高級食パン専門店をはじめ、全国で約300店舗のパン屋をプロデュースしているベーカリープロデューサー・岸本拓也さんが手がける高級食パン専門店「小麦色のララバイ」がオープン!看板メニューは1本800円の高級食パン『朝の散歩道』。一度食べるとその値段に思わず納得するほど、口どけが良くおいしいのが自慢です。網干エリアの新しい手土産としても今後は人気が高まりそう!
高級食パン専門店「小麦色のララバイ」
「小麦色のララバイ」は、住宅関連総合プロデュース「株式会社ダイワ」が「パンで街を活性化したい」という思いで2021年1月10日にオープンした高級食パン専門店です。場所は山陽電車平松駅から徒歩10分ほどのところにあります。
プロデュースしたのはベーカリープロデューサーの岸本拓也さん。手がけたパン屋の数は全国に約300店舗もある凄腕の持ち主です。岸本さんにとって262店舗目となる「小麦色のララバイ」は、当たり前のように毎日食べる“食パン”だけにあえて絞り込み、食べるだけで元気になるような“ここにしかない食パン”がコンセプトです。
県道502号線沿いにある店舗は、80年代風のタッチで描かれた小麦肌の女性がパンを食べるイラストが目印。思わず二度見するほどのインパクト抜群な外観は、「高級食パン専門店」と結びつかないギャップが新鮮です。女性の背景は岸本さんが姫路を訪れた際に感動した、網干の工場地帯がイラストのモチーフ。「このエリアの新しい手土産として老若男女問わず親しまれるようなパン屋になってほしい」という願いが込められています。
外観のイラストは紙袋にも使われています。一目で「小麦色のララバイ」とすぐにわかるような個性的なデザインにもこだわったそう。
おいしさの秘密は厳選された材料とこだわりの製法にあり!
販売している食パンはプレーンの『朝の散歩道』とレーズン入りの『理想の恋人』の2種類。どちらも材料選びから作り方までこだわっています。
薄い耳を作りだすことと独特のやわらかさを出すためにパンの命ともいえる小麦粉は、「粉の細かさ」にこだわり、独自で製粉しています。「オレンジ蜂蜜」や鹿児島県の喜界島(きかいじま)産の粗糖を使うことで、生地自体にほのかな甘みをプラス。さらに天草の塩をほんの少し加えることで、コクや甘みがまとまり風味豊かな仕上がりに。
こだわりの配合で生まれた自慢のパン生地は、もっちりふかふか!扱うのが難しいほどやわらかく、生きているかのよう。デリケートで取り扱いが難しいため、一つ一つ丁寧に、スタッフが手作業で成形します。
焼き上がったパンを窯(かま)から出すときにも、1本ずつ食パンに声をかけながら仕上がりをチェック。愛情をかけて作っているからこそ、独特の食感と風味が生まれます。
1日に焼ける食パンの数は各150本ほど。オープン前から長蛇の列ができるほど人気があるため、早めの来店がオススメです。一定の数を超えると引換券(当日限り有効)が渡され、引換券に書かれている時間に取りに行くシステム。運が良ければ、焼きたてあつあつが買えることもあります。※予約不可
高級食パン『朝の散歩道』は焼かずに食べるのがオススメ
『朝の散歩道』1本800円
看板メニューはプレーンの『朝の散歩道』。店名にある「ララバイ(子守歌)」のように、心を癒やしてくれるような、やわらかな口どけと、ほんのり甘い味わいが特徴です。
購入した当日と翌日は焼かずにそのまま味わって。「オレンジ蜂蜜」のコクと甘み、もっちりしていて舌の上で溶ける感覚は生食でしか味わえません。翌々日以降は厚めにスライスし、トーストやフレンチトーストなど贅沢な食べ方がオススメです。
サンマスカットレーズンたっぷりの『理想の恋人』
『理想の恋人』980円
『朝の散歩道』の生地に、サンマスカットレーズンをふんだんに練り込んだ『理想の恋人』は、デザートとしてもオススメのリッチなレーズン食パンです。サンマスカットレーズンは、普段よく見る紫色のカリフォルニアレーズンよりも、爽やかな酸味とフルーティーな香りが特徴。「小麦色のララバイ」の甘い食パン生地とは相性抜群です。
断面はまるで宝石箱のようで、どこをカットしても大粒のサンマスカットレーズンがごろごろと入っていています。みずみずしく、噛んだ瞬間に口の中でプチンとはじけるサンマスカットレーズンの食感を楽しんで。
オリジナルジャムやラスクは手土産にいかが?
レジ前では、お店の食パンに合うように考えられたオリジナルジャムを8種類販売しています。
左から『オレンジ蜂蜜』800円、『北海道蜂蜜』850円、『コーヒー蜂蜜』800円
8種類のうち3種類は、産地や味わいが異なる蜂蜜です。お店イチオシの『オレンジ蜂蜜』は食パンにも使われていて、オレンジようなフルーティーな香りと、すっきりとした甘さが特徴。『北海道蜂蜜』は花の香りがふわっと広がる優しい味わい。珍しい『コーヒー蜂蜜』は、コーヒーにもよく合うコク深い蜂蜜です。
スタッフのオススメの食べ方は“ジャムのダブル使い”。どのジャムも食パンの甘さを引きたてるように、あえて甘さを抑えているので、2種類組み合わせて食べても甘くなりすぎないそう。
中でもスタッフのイチオシの組み合わせが『皮つきピーナッツクリーム』(800円)と『ダブルベリージャム』(800円)。ピーナッツクリームの香ばしさとベリーの甘酸っぱさが意外にもマッチし、一度食べるとやみつきになるとか。ジャムのペアリングで、自分好みの味を見つけるのも楽しそうですね。
食パンは開店後すぐに完売することも多いので、完売していたら『朝の散歩道』を使った『ラスク』をぜひ購入してみて。芳醇なバターの香りとサクサク食感がたまらない一品です。日持ちするので手土産としても良さそう。
一度食べるとまた食べたくなる「甘さ」と「もっちり感」が自慢の「小麦色のララバイ」の高級食パン。網干エリアだけでなく姫路の手土産としても、きっと喜ばれること間違いなしです!
■詳細情報
■DATA
本記事はライターが取材・校正を行った上で作成した記事です。内容は2021年1月11日時点の情報のため、最新の情報とは異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。