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【加古川】「farm to kitchenあるこ」オープン!自社農場の野菜が主役のイタリアンを

JR東加古川駅から徒歩6分ほどのところにある「farm to kitchenあるこ」。以前この場所にあった「ワイン食堂 野菜とグリル」が目指していた「EAT LOCAL×EAT NATURAL」の意思を受け継ぎ、自社農場で育てた健康野菜や自家製の麹(こうじ)調味料を使用し、手作りにこだわった心と体に優しい食事を提供するイタリアンバルです。

・「farm to kitchenあるこ」

JR東加古川駅から歩いて6分ほどのところにある「farm to kitchenあるこ」。運営しているのは、地元企業「オークラサービス株式会社」で、前身の「ワイン食堂 野菜とグリル」の既存スタッフと共に新たな名前で2025年5月8日にスタートしました。

イタリアンバルらしいオシャレで洗練された雰囲気を醸(かも)し出す店内。ゆったり座れるソファやテーブル席のほか、奥には個室も用意されています。

自社農場「あるこファーム」では、化学肥料や農薬の使用をできるだけ抑え、土中の微生物の力を生かす“ピロール栽培”を基本としています。土づくりから丁寧にこだわり、自然の力に任せて育てた野菜は、どれもぎゅっと旨みが凝縮された味わいです。

「旬のものをベストなタイミングで収穫するのがポイント」と話すように、野菜は収穫後すぐに農場から店舗へ直送。中間業者を通さず、新鮮なまま提供されるのが魅力です。


・7種盛りのカラフルな『本日の切り株プレートランチ』

『本日の切り株プレートランチ』1,480円

ランチメニューは大きく分けて『本日の切り株プレートランチ』『季節野菜のパスタセット』『フォカッチャサンド』の3種類。中でも一番人気なのが切り株プレートです。

旬の野菜を多く使っているので、自家製フォカッチャとリーフサラダ以外はすべて、その時々で内容が変わります。ランチに必ず付くスープも野菜が主役で、この日は「カリフラワーのポタージュ」が登場しました。

同店では料理によって、4種類の自家製麹(こうじ)調味料を使い分けているそう。塩麹やタマネギ麹のほか、時期によっては旬の素材を使った麹調味料を作ることも。シンプルだけれども奥深さが感じられるのは、麹が持つ自然なうま味と優しい発酵の力のおかげです。

この日のメインは「鶏のトマト煮込み」。自家製のタマネギ麹を使っており、ほんのりとしたやさしい甘みが、トマトの甘酸っぱさと共に口の中に広がります。しっかりと煮込まれているため、鶏肉はプリッと身が引き締まり、うま味もたっぷり。噛むほどに深い味わいが楽しめます。

・それぞれ2種類から選べる生パスタやフォカッチャサンドのランチも

『季節野菜のパスタセット』1,580円

パスタは「淡路麺業」の生麺を、鯛のアラから取った“アラ出汁”を使ったパスタソースで炒めるのが“あるこ流”。冷めても風味が飛びにくく、おいしさが長く続くと評判です。ランチタイムは前菜盛り合わせ、スープ、フォカッチャのセットがスタンバイ。ディナーでは単品でいただけます。どのメニューも季節野菜がふんだんに使われていて、彩り豊かな見た目からも旬を楽しめます。

ナッツやオレンジピールがアクセントの「キャロットラペ」や自家製ベーコンを使用した「ポテトサラダ」、ポリッとした食感がクセになる「ダイコンのスパイスソテー」など、気取らずもオシャレな料理がずらり♪家庭料理のヒントも見つかるかも!?

旬のズッキーニ・タマネギを使ったカラフルな『アンチョビガーリックのオイルパスタ』は、辛みや独特の香りが比較的少ない国産の有機ニンニクを使用しているので、味わいがマイルド。臭いを気にする女性でも気軽に食べられそう♪アンチョビの塩味がほどよく利いた、奥行きのある味わいが魅力の一皿です。

『フォカッチャサンド』1,280円 + 『ドリンクセット』300円

新メニューの『フォカッチャサンド』は、自家製フォカッチャの間にイタリアンテイストな惣菜やソース、フレッシュ野菜を挟んだオリジナルサンドイッチ。自家製の冷製ポルケッタにバルサミコソースをかけたちょっぴり大人な組み合わせがGOOD!風味豊かなフォカッチャとの相性も抜群です。

ランチにはプラス300円で『ドリンクセット』or『ミニドルチェセット』、プラス450円で『ドリンク+ミニドルチェセット』を付けることができます。



・カフェ利用のみも大歓迎♪自家製スイーツがお待ちかね

『バルのティラミス』500円

「ワイン食堂 野菜とグリル」から「farm to kitchenあるこ」になってから大きく変わったのが、カフェメニュー!今まではティラミスやバスクチーズケーキのみでしたが、今後は焼き菓子やドリンクなど、カフェメニューにも力を入れていくそう。また、前半の営業時間が16:30までとぐっと長くなり、カフェだけでも利用しやすくなりました。

フォークからこぼれ落ちてしまいそうなほどにやわらかい同店自慢のティラミスは、元パティシエだったという店長の渾身のレシピで手作りされています。形を保っているのが不思議なくらいエアリーで、口どけは驚くほどなめらか。ビターなコーヒー風味の生地に、ミルキーなマスカルポーネクリームが重なり、絶妙なバランスの味わいに仕上がっています。

『カヌレ』400円

あるとラッキーな『カヌレ』は、早くもファンの多い人気スイーツ。外側はカリッを越えてガリッと香ばしく、中はも~っちり。ラム酒の香りがふわりと広がります。

「今まではイタリアンバルのイメージが強かったと思いますが、これからはカフェ使いもしていただけるような気軽に立ち寄りやすいお店を目指します」と店長。新鮮・おいしい・オシャレが一度に叶う「farm to kitchenあるこ」で、素材のおいしさをじっくり味わってみませんか?

■詳細情報

■DATA

farm to kitchenあるこ

所在地
兵庫県加古川市平岡町新在家1-255-13 ベルトピア東加古川Ⅱ 1階
電話番号
079-451-7970 
営業時間
ランチ/11:00~L.O.13:30
カフェ/11:00~16:30
ディナー/17:30~22:00(L.O.21:00)

本記事はライターが取材・校正を行った上で作成した記事です。内容は2025年6月6日時点の情報のため、最新の情報とは異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。

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