JR御着駅の改札口を出てすぐ目の前にある「珊瑚椀(さんごはち)」は、“オーガニックジャンキー”をコンセプトにしたオーガニックカフェ。有機野菜や有機調味料にとことんこだわり、斬新なアイデアを盛り込んで生み出した“体思いのジャンクフード”を、ランチからディナーまで楽しめます。お弁当やサンドイッチなど、テイクアウトメニューも豊富♪新定番スイーツ『大麦粉のパウンドケーキ』も要チェックです!
・オーガニックカフェ「珊瑚椀(さんごはち)」
「珊瑚椀(さんごはち)」はJR御着駅から歩いてすぐの場所にある青い屋根の建物。食事や健康を気遣うお客さんを中心に、遠方からもリピーターが絶えない、男女問わず人気のオーガニックカフェです。
扉をあけると気さくな店主が「いらっしゃいませ」とお出迎え。店主との話は尽きず、何時間でも居続けたくなる居心地の良いアットホームなお店です。特に野菜や調味料など食事のことになると、話はよりヒートアップ!店長の実証実験談も交えながら、ためになる健康の話を気さくに話してくれます。
店内はカウンター席、テーブル席、座敷と多様。子ども連れなら半個室風な座敷がおすすめです。また、各席に設置されたドアフックやコンセントなど、食事やカフェを楽しみながら仕事をしたいコワーカーにもうれしい設備も♪
店主がオーガニックにこだわり始めたのは学生時代から。自分自身のアトピーをきっかけに化粧品を気遣うようになり、徐々に摂取する食事にも意識をするようになったそう。
「オーガニックだからキレイになるとは思っていません。だけど、オーガニックを食べ続けることで感覚が研がれることがとっても大切だと考えています」と店主。そんな店長が営む「珊瑚椀」では、調味料から食材まですべて無添加かつ有機のものに限定するなど、とことんストイックにこだわっています。
・隔週でメインが変わる『週替わりランチ』
『週替わりランチA』2,090円
隔週火曜にメインが変わる週替わりランチ。メインはAとBをスタンバイしていて、どちらか片方は乳製品や卵、肉類を一切使わないヴィーガンメニューが登場します。ランチタイム以降も『夜ランチ』(2,420円)として注文でき、時間帯問わず楽しめるのがうれしいですね。
A・Bどちらも、有機野菜を使った4~5品のおかず、汁物、自然栽培のダイシモチ麦をブレンドしたごはん、『大麦粉のパウンドケーキ』が付き、トレイの上を体に優しくおいしい料理で埋め尽くした充実の内容!素材はとことんオーガニックにこだわりつつも、一方で味付けは濃厚に仕上げるなど、店主の独創的なアイデア料理が常にお客さんを驚かせています。
取材日のAのメインは「マコモダケと麹のエマ・ダッツィ」。ブータン料理のエマ・ダッツィをマコモダケでアレンジした、「珊瑚椀」らしい一品です。ニンニク麹(こうじ)とエゴマ&青唐辛子麹の2種類の自家製麹のみで味付けし、ピリ辛に仕上げたスープととろけたチーズはまさに最強タッグ!スープのうま味と辛さ、そしてチーズのコクが時間差で口の中に広がり、感動がずっと続きます。
野菜は、加西市「さだゆうき畑」やたつの市「右田農園」をはじめとした、有機や無農薬、自然栽培にこだわった近郊の農家から直接仕入れています。大根葉をハラペーニョと自家製の塩麹で和えたマリネや、皮や茎などの野菜の端材を使った「麹ポタージュ」など、素材を余すことなく使い切るのも同店のこだわりです。
『週替わり弁当』1,512円
『週替わり弁当』や『スープ弁当』(1,188円)、『お惣菜BOX』(1,944円)など、手作りの食事は基本どれもテイクアウトが可能です。中にはテイクアウト限定メニューもあるので、公式Instagramのハイライトからラインアップをチェックしてみて♪前日までの予約がおすすめです。➡︎公式Instagramはこちら
・有機ブレッドを使ったお手軽ブランチも
『トースト』385円 ※注文は14:00~L.O.21:00
全粒粉や粗挽(び)き小麦、玄米粉といった有機小麦と21種類の有機雑穀を使った有機ブレッドが手ごろな価格で味わえます。ちょっと小腹が空いたときやお昼ごはんを食べそびれたときにもぴったり。
シンプルな『トースト』は、「オーガニックグラスフェットギー※」と非加熱天日熟成生海塩「みすまるのたま」を付けて食べるのが“珊瑚椀流”。穀物の香ばしさを塩が引き立て、ぱくぱくと止まらないやみつきの味わいが楽しめます。
※グラスフェットギーとは… 無塩発酵バターを伝統的な製法で18時間以上加熱し、水分やたんぱく質、不純物をほぼ除去して作ったバターのこと。
『有機発酵レモンスカッシュ』660円
有機のフルーツをきび砂糖に漬け込み、1週間~10日間ほど置いて発酵させた自家製発酵ドリンクも大人気!定番のレモンやキウイのほか、梅や柿といった季節のフルーツを使った限定メニューもときどき登場します。
『有機発酵レモンスカッシュ』は、レモンを発酵させることで味に深みが増すだけでなく、酵素の力が働き腸活にもなるそう。皮ごとレモンを使っていながらも、皮特有の渋みや苦みを一切感じないのは、発酵シロップならではです。
・オーガニックスイーツでカフェタイム♪
『大麦粉のパウンドケーキ(黒胡麻・vegan)』ドリンク代金 + 550円
九州産の自然栽培の大麦粉を100%使用した『大麦粉のパウンドケーキ』は、日ごろ食事を気にかけている人も罪悪感なく食べられるギルトフリーなスイーツです。ラインアップは12~13種類ほど。その中の数種類をスイーツとして提供したり、一本単位で販売したりしています。
小麦だけでなく平飼いタマゴやきび砂糖、ココナッツオイルなど、そのほかの材料にもこだわりが尽きませんが、「vegan」はさらに格別!豆乳やチアシード、白イチジクなど、植物由来の素材のみを使用し、より体への思いやりが感じられます。
「黒胡麻」は、炒りたてのゴマを口に含んだかのような香ばしさがクセになりそう。大麦粉とゴマのぽそぽそとした素朴な食感もやみつきになります。甘さは控えめながらも、風味も香りも豊かで、紅茶やコーヒーにもよく合います。
『ブラックジンガー(玄米コーヒー)』660円
コーヒー豆の代わりに、自然栽培の玄米を備長炭と南部鉄器で2日間焙煎したというこだわりの玄米コーヒーはいかが?玄米茶よりも渋みがあり、コーヒーよりも苦みが少なくあっさりしていて、老若男女問わず飲みやすい一杯です。
カップの底に沈んだ玄米粉をスプーンですくいながら飲めば、より濃厚な味わいに。栄養豊富でデトックス効果も期待できるいいこと尽くしのコーヒーを、ぜひ一度飲んでみて♪
「ヤマダストア花田店」で焼き菓子の販売のほか、西神中央駅で開催している「ウェルアベニューマルシェ」などのイベントにも出店し、オーガニックの輪を拡げている同店。
有機&無農薬野菜が主役のオーガニック料理を食べて、心も体も豊かに。“素材本来のおいしさを丸ごと味わう幸せ”を感じに、あなたも訪れてみてはいかが?
■詳細情報
■DATA
Organic Cafe Restaurant 珊瑚椀(さんごはち)
- 所在地
- 兵庫県姫路市御国野町御着319-4
- 電話番号
- 079-255-7622
- 営業時間
- 火~金曜日/11:30~22:00(L.O.21:00)
土曜日/9:00~22:00(L.O.21:00)
日曜・祝日/9:00~17:00(L.O.16:00) - ※土日祝日限定のモーニングは都合につき休むことがあるので、電話で問い合わせてから来店するのがベター。
本記事はライターが取材・校正を行った上で作成した記事です。内容は2023年11月18日時点の情報のため、最新の情報とは異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。