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2022.8.31
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【宍粟】廃校をリノベーションした「ゲストハウス繁盛校」ジビエ料理のレストランや体験も!

2016年に廃校になった「繁盛(はんせ)小学校」をリノベーションし、2021年にゲストハウスとして生まれ変わった「ゲストハウス繁盛校」。学校に宿泊するという非日常な体験は、大人も子どももワクワクすること間違いなし!いつでも帰りたくなるみんなの田舎を目指した、プレミアムなゲストハウスに遊びに行きませんか?

・「ゲストハウス繁盛(はんせ)校」

中国自動車道山崎ICから車を走らせること約40分、廃校をリノベーションした「ゲストハウス繁盛(はんせ)校」が、廃校当時の趣を残したまま建っています。

繁盛地区では過疎化が進み、143年の歴史があった「繁盛小学校」が2016年に廃校。しばらく手つかずの状態が続いていましたが、自治会を中心とした地元の有志メンバーで「More繁盛」を結成し、特産品でもある繁盛米づくりなどを通した町おこしに着手。やがて都市部から手伝いや観光で人が集まるようになり、繁盛地区に宿泊施設がなかったため、2016年に廃校を活用したゲストハウスづくりがスタートしました。

2021年にオープンしたゲストハウスの入り口で出迎えてくれるのは、たくさんのひょうたんランプ。繁盛地区にはひょうたんアートの名人がおり、縁起物としても知られるひょうたんが同館のモチーフになっているそう。

「面白き 繁盛をもっと 面白く」というのがスローガン。過疎化が進む中、「ここにしかない“繁盛”という地名を、今後も守っていきたい」というスタッフの思いが込められています。


・1日3組限定のプレミアムな宿泊スペース

宿泊スペースは全4部屋で、コンセプトは「プレミアムなゲストハウス」。合計30人以上が宿泊可能です。館内は広々としていますが、「旅行で大切なのは開放感。人数を限定することで、のびのび過ごしてもらいたい」との思いから、宿泊できるのは1日3組限定です。

どの部屋も中学生以下は無料で宿泊できるというのが驚きです。「6年生」「5年生」のプレートがかかった個室は、大人2人で1泊16,000円~。8人部屋の「4年生」、6人部屋の「3年生」は1部屋28,000円。グループでの宿泊におすすめです。全部屋貸切っても96,000円で、部活動の合宿などでも利用できます。

床には畳が敷かれ、のんびりくつろげます。壁紙は部屋によって雰囲気を変え、プレミアム感を意識した上品な配色にしているそう。また、「夜に泊まっても怖くない学校」を目指して、照明は暖色系で統一。柔らかな雰囲気が漂います。どの部屋も冷暖房完備でフリーWi-Fiが使えるのがうれしいですね。

布団などの備品にもとことんこだわり、一度スタッフで試して、本当に良いと感じたものだけを採用しているそう。ベッドの木枠は全て手作り。ひょうたんモチーフが隠れているかも?ぜひ探してみて。

かつては教室だったので、大きな窓から繁盛地区の美しい山景色が眺められるのもポイント。豊かな自然に心が洗われます。

食材の持ち込みもOK!家庭科室を活用した自炊スペースでは、ガスコンロを使った本格的な調理ができます。冷蔵庫の調味料や食器も自由に使えるのがうれしいですね。食器は地元の人が寄付してくれたものを再利用しているそう。

「学校」という場所では、誰もがルールを守る意識を持つのか、「どの設備も皆さんきれいに使ってくれるので、とてもありがたい」とスタッフ。宿泊者を含め、快適に過ごすための意識が行き届いています。

・宿泊だけじゃない!1日遊べる設備や体験が充実

「1日遊べるゲストハウス」というのが同館の特徴。子どもたちから大好評なのが、自由に遊べる体育館。普段は授業でしか使えない体育館で思う存分遊べるので、夜中まで元気にはしゃぐ子どもたちの姿が絶えないそう。

バスケットボールやバレーボール、バドミントンラケットなどの備品がそろいます。

『ひょうたんランプづくり』子ども1,000円~、大人6,000円~
※サイズにより価格は異なります

宿泊者を対象に、事前予約制でひょうたんランプづくりのワークショップも開催。ひょうたんを好きな形にくり抜いて、自分だけのオリジナルランプを作ります。

屋外の芝生スペースではバーベキューも。学校でのバーベキューという非日常体験に、家族や友人で盛り上がること間違いなしです!



・現役の猟師がプロデュースする里山レストラン

館内にはレストランも。かつての配膳室を活用し、壁の色や床を塗り替えるなどしてバーのような雰囲気に変身。茶色と黒をベースに、同館のイメージカラーでもあるオレンジを加えて統一感を出しています。

リノベーションで大切にしたのは、「そこにあるものを最大限活用して、新しいものをつくる」というブリコラージュの考え方。椅子や机は宍粟市内の小学校で使われなくなったものをアレンジして再利用するほか、地元の人の手作りも並んでいます。コンロなどは、廃業になった旅館や幼稚園から譲り受け、冷蔵庫などの家電製品のみ新しく購入。厨房はかつての保健室。シンクや食器棚などは、保健室に備え付けのものを使用しています。

『ジビエコース(七輪焼きor鍋)』子ども2,500円~、大人3,500円~
※宿泊者限定、朝食付き

ジビエ料理付きの宿泊プランでは、ジビエを存分に楽しめる夕食がセットになっています。日帰り客も利用できる「ジビエレストラン」も、定期的に期間限定で営業。“猟師のまかない飯”をテーマに、現役の猟師が考案した『繁盛ジビエプレート(鹿肉)』(1,200円)や『繁盛ガッツリ丼(鹿肉)』(1,200円)なども提供しています。

『プレートモーニング』300円~

毎月第3、4日曜日には「Moreカフェ」を営業。懐かしい給食をテーマにしたメニューが楽しめます。銀皿にパンやサラダ、果物が盛り付けられた『プレートモーニング』は300円~とリーズナブルなので、地元の人からも好評です。このほか、カレーが盛り付けられた『プレートランチ』も500円で販売。訪れた際にはぜひ味わってみて。

・特産品などのお土産の販売も

繫盛地区の特産品を販売するお土産スペースも。繁盛の人々の思いがこもったお土産を旅の思い出にいかがですか?

左から『繁盛米イセヒカリ(2合)』250円、『繁盛米コシヒカリ(2合)』150円

無農薬での生産に取り組んでいる『イセヒカリ』や、「ひょうご安心ブランド」の認証を受けた減農薬の『コシヒカリ』などを販売しています。揖保川源流の恵みと、寒暖差のある繁盛地区の気候が育んだ米を自宅で味わって。

『ひょうたんストラップ』 300円

地域の人が手作りした小物も販売しています。ひょうたんをモチーフにした一点物のかわいらしいストラップからは、手仕事のぬくもりが伝わってきます。


・家族で楽しめる!四季を感じる体験も開催

繁盛に来たら、その自然の豊かさをぜひ体験して。季節によって、アユのつかみ取りやそうめん流し、冬の狩猟体験など、家族で楽しめるイベントを定期的に開催しています。

今後は宿泊体験型のツアーも企画中なんだとか。詳細は公式HPで更新しているので、ぜひチェックしてみて。
➡︎公式HPはこちら

■詳細情報

■DATA

ゲストハウス繁盛(はんせ)校

所在地
兵庫県宍粟市一宮町上岸田576
電話番号
0790-71-0456
営業時間
チェックイン16:00/チェックアウト10:00

本記事はライターが取材・校正を行った上で作成した記事です。内容は2022年8月2日時点の情報のため、最新の情報とは異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。

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