姫路城の西側のお堀を渡ったすぐ向かいにある、和の趣き漂う食事処「姫山茶寮(ひめやまさりょう)」。おもてなし上手な店主が作る本格懐石料理は、祝い事や特別な席に選ばれています。上質な日本料理だけでなく和テイストのスイーツ「抹茶フォンデュ」も味わえ、カフェとしても利用できます。窓から見える姫路城に思いを馳(は)せながら贅沢和食ランチやスイーツを堪能して。
・完全予約制「姫山茶寮(ひめやまさりょう)」
姫路城の北西にある北勢隠門(きたせがくしもん)跡を抜け、清水橋を渡ると正面に赤いのれんのかかったレトロな町家が現れます。ここが国内外問わず観光客に人気の日本料理店「姫山茶寮(ひめやまさりょう)」。姫路城北勢隠門跡から徒歩1分ほどの場所にあり、風情ある町並みに調和しています。
同店は昼夜ともに完全予約制で営業しています。前日17:00までに電話または公式HPから予約をしてから訪れて。➡︎公式HPはこちら
昭和初期には酒蔵として使われていた建物を生かした店内は、どこを見渡しても和の趣きが漂います。元々この蔵にあった建具や家具をそのまま使用した、当時の面影がどことなく残るレトロな雰囲気が魅力です。
1階には個室が2部屋あり、少人数でのお祝い事、顔合わせなどでよく使われます。
2階は二間続きの和室になっていて、最大で20席ほどの席が置ける広さ。障子越しにやわらかい陽の光が感じられ、天気のいい日は特に居心地が抜群。希望すれば貸し切りも可能です(要予約)。
2階の窓から外をのぞくと、姫路城の天守閣を望むことができます。特別感を演出するすてきなロケーションは、大切な日のひとときを盛り上げてくれるはず。
・一箱に10種類以上のお料理を詰め込んだ『大名つづら』
ランチタイムのおすすめは、『大名つづら』。箱のふたを開けるわくわく感から楽しめる、ちょっと特別な日に食べたいランチです。
『大名つづら』 4,200円 ※要予約
ふたを開けると、色とりどりの季節の料理が10種類以上!食後には、ミニ抹茶フォンデュとコーヒーが付いています。
内容は月ごとに変わります。取材日の献立は、茄子の揚げびたし、お造り、てんぷらなど旬の食材を使った料理がずらり。熟成させ低温調理したローストビーフは、やわらかくジューシー。ご飯に合う鯛みそは、姫路の地味噌に丁寧に下ごしらえした鯛を合わせて練りこんだ自慢の一品です。
少しずついろんなものをお腹いっぱい食べられるのがうれしいですね。
・とろ~り贅沢和スイーツ『抹茶フォンデュ』
『抹茶フォンデュ』 1,500円 ※要予約
果物や団子などをアツアツとろとろの抹茶チョコソースに絡めていただく新感覚スイーツ。濃厚でほろ苦い抹茶チョコソースと、フルーツの酸味が相性抜群です。
団子やフルーツ、和菓子など、抹茶チョコソースに合わせる具材は約10種類。お皿に美しく並んだたくさんの具材をどれから食べるか迷う時間も、また“おいしい時間”です。抹茶チョコソースが温かいうちにたっぷり絡めて召し上がれ!
・石窯焙煎が自慢のこだわりコーヒー
『石窯珈琲』550円
食後に提供される珈琲は石窯で焙煎したこだわりの一杯。石窯焙煎は、石窯内部の余熱と遠赤外線効果により、短時間でコーヒー豆の水分を蒸発させることができるのが特徴です。深いコクと豊かな香りで飲みやすいと評判の『石窯珈琲』を堪能してみて。
・お祝いや接待に!完全予約制の懐石料理
『静御前』 6,600円 ※要予約
長きにわたって料亭で腕を振るってきた店主の作る懐石料理は、食べる人を思いやる心尽くしのおもてなしが込められてます。
昼懐石人気No.1は『静御膳』。お造りや季節の一品などが付いた本格懐石をリーズナブルな価格で堪能できます。
『本丸懐石』 9,900円 ※要予約(一日2組限定)
昼夜問わず注文可能な『本丸懐石』は、結納・顔合わせにおすすめ。前菜の季節の5種盛りから始まり、コースの最後はデザートで締めくくる、ワンランク上の懐石コースです。
国宝「姫路城」を間近で臨む日本料理店「姫山茶寮」。築100年を超える町家に足を一歩踏み入れた瞬間、そこにはどこか懐かしい空間と繊細な料理、そして温かいおもてなしが待っています。特別なことがあるたびにここに訪れ、大切な人たちと尊い時間を過ごしませんか?
■詳細情報
■DATA
姫山茶寮(ひめやまさりょう)
- 所在地
- 兵庫県姫路市小利木町8
- 電話番号
- 079-228-7243
- 営業時間
- ランチ/11:30~14:00(L.O.13:00)
ディナー/17:00~21:30(L.O.20:00) - ※2024年9月現在、昼夜ともに完全予約制。前日17:00までに電話or公式HPから要予約。
本記事はライターが取材・校正を行った上で作成した記事です。内容は2024年9月3日時点の情報のため、最新の情報とは異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。