姫路市南条、姫路バイパス沿いに店を構える「姫路巴里食堂(ひめじぱりしょくどう)」は、フレンチをベースにした洋食を肩肘張らずに楽しめるレストラン。天井が高く開放感のある店内では、香ばしい音や香りに包まれながら、じっくり仕上げたハンバーグや鉄板ステーキ、具だくさんのグラタンなど本格的な西洋料理が味わえます。さらに、自家製のドリンクや日替わりサービスデザートもうれしいポイント。“姫路のパリ”で、おいしい時間を過ごしてみませんか。
・「姫路巴里食堂(ひめじぱりしょくどう)」
姫路バイパスの市川ランプから車で約1分、姫路南ランプからは約6分。バイパス沿いに店を構える「姫路巴里食堂(ひめじぱりしょくどう)」は、フレンチをベースにした西洋料理を気軽に楽しめるレストランです。緑色の看板を目印に訪れてみて。
天井が高く、開放感あふれる店内。やわらかな間接照明が温かな雰囲気を演出しています。フロアは1階と中2階に分かれ、4人掛けのテーブルがゆったりと配置。壁で仕切られた席もあり、半個室のようにプライベート感を保ちながら、落ち着いて食事を楽しめるのも魅力です。家族みんなで訪れてほしいと子ども用のイスもスタンバイしています。(※ベビーカーの入店は不可)
また、客席とオープンキッチンはひと続きになっており、調理の音や香ばしい匂いが心地よく広がります。料理が運ばれてくる前から、自然と食欲をかき立てられる空間です。
店を手がけるのは、大阪や姫路の有名ホテルのフレンチレストランで約10年修行し、その後は神戸・西宮・加古川・姫路に12店舗を展開するレストランチェーンで料理長を10年ほど務めた料理人。自分のペースでゆったり料理を提供したいと、2005年にこの地で独立。以来20年、伝統的な西洋料理をベースに、 だれもが親しみやすい洋食を届け続けています。
お店は店主と奥さんの2人で営んでいるため、5人以上での来店は事前の予約をおすすめします。予約なしで5人以上で来店した場合、料理の提供に順番が前後することがあります。
・うま味を閉じ込めた自慢のハンバーグ
全メニュー、ランチタイム、ディナータイム共に時間帯関係なくオーダーできるグランドメニュー。25種類から選べる豊富なメイン料理に、サラダ、スープ、パンorご飯、ドリンクが付きます。
平日のランチのみ、グランドメニューと同じ内容にサービスドリンクが付く、ちょっとお得なセットを提供しています。
『海老フライとハンバーグ(150g)』2,200円
看板メニューは洋食屋の定番「ハンバーグ」。牛と豚を4:1でブレンドし、うま味成分が豊富なモモ肉を中心に使用しています。鉄板で香ばしい焼き目をつけ、さらにオーブンでじっくり蒸し焼きにすることで、肉のうま味をしっかり閉じ込めるのがこだわり。“肉汁をあふれさす”のではなく、“肉汁を逃さない”工夫によって、ジューシーな味わいを堪能できます。
そこに合わせるのは、自家製デミグラスソース。牛すじや丸鶏を半日炊いてこし、さらに香味野菜を加えて半日煮込むという手間暇かけた逸品です。ハンバーグをブイヨンで蒸し焼きにする際に出る肉汁も加えることで、深みのあるコクと豊かな味わいに仕上がるそう。ソースは和風てりやきも選ぶことができます。
大人も思わずテンションが上がるのが、直径21cmの鉄板からはみ出すほどのジャンボサイズの「エビフライ」。ぷりっと弾力のある食感と、ほんのり甘みを感じる身は食べ応え抜群!さらにプラス220円で、もっと大きな大海老にサイズアップも可能です。
食べ終わった後に殻を割り、濃厚な味噌まで楽しむ“通”もいるのだとか。自家製タルタルソースはマスタードやイタリアンビネガーを利かせた大人味。酸味のあるトマトソースと合わせれば、最後の一口までやみつきになること間違いなし♪
・希少部位ステーキと一品料理のコンビも♪
『本日の一品とテンダー(100g)』2,200円
※写真の本日の一品は + 110円の「グラタン」
ステーキと本日の一品の両方が楽しめる『本日の一品とテンダー』。「本日の一品」は、当日黒板に書かれたメニューから選べます。取材日は「ササミとクリームチーズのカツレツ」などがあり、プラス110円で「グラタン」もスタンバイ。お肉はプラス500円/50gごとにサイズアップもOKです。
ステーキに使う肉は赤身のハラミ肉のなかでもサガリという希少な部位。それを絶妙な火加減をみはからいながらミディアムレアに仕上げています。鉄板で提供されるため、熱が入るごとにレアからウェルダンまで好みの焼き加減を楽しめるのも魅力。おすすめは断然ミディアムレア。口に運ぶと、柔らかくほどける肉質と上品な肉のうま味が口いっぱいに広がります。
ポン酢と大根おろし、スパイスがブレンドされた塩こしょうが用意されていますが、肉自体に下味がしっかり付いているので実はソースいらず。まずは何も付けずに肉本来の味わいを楽しんで。
この日は「グラタン」をチョイス。皿からあふれそうなほどのボリュームで、小麦粉とバターから仕込んだホワイトソースを一日寝かせて仕上げた、店主自慢の一皿です。
ナスやジャガイモ、ベーコン、ミートソースがたっぷり入り、濃厚でなめらかなソースとチーズが絶妙に絡み合います。フォークを入れるたび、とろけるチーズと具材が絡み合い、思わず手が止まらなくなるおいしさです。
さらにセットのパンにプラス50円で付けることができるよつ葉バターor自家製ジャムにも注目。ジャムは季節によってパイナップルや南高梅など旬の果物を使い、取材日には「木イチゴ」と「イチジク」が登場。イチジクは色を美しく仕上げるため一つひとつ皮をむくという丁寧な手仕事。きび糖で炊き上げた優しい甘さが料理を引き立てます。
・食後にはデザートのサプライズも!
『サービスデザート』 ※写真は2人分
食事は終わり…かと思いきや、なんと食後にデザートのサービスが!当日なにが提供されるかはお楽しみで、この日は、自家製のプリンとミルクティーを使ったパフェ2種がラインアップ。複数人で来店したお客さんにはシェアできるよう、違う種類のデザートを出すのも店主ならではの気遣いです。
ほかに、抹茶とホワイトチョコのムースケーキやチョコのムースなどが登場することもあるそう。サービスとは思えない量とクオリティに満足すること間違いなしです。
コーヒー、紅茶、アップルジュースのセットドリンクのほか、プラス料金(平日50円、土日祝150円)で自家製シロップを使ったドリンクに変更することも可能。
『グレープフルーツとライチのソーダ』は、ピンクグレープフルーツを丁寧にフィレにしてシロップに仕立てているため、果肉感がたっぷり。シュワっとした炭酸とともに、さわやかな甘みと酸味が広がります。『木いちごのビネガー』は、優しい酸味と木いちごの甘酸っぱさが調和した一杯。スッキリとした後口で、食後にもぴったりです。
自家製のスイーツやドリンクが手ごろな価格で楽しめるのも、思わず通いたくなる魅力のひとつです。
お店のコンセプトは「男性一人でも気軽に立ち寄れる、そして奥さんや恋人を連れてきたくなるお店」。店主の思いは「おいしい料理を、大切な人にも食べてもらいたい」というシンプルで温かなものです。肩肘張らずに訪れられる“姫路のパリ”で、ぜひその思いを共有してみては?
■詳細情報
■DATA
姫路巴里食堂(ひめじぱりしょくどう)
本記事はライターが取材・校正を行った上で作成した記事です。内容は2025年9月3日時点の情報のため、最新の情報とは異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。