姫路城近くの自家焙煎珈琲店「NAKAZAKI COFFEE ROASTER(ナカザキコーヒーロースター)」。コーヒーの道を歩んで約25年のオーナーが目利きし、“本当においしいと感じたスペシャルティコーヒー”のみを取り扱っています。2022年4月には、姫路城から南へ徒歩約3分の場所に2号店がオープン!新店では、待望のハンドドリップコーヒーのテイクアウトも販売しています。
小さな古民家焙煎所「NAKAZAKI COFFEE ROASTER(ナカザキコーヒーロースター)」
姫路城からほど近い、昔ながらの町並みが随所に残る野里界隈(かいわい)。住宅街の中にたたずむ古民家が「NAKAZAKI COFFEE ROASTER(ナカザキコーヒーロースター)」です。
引き戸を開けてひとたび足を踏み入れると、芳(かんば)しい香りに包まれます。店内は、店主がほぼ一人で祖母の家をリフォームしたそう。塗り壁も商品を陳列している木の棚もすべて店主の手作りです。
店主のモットーは「デイリーユーズしてもらえるおいしいスペシャルティコーヒー豆を届ける」。同店では、世界中で流通する豆のわずか5%ほどと言われるスペシャルティコーヒーの中でも、“ニュークロップ”に分類される新鮮な豆を選び、ほぼ毎日焙煎しているのがこだわり。東京や大阪では倍の値段もするようなグレードの豆を100g/650円~販売するなど、値段は最低限にまで抑えているのもポイントです。
値段や品質、味わいなどに徹底的にこだわる理由は、店主自身が元々コーヒーが嫌いで飲めなかったから。ですが、神戸の焙煎所で働く中でおいしい豆に出合えたことでコーヒーの世界に引き込まれていき、独学で焙煎士に。自分と同じように“コーヒー=おいしくない”と感じている人に、コーヒーの魅力を知ってほしいとの思いで前身の「sakura coffee(サクラコーヒー)」をオープン。業務販売をメインとしてコーヒー豆を焙煎していましたが、「小売りをしてほしい」という多くの声を受け、2017年に、一般のお客さん向けにも販売する「NAKAZAKI COFFEE ROASTER」として生まれ変わりました。
こだわりのスペシャルティコーヒー
左から『エチオピア モカ(200g)』1,400円、『マンデリン(200g)』1,400円
ラインアップはブレンド4種類、シングル7種類で、シングルは1品種につき浅煎(い)り、中煎り、深煎りと2~3種類の焙煎をスタンバイしています。何にするか迷ったときは人気No.1の『スペシャルブレンド』(650円/100g)をまずは飲んでみて。もう少しコクがほしいと感じたら『ディープブレンド』(650円/100g)を、軽い味が好みなら『エチオピア(浅煎り)』(700円/100g)など、店主に次回おすすめを提案してもらうための指標にもなります。
店頭での購入は300g以上で10%引き、500g以上で20%引きになるのもうれしいポイント!数種類組み合わせるのもOKなので、いろんな味や焙煎度を試して自分好みの一杯を見つけてみて。遠方の人は、オンラインショップでも販売しています。➡︎オンラインショップはこちら
豆やドリップバッグの詰め合わせなど、ギフト用商品も豊富にスタンバイ。熨斗(のし)を書いてくれるのでお中元やお歳暮に選ぶ人も多いそう。
『ドリップバッグ』160円
『ドリップバッグ』は、専用ドリッパーがなくても手軽に香り高いコーヒーが楽しめる便利でおいしい一品。味は『スペシャルブレンド』『ブラジル』『コロンビア』『マンデリン』『季節のブレンド』の5種類あります。
『ドリップバッグ5種 各1枚入り』(800円)の詰め合わせは、定番4種と季節のブレンドが1袋ずつ入っているので、いろんな味をちょっとずつ試せます。ちょっとしたプレゼントにはもちろん、自分用に購入して飲み比べするのも良いですね。
左から『コールドブリュー』1,200円、『リキッドアイスコーヒー(1L)』810円
夏はアイスコーヒーが人気。『コールドブリュー』は、挽いた豆がパックされていて、水に浸けてそのまま12~24時間置くだけで簡単においしいアイスコーヒーが完成する優れもの。コーヒー豆は『サマーブレンド』を使用しているので、ほんのり甘くて苦すぎず、スッキリとした後口が楽しめます。
『リキッドアイスコーヒー』は、アイスコーヒーが1L分パックに入っているので、コップに注ぐだけでOK。ストレートで思う存分味わって。
姫路城の近くに2号店がオープン!
2022年4月17日、姫路城から南へ3分ほど歩いた場所に2号店「NAKAZAKI COFFEE ROASTER 本町店」がオープン!アイアンと木でまとめたシンプルな外観で、ナチュラルな雰囲気をかもしだします。
2号店をオープンしたのは「JHDC(ジャパン・ハンドドリップ・チャンピオンシップ)全国3位の実力を持つ店主が淹(い)れるハンドドリップコーヒーを飲みたい」という声が多く、その声に応えたいという思いから。また、今まで野里の店舗を利用していたリピーターはもちろん、中々足を運び辛かった新規のお客さんにも気軽に立ち寄ってほしいと考え、姫路城や姫路駅からもアクセスしやすいこの場所に決めたんだとか。営業日は日曜日の週1回のみです。
『ドリップコーヒー』600円
テイクアウトできるドリンクは、店主がハンドドリップで丁寧に淹れる『ドリップコーヒー』と、コーヒーマシーンで落とす『クイックコーヒー』(450円)の2種類。どちらもホットかアイスを選べます。『クイックコーヒー』は、店主がその日のおすすめの豆を1種類セレクトして提供。『ドリップコーヒー』は、好きな豆を選ぶことができます。
「JHDC」というハンドドリップの技術を競う大会で、初出場ながら2018年に全国3位に輝いた店主。ハンドドリップの腕前は業界でもお墨付きです。ぜひ、待望のハンドドリップコーヒーを味わって。
2号店では、ギフトの取り扱いがなくコーヒー豆や『ドリップバッグ』、『リキッドアイスコーヒー』などを販売しています。ラインアップや割引制度は同じです。
コーヒー嫌いだった過去があるからこそ、本当においしいコーヒーを届けたいという思いが人一倍強い店主。その人柄はまさに実直そのもので、好みの味を相談すると親切丁寧にアドバイスしてくれます。コーヒーが苦手な人も、そのイメージが変わるかもしれませんよ。ぜひ店主との会話を楽しみながら、自分好みの一杯を見つけてみて。
■詳細情報
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本記事はライターが取材・校正を行った上で作成した記事です。内容は2022年5月9日時点の情報のため、最新の情報とは異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。