姫路城の北側、古民家が立ち並ぶ野里街道に佇む「うどん屋 麦(ばく)」。兵庫県内でも珍しい『五島うどん』も堪能できるお店です。全国のうどん好きがこぞって訪れる話題のうどん屋を紹介します!
※2020年5月1日現在、通常営業中。
最新情報は公式インスタグラムにて確認を推奨します。
古民家ダイニング「うどん屋 麦(ばく)」
懐かしい雰囲気が漂う和モダンな古民家ダイニング「うどん屋 麦(ばく)」。
週末には関東や九州など日本全国や海外からのお客さんが多く訪れる人気店です。
大正14年築の古民家の造りを活かして、梁や柱など築造当時のままリノベート 。
肩肘張らないレトロな空間がくつろげると、長居する常連さんも多いそう。
店内に入るとカウンターと店主手作りのテーブル席が。キッズチェアもあるので子ども連れでも安心です。
うどんは2種類!『手打ちうどん』と『五島うどん』
『手打ちうどん』
自家製のダシに合う麺を2種類用意。
ほどよい弾力とモチモチの食感がクセになる『手打ちうどん』。
打ち立て茹でたての麺は一本一本にしっかりとコシがあり、噛むたびに小麦の香りが広がります。
讃岐うどんの製法を直伝された名店で修行を積んだ店主。小麦粉にとことんこだわり、店主自ら毎月岡山まで仕入れに出向くそう。
納得のいくまで試作を重ねて誕生した、同店自慢のうどんです。
手打ちうどんは昼に売り切れることも。事前に予約か問い合わせがおすすめです。
『五島うどん』
日本三大うどんの一つにも数えられる『五島うどん』。艶やかな細麺が食欲をかきたてます。
細さに負けないコシにプリッとした食感、ツルツルなめらかなのどごしが特長です。
長崎の五島列島で手延べ式で作られていることもあり、兵庫県下で食べられる店はごくわずか!
数ある製造元から取り寄せて厳選した麺を使用しています。
バリエーション豊富なうどんの食べ方
『手打ちうどん 出汁』600円
バリエーション豊富なうどんの食べ方も魅力の一つ。
手打ちうどんは『出汁』、『あご醤油』、『かまたま』、『ざる』、『4種の天ぷら』の5種類から選べます。
一番人気は『出汁』。イリコから丁寧にとった自慢のダシをひたひたにかけています。
「日本一のイリコ」と称される「伊吹イリコ」を一つずつ手作業で腹わたをとって下処理。
味付けは素材の持ち味を引き出すために、大分から仕入れた醤油をブレンドした自家製醤油を使用しています。
丹念に作るダシは透明度が高く、塩味がまろやかで優しい味に。
イリコのうま味が凝縮されていて、飲み干すお客さんが多いのも納得です。
お好みの濃さにできる醤油も用意しているので、調節しながら味わって。
風味高い『あご醤油』の食べ方もおすすめ。
味の決め手は、境港から仕入れた希少な「アゴ」を丸ごと一匹自家製醤油につけこんだダシ醤油。たっぷりと回しかけていただきます。
半熟卵や天ぷらのトッピングもあるので、その日の気分でカスタマイズして。
『五島うどん 地獄炊き』750円
五島うどんも手打ちうどん同様5種類の食べ方に加え、本場さながらの味が堪能できる『地獄炊き』が一押し。
地獄炊きという名前は「至極」という言葉がなまったことが由来する説も。
「あご醤油」ベースで作った少し濃い目のつけダレに、濃厚な卵がベストマッチ!柚子胡椒を加えるとピリッとアクセントになり、味の変化が楽しめます。
五島うどんにしっかりと絡み、食欲が落ちる暑い季節でもペロリと食べられそう。まさに至極の一品です。
週末限定メニューが登場!
土日限定!『おろし鶏天うどんセット』1,500円(お吸い物、小鉢、炊き込みご飯付き)
「麦」の味を堪能してほしいという思いから、セットメニューが登場!週末の土日限定で注文できます。
『手打ちうどん あご醤油』に鶏天と大根おろしを盛り付けた『おろし鶏天うどん』。
特製のタレに一晩漬け込んでしっかりと下味をつけた鶏天はジューシーでやわらか。サクッとクリスピーな衣でやみつきになりそう。
イリコダシで炊く『出汁炊き込みご飯』は、具材のうま味が染み込み食欲も増進!
この日の小鉢は『噂の茄子』。ナスが苦手な人でも食べられるという隠れ人気メニューです。
セット限定の『お吸い物』はイリコダシを卵でとじたシンプルな一品。
炊き込みご飯と小鉢は日によって内容が変わるので、“今日はどんなメニューかな?”と楽しみに訪れる人も。
「麦」の味をテイクアウト
『うどんすき』1,000円 (イートイン1,500円)
うどんを食べに行きたくてもなかなか行けない人も多いのでは?なんとお店の味をテイクアウトできるんです!新しくメニューに加わった『うどんすき』は、完売することもある人気メニュー。具材と麺を器にそのまま入れて加熱するだけ。冷蔵庫の野菜を加えてもよし!最後にご飯を投入して雑炊にしてもよし!楽しみ方は広がります。
『日替わり炊き込みごはん 』400円
その他、『炊き込みごはん』や『天ぷら』、『だし汁』( 2ℓ 2000円)など、サイドメニューも充実。2度、3度と通いたくなるこだわりの味を是非ご自宅で。
注文は、事前予約が必要。最新情報は公式インスタグラムをチェックして。
試飲OK!持ち帰り用にダシの販売も
バク醤油『アゴだし』1,500円、『いりこ頭』1,000円
持ち帰り用のダシも販売しています。手土産や自宅用に買って帰るお客さんも少なくないそう。
どんな料理に合うかは気さくな店主がレクチャーしてくれます。試飲もできるので、気軽に相談してみて。
箱に詰めたギフトセットも用意。贈り物として渡せば喜ばれること間違いなし!
『アゴだし』は数量限定なので出合えたらラッキーかも!?
夜カフェイベントも開催!出店スケジュールは?
夜は仕事終わりのサラリーマンが立ち寄り、居酒屋として利用する人で賑わいます。
姫路ではなかなかお目見えできない珍しい日本酒や地酒、焼酎、ワインなど品ぞろえが豊富。
常時種類を入れ替えながら、店主好みのお酒が並びます。
シメに絶品のうどんなんて理想ですよね!
不定期でイベントを開催。なかでも、うどん以外の料理やスイーツを味わえる「夜カフェ」は大人気のイベント。
オーナーが気まぐれでコラボするそうで、次回は2018年の冬に予定しています。
そのほか、意気揚々とイリコの腹わたを取る「イリコワークショップ」も好評!
参加するとイリコマスター認定の証「イリコ部員バッチ」がもらえます。
今後は8月4日(土)「ひでぴ〜ふぇすてぃばる2018」、8月5日(日)「いきいき坂越たこ祭り」、8月9日(木)「お夏清十郎祭り」にも出店予定。『五島うどん』はもちろん、イベント限定のトッピングも用意されているので見逃せないですね!
詳細は公式Facebookでチェックして。
■詳細情報
■DATA
うどん屋 麦(ばく)
- 所在地
- 兵庫県姫路市鍛冶町 2
- 電話番号
- 079-227-7997
- 営業時間
- ランチ 11:30~14:00(LO.13:30)
ディナー 18:00~21:00(LO.20:30) - ※出汁や麺が無くなり次第閉店。事前に電話がベター
営業日などの最新情報は公式インスタグラムにて確認を推奨します。
本記事はライターが取材・校正を行った上で作成した記事です。内容は2020年5月1日時点の情報のため、最新の情報とは異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。