神戸市中央区、JR・阪神元町駅から南へ歩いて3分ほどの場所にある「Badiani(バディアーニ)」。日本に初上陸した、イタリアの老舗ジェラートショップです。素材本来の濃厚な風味となめらかな口溶けが魅力。シンプルな材料で構成された「ブォンタレンティ」は、一度食べるとやみつきになるリッチなミルクジェラートです。
・ジェラートショップ「Badiani(バディアーニ)」
神戸市中央区、元町商店街の「ユーハイム神戸元町本店」内に店を構える「Badiani(バディアーニ)」。1932年に創業したフィレンツェ発祥のジェラートショップです。コンセプトは、常に高品質とサステナビリティの理念をもち、職人によって守られ続けてきたジェラートのおいしさを通じて、全世代に喜びを届けること。この思いに「ユーハイム」のお菓子作りと通ずるものを感じ、2023年7月1日に日本第一号店がオープンしました。
ブランドカラーはブルーですが、地元に根付いた芸術的なジェラート店を目指し、外観や内装は店舗ごとにカラーを変えているそう。神戸元町店は、訪れるだけで元気みなぎるオレンジです。店の奥にあるイートインスペースにはフォトスポットが設置されているので、インスタ映えの一枚を撮影してみて。
・濃厚な味わいとなめらかさが魅力のジェラート
ショーケースには、厳選した食材を使用した約16種類のフレーバーがスタンバイ。素材そのままかと思うほどの濃密な味わいと、一瞬でスッととろける口溶けの良さが魅力です。
『メディオ(2フレーバー)コーン』756円
同店を象徴するフレーバーが「ブォンタレンティ」です。16世紀に初めて作られたジェラートのレシピを基に、クリーム、牛乳、砂糖、卵などシンプルな材料で構成。50年以上のロングセラーを誇り、本国を含む既存店舗でも人気の濃厚なミルクジェラートです。
ソルベタイプの「ラズベリー」は、ミルクベースとはまた違ったおいしさ。果実そのものを濃縮したようなフレーバーで、ほんのり酸味の利いたみずみずしいラズベリーの風味がストレートに伝わってきます。「ブォンタレンティ」と一緒に食べればマイルドな口当たりになり、一口ごとに変化する味わいを楽しむのも醍醐味の一つです。
『メディオ(2フレーバー)カップ』692円
「ブォンタレンティドルチェヴィータ」は、2015年のジェラートフェスティバルで最優秀賞を受賞した、オーナーシェフPaolo Pomposi(パオロ・ポムポシ)氏によるオリジナル。「ブォンタレンティ」と、ヘーゼルナッツのプラリネチョコレートソースを層にしています。上品な甘さとほどよい香ばしさが広がり、身も心も満たされること間違いなし。
『グランデ(3フレーバー)カップ』756円
京都府宇治市の「丸久小山園(まるきゅうこやまえん)」の抹茶を使用した、和のフレーバー「抹茶」もあります。茶葉の風味をダイレクトに感じられ、抹茶好きも思わずうなるおいしさ。なめらかな「ミルクチョコレート」は、口いっぱいに絡み付くようなチョコレートの濃厚さに驚きます。強い酸味が印象的なソルベジェラート「レモン」と合わせれば、後味スッキリ。
フレーバーはこのほか、キャラメルの甘さと塩気が絶妙なバランスの「塩バターキャラメル」や、「和田萬」の黒ごまペーストを使用した香り高い「黒ごま」など、幅広いラインアップで選ぶのも迷ってしまいそう。
厳選素材で作る濃密なジェラートを堪能できる「Badiani」。昼過ぎ以降は混み合うことが多く、ゆっくり過ごしたい人は午前中が来店の狙い目です。ヨーロッパ以外の地域で展開しているのは日本だけなので、神戸散策のお供やショッピングの合間に、フィレンツェが認めた元祖ジェラートをぜひお試しあれ。
■詳細情報
■DATA
本記事はライターが取材・校正を行った上で作成した記事です。内容は2023年7月20日時点の情報のため、最新の情報とは異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。