2023年10月6日に販売を開始した「心和-cocowa-(ここわ)」。パティシエと和食職人という二足のわらじを履く店主が、何年もの研究を重ねて作り上げた“白鷺の和雲シフォン”が自慢の米粉シフォン専門店です。卵黄を使わず卵白のみで焼き上げた同店のケーキは、シフォンケーキの元祖・エンジェルフードケーキを思わせるシュワっとした口溶けが魅力。今までに出合ったことのないような極上の口溶けを、大切な人と感じてみませんか?
・「心和-cocowa-(ここわ)」
「心和-cocowa-(ここわ)」は、2023年10月6日にオープンした米粉シフォンケーキ専門店。高級鮨店を営む父の背中を見て和食の修業を重ね、父の店を手伝いながら生み出した“記憶に紡ぐ米粉シフォンケーキ”が看板商品。固定店舗を持たず、予約販売限定のお店です。
小学校入学と共に包丁や鍋、そして製菓用品を使いこなし、お菓子作りに励んでいたという店主。高校卒業後は専門学校へと進み、大阪の星付き割烹料理店での修業を終えて父のもとに。父が営む「鮨 ふじ井」のコースデザートとして提供していたシフォンケーキの予約が殺到し、専門店を開くことになりました。
和食職人としての知識と、スイーツの中で何よりもシフォンケーキが好きという思いを共存させた唯一無二のお菓子を作れないかと考え抜いた末にたどり着いたのが「心和」のシフォンケーキ。シンプルな食材ながらも確かな目利きで、素材選びからとことんこだわっています。
選び抜かれた素材は、熊本県産「ミズホチカラ」を極限まで細かく粉砕した米粉や淡路島「北坂養鶏場」の純国産鶏さくらの卵、沖縄県産のきび糖と海塩「ぬちまーす」、高級国産米油「コメーユ」、北海道産牛乳など。卵白のみを贅沢に使用した同店のシフォンケーキは、白鷺城のように白く、そして雲のようにふわふわなことから“白鷺の和雲シフォン”と命名しました。
購入方法は、電話、公式InstagramのDM、公式LINEのいずれかの方法で、受け渡し希望日の2日前までに予約が必須。その後、「鮨 ふじ井」(姫路市白銀町60-2)で受け取りを。受け渡し可能時間は火~土曜日の11:00~17:00。それ以外の時間帯に受け取りを希望する場合は、予約時に相談してみて。
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・“白鷺の和雲シフォン”は全部で3種!まずは『米香』を
ラインアップは『米香(こめか)』『ほうじ茶』『抹茶』の3種類。季節のイベントや食材の旬に合わせて、季節限定メニューが登場することもあります。どのメニューもホール販売のみ8等分にカットした状態で販売。価格はメニューに関わらず一律で、簡易包装の自宅用が3,900円、箱入りの贈答用が4,500円の2種類から選べます。
『米香』(自宅用)3,900円、(贈答用)4,500円
中でも、『米香』は同店を代表するシンプルなケーキ。卵黄を一切使わず、きび糖も最小限に抑えていることから、一般的なプレーンシフォンと比べて焼き色が淡く、表面までしっとりとやわらかいのが特徴です。
「ぜひ手で割いてお召し上がりください」と店主。スッと指で割くと、生地同士がつーっと糸を引くように離れます。手に持っただけでも今にも崩れてしまいそうなほどやわらかく、指に吸いつくようなケーキをパクッと一口。目をつむれば、口の中でシュワシュワと泡が弾ける音やとろけるような口溶け、米粉の甘い香りが繊細に感じ取れ、五感が刺激されます。
一度その新食感を味わえば、たちまち大切な人にこの感動を届けたいと贈答品を購入する人も多いとか。金色の文字で店名が刻まれた高級感あふれる桐箱には、17cmのホール1台分、数にして8カットのシフォンケーキがちょうど収まります。手土産やギフトにおひとついかが?
・高級食材を組み合わせたシフォンケーキも
『抹茶』(自宅用)3,900円、(贈答用)4,500円
香り高い宇治抹茶を贅沢に使った『抹茶』。深みのある渋い色合いが高級感を放ちます。ふわりと香る茶葉の香りや優しいほろ苦さは、シフォンケーキの域を超えて、茶筅(ちゃせん)で点てたお抹茶のよう。口の中でじんわりと溶けていく生地と香りを静かに感じてみて。
『ほうじ茶』(自宅用)3,900円、(贈答用)4,500円
“和の心”を大切にしたケーキはもう一つ、『ほうじ茶』があります。『抹茶』同様、日本茶の名産地・宇治から取り寄せたものを使用しています。数ある茶葉の中でも香ばしい「かりがね(くき茶)」を使うだけでなく、焙煎した茶葉を生地に混ぜ合わせる前にパウダー状にして使うのがこだわり。このひと手間が生み出す渋みや香りに魅了されて。
『ショコラ』(自宅用)3,900円、(贈答用)4,500円 ※12~3月末ごろ
取材日は季節限定の『ショコラ』もお目見え。ココアを入れたり、クーベルチュールチョコレートを入れたりといった一般的な作り方ではなく、有機カカオパウダーと有機カカオバターを生地に混ぜ合わせ、“カカオからローチョコレートを作るようにシフォンケーキを作る製法”を取り入れています。
定番フレーバーの優しい味わいとはちょっぴり違い、こちらはちょっぴり甘めの“ご褒美フレーバー”。自慢の口溶けと合わさることでチョコの甘さや濃厚さを一層感じられる、計算し尽くされた一品です。このほかの期間限定メニューは、公式Instagramのハイライトからチェックを!
・卵黄を活用した「高級ふりかけ」も新発売!
『ふりかけ』500円(お試し価格)
「シフォンケーキを作るときに使わなかった卵黄を、和食職人らしいアレンジでお客様に提供できないか」との思いで誕生した『ふりかけ』。試行錯誤の末、ようやく商品化にこぎつけ、2024年4月からいよいよ本格的に販売がスタートします。
鮨屋という職業柄、米に向き合う機会の多い店主。自らも大の米好きということからこのふりかけが生まれたそう。「鮨 ふじ井」で使っているものと同じシビ(黒マグロ)と利尻昆布で取った出汁をベースにしょう油、砂糖、みりん、酒など、和食の基本調味料をブレンドした調味液に卵黄を入れてぐつぐつ。たっぷりのゴマとシビを煎(い)り、和えれば完成です。
仕込みには、7時間もの時間を要するというから驚き!一つまみだけでも味がしっかり感じられるほどうま味たっぷりで、ご飯が止まらなくなる“高級ご飯のお供”です。
「お客様はもとより、仕入先の方々や「心和-cocowa-」に関わるすべての人への思いやりを大切に、シフォンケーキを通じて心にも体にも優しい“食”を届けていきたい」と話す店主。
今後は『きな粉』や『黒ゴマ』、『和三盆』といった和のラインアップを増やすだけでなく、ふりかけに続く卵黄を活用した商品展開も企画中とのこと。今後の発展が見逃せませんね♪
■詳細情報
■DATA
心和-cocowa-(ここわ)
- 所在地
- 兵庫県姫路市白銀町60-2
- 電話番号
- 070-9220-0802
- 営業時間
- 11:00~17:00
- ※受け渡し場所は「鮨ふじ井」。上記時間外に受け取りを希望する場合は要相談
本記事はライターが取材・校正を行った上で作成した記事です。内容は2024年2月22日時点の情報のため、最新の情報とは異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。