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2024.2.21
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【多可町】イチゴ農家のケーキ店「いちご工舎」オープン!朝採れイチゴのこだわりタルトが人気

イチゴ農家になるために愛知県から多可町へ移住してきたパティシエが手がけるケーキ店「いちご工舎」が2024年1月27日にオープン!営業日は木~日曜日で、イチゴが採れる12月~5月末ごろだけ営業しています。同店の自慢は、“朝採れイチゴ”を惜しみなく使った3種類のケーキ♪甘~い果汁がたっぷり詰まったジューシーなイチゴのおいしさを求めて多可町へ足を運んでみては。

・イチゴ農家&ケーキ店「いちご工舎」

自然あふれるのどかな多可町八千代区に2024年1月27日、ケーキ店「いちご工舎」がオープン!多可町の中でも南部にあたるエリアで、西脇市や加西市、市川町などの市外からも比較的アクセスしやすい場所にあります。

同店は12月~5月いっぱいの、約半年間だけ営業するケーキ店。店主は以前、愛知県でイチゴの栽培・加工・カフェ・販売を行う農業法人に勤めていたそう。「そこで培った経験を生かしてイチゴ農家をしたい」という夢を胸に新たな人生を歩むため、愛知県から家族とともに移住してきました。

海の近くに住んでいたことから“山での田舎暮らしへの憧れ”が強く、のどかなこの地を選んだそう。2022年8月に生活の拠点をここに移してからの約1年間、近くの体験型複合施設「なごみの里山都」でイチゴタルトの販売と農地の整備に専念。そして2024年1月に、念願のオープンを果たしました。

以前勤めていた法人では、最近主流の「高設栽培」でしたが、イチゴ農家として独立するにあたり、昔ながらの「土壌栽培」にシフトチェンジ。子どもからお年寄りまで、すべての人に「安心・安全・おいしい」を届けたいと、有機JASに使用を認められた人と自然に優しい農薬のみを必要最小限だけ使用しているそう。

また、ハウスの中の気温をあえて抑えているのもおいしさの秘訣。寒いほどにイチゴの成長がゆっくりになるので、イチゴ本来の風味が濃くなりやすいんだとか。3棟、面積にして4.5アールほどあるビニールハウスでは、2024年2月現在、「とちおとめ」「さちのか」「よつぼし」「紅ほっぺ」の4種類のイチゴを栽培しています。


・看板スイーツ『いちご工舎タルト』

『いちご工舎タルト』3,800円

同店のケーキには一切小麦粉を使っておらず、米粉100%のグルテンフリーな仕様になっています。看板スイーツは『いちご工舎タルト』は、直径15cmほどある5号サイズと食べきりサイズの2種類があり、どちらにも自家栽培のイチゴが惜しみなく使われています。

また同店のケーキには、その日の朝に収穫したばかりの“朝採れイチゴ”を使うのが最大のこだわり!食べごろを迎えた完熟イチゴだけを使っているため、一日に作られるケーキの数も日によってまちまちなんだそう。確実に手に入れたいときや購入日が決まっている人は、公式LINEから予約をしておくのがベターです。➡︎公式LINEはこちら

米粉をベースにしたタルト生地は、焼き色がしっかりと付いたサックリタイプ。それでいて口に入れた瞬間にホロッと崩れるような一面も持ち合わせていて、後口が軽めなのが特徴です。甘さ控えめのダマンドの上には、自家製のカスタードクリームと「大山乳業」の生クリームをたんまりと。さらにその上を完熟イチゴが赤く埋め尽くし、華やかに彩ります。

「甘さと酸味のバランスにこだわり、素材選びから慎重に行いました」と語る店主。「播州地卵」と「山田錦」の米粉など、多可町産のものを積極的に取り入れています。良質な素材を使っているからこそ素材自体の味わいが豊か。だからこそ甘さ控えめでも、一口で印象に残るような香り高さやコク深さがしっかりと感じられます。

『ミニタルト』各700円

自分へのご褒美やちょっとした手土産には、食べきりサイズのミニタルトを。手のひらにすっぽりと乗るような小ぶりなタルトの上を、カスタードと純生クリーム、真っ赤なイチゴがかわいらしくおめかし♪ハートの形をしたイチゴ断面もまた、乙女心をときめかせます。

イチゴの品種は日によって変わり、同じ日でもケーキの種類によって違うことがほとんど。取材日はタルトケーキが「さちのか」、『いちご工舎ロール』が「とちおとめ」で、その日その時にしか出会えない一期一会のおいしさを味わえるというのも、同店のスイーツの魅力です。

・『いちご工舎ロール』も新登場♪

『いちご工舎ロール』3,000円

2月8日から『いちご工舎ロール』が新しくメニューに仲間入り!ふんわり&しっとりとした食感を追い求め、何度も試作を重ねてようやく完成したという渾身の一品です。

「播州地卵」や「山田錦」の米粉、国産ハチミツなどの厳選素材で仕上げたスポンジは、もっちりとした弾力としっとりとした食感がやみつきに。中にはおよそ1パック分ものイチゴと純生クリーム、自家製カスタードクリームがあふれんばかりに入っています。

一口食べて感じるのは、圧倒的なイチゴの存在感。それを引き立てる自家製カスタードクリームもあなどれません。カスタードクリームには、香りづけにマダガスカル産のバニラビーンズと発酵バターを使用。濃厚な「播州地卵」のコクに負けないような力強い風味をプラスすることで、ミルキーな純生クリームと甘酸っぱいイチゴとの巧みなハーモニーが生まれます。

今後は趣味で作った木工雑貨を並べたり、新たなイチゴスイーツも展開したりと、これからの展望を楽しそうに語る気さくな店主夫妻。二人の優しい人柄とイチゴへの熱い思いが詰まったケーキを求めて、ドライブがてら多可町に足を延ばしてみては。

■詳細情報

■DATA

いちご工舎

所在地
兵庫県多可郡多可町八千代区中野間586-1
電話番号
080-9200-6928
営業時間
10:00~16:00 ※売れ切れ次第終了
※商品は数に限りがあるため、公式LINEで予約がベター

本記事はライターが取材・校正を行った上で作成した記事です。内容は2024年2月8日時点の情報のため、最新の情報とは異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。

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