2022年7月1日、「姫路城」の麓(ふもと)にアイスクリーム専門店「253(ニーゴーサン)icecream」がオープン!農家の産直野菜や果物を使い、素材本来の「おいしさ」と「食感」を大切にした約5種類の手作りアイスクリームが味わえるお店です。23:00まで営業しているので、“締めアイス”としてもおすすめです♪
・アイスクリーム専門店「253(ニーゴーサン)icecream」
2022年7月1日、姫路城から歩いて5分ほどの場所にアイスクリーム専門店「253(ニーゴーサン)icecream」がオープン!ブルーのタイルや木の扉など、ちょっぴり昭和レトロな空気感が漂う外観が目を引きます。
それもそのはず。この場所は店主のおばあちゃんが長年営んできた喫茶店があった場所で、孫の店主がアイスクリーム専門店として受け継ぎました。懐かしさを感じさせる外観や扉の上を彩るステンドグラスだけでなく、店名に入っている「253」という数字も喫茶店の店名からとるなど、当時の面影をなるべく残したそう。昔から知っていたような、温かく懐かしい空間が魅力の一つです。
ドアを引くと、「カランコロン」という懐かしい喫茶店のベルの音がお出迎え。ショップカラーは喫茶店時代と同じ黄色と青で統一され、明るい雰囲気に仕上がっています。扉を開けてすぐ、目に飛び込んでくるイギリスのデザイナー「ウィリアムモリス」の色鮮やかな壁紙にも注目を。遊び心あるインテリアを見ているだけで胸が高ぶりますね。
・播磨地域の農家が育てた野菜や果物を使ったアイスクリーム
おいしいアイスを求めて全国を食べ歩くほど、アイスクリームが好きという店主。コロナ禍のおうち時間を利用してアイス作りを始めたと同時に、知人の農家が一生懸命育てた野菜が余剰や規格外を理由に破棄されているという事実を知り、“野菜を使ったアイスクリーム”を作るようになったそう。店頭には、野菜や果物を使った珍しいフレーバーが毎日4~6種類ほど並びます。
使用する食材は、播磨地域を中心に、顔の知れる農家から直接仕入れているそう。甘味料は最小限に、きび糖やハチミツ、てんさい糖などを使い分け、野菜や果物の甘さを生かした味付けにこだわっています。また、素材のカットから撹拌(かくはん)までほとんどの作業を手作業で行い、ナスならトロッと、キウイならプチンなど、“素材の食感を残す工夫”にも余念がありません。
『シングル(ぶどうジャスミンミルクティー)』550円
同店のアイスクリームの看板フレーバーは『ぶどうジャスミンミルクティー』。ジューシーな生のブドウと、甘さが凝縮されたドライのブドウを合わせて使うのがこだわりポイントです。ロイヤルミルクティーのように、ジャスミンの茶葉を牛乳で煮出した“ジャスミンミルクティー”の豊かな香りと、ブドウの甘酸っぱさは相性抜群!ジャスミンの苦味も和らぎ、子どもも食べやすいまろやかな味わいに仕上がっています。
『ダブル(カスタードオレンジ)』880円
塩気が利いたカスタードクリームに、自家製のオレンジジャムを混ぜ込んだ爽やかなフレーバー。ジャムは、オレンジを皮ごと使って柑橘のほろ苦さもプラスしているそう。後を引く塩味がクセになる一品で、食後やお酒の後にもぴったりです。
『シングル(パンプキンパイ)』550円 ※2022年9月・10月限定
旬の素材を使用した季節限定フレーバーもときどき登場します。9月と10月は、姫路市の「八方美菜(はっぽうびさい)」で採れた無農薬のバターナッツカボチャを使った『パンプキンパイ』が登場。 北アメリカ の伝統的なデザート「パンプキンパイ」をイメージし、シナモンを利かせた自家製ジンジャーブレッドクッキーをアイスに混ぜ込んでいます。
卵や乳製品を使用しないヴィーガンタイプの『パンプキンパイ』も。生クリームのコクをカシューナッツで、卵のコクのある甘さは米飴で代用していて、ノーマルタイプよりもカボチャ本来の甘さとミルキーな味わいが楽しめます。
・手焼きのコーンも絶品!グルテンフリーも登場
アイスクリームへのこだわりはもちろん、アイスクリームに欠かせないコーンにもこだわりが詰まっています。コーンは、毎日店主が一つずつお店で手焼きしているそう。国産小麦粉やバターなど、素材からこだわっています。
2022年9月末から、グルテンフリーのコーンも登場!米粉やココナッツバターを原料としていて、通常のコーンよりもサクッと軽い口あたりに仕上がっています。
アイスクリームは、カップもコーンもお同じ価格と言うから驚きです。カップの場合は、割れコーンが付くのもうれしいですね。
『ダブル(アボカドマンゴー、ココナッツキウイ)』880円
「コーンと合わせるなら」と、店主がおすすめするフレーバーが、『アボカドマンゴー』と『ココナッツキウイ』。どちらも意外な組み合わせですが、食感や味の特徴などの相性をとことん計算されていて絶品!マンゴーの濃厚さとトロッとした口あたりは、クリーミーでまったりとしたアボカドとベストマッチ。ココナッツとキウイも、プチプチとした食感や甘酸っぱさが調和しています。ぜひ変わり種にもチャレンジしてみて♪
農家のロス野菜とアイスクリームへの熱い思いが合わさり生まれた「253icecream」の野菜アイスクリーム。甘すぎない味付けと夜遅くまで営業していることから、大人からも人気があります。そんな“大人なアイスクリーム屋さん”で、野菜や果物の新しいおいしさを発見してみては?
■詳細情報
■DATA
253(ニーゴーサン)icecream
本記事はライターが取材・校正を行った上で作成した記事です。内容は2022年9月30日時点の情報のため、最新の情報とは異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。