“洞窟カフェ”で知られる姫路の人気カフェ「TEEDA CAFE(ティーダカフェ)」が名前を「TEEDA」に改め、2024年6月、野里街道に移転オープンしました。動物性の食品をなるべく使わない体に優しいスイーツはテイクアウトもOK!ちょっぴり不思議な雰囲気が漂う店内で、非日常を味わって。
・人気カフェ「TEEDA(ティーダ)」が移転オープン!
姫路のオシャレ女子御用達のカフェ「TEEDA(ティーダ)」。通称“洞窟カフェ”と親しまれてきた同店が、町坪(ちょうのつぼ)から鍛冶屋町に移転し、2024年6月21日に再スタートを切りました。
ヨーロッパを思わせる真っ白な建物が目印。半年間の休業期間中に、元純喫茶だったこの場所を“TEEDAカラー”に染めるようにリノベーションしました。
洞窟のような凹凸のある壁やほら穴のような空間など、独自の世界観は以前の店舗と変わらないまま。おしゃれなアーチ窓や白一色で店舗カラーが統一され、その場にいるだけで心が洗われそうな美しさがあります。そこにあえて木材や異国のファブリックを合わせたところに、店主のセンスが光ります。
新生「TEEDA」は、焼き菓子やドリンクのテイクアウトがメインですが、10人ほどが座れるカフェスペースも完備。お客さんの顔を見て直接話せるよう、コンパクトな造りにしたんだそう。
・植物性素材を使った体思いの焼き菓子
開店当初から、卵や肉、バターなどの乳製品を含む動物性の食品を使用しない“ヴィーガン料理やスイーツを中心に扱ってきた同店。動物性素材にあまり頼らず、なるべく植物性素材を使ったメニューを提供し続けています。
『プラムマフィン』400円 ※季節限定
以前から人気があったプラントベースのマフィンは、毎日3~4種類ほど並びます。チョコレートやナッツ、キャラメルを使った定番メニューに加え、必ず一つは旬のフルーツを使った季節限定マフィンが登場します。
取材日は6月中旬~8月に旬を迎えるプラム(すもも)を贅沢に使った甘酸っぱいマフィンがお目見え。生地自体に甘みがほとんどないからこそプラムの甘酸っぱさが際立ちます。バターなどの油脂の代わりに有機リンゴピューレを使ったり、小麦粉だけでなく生おからも使ったりと、体に優しいこと尽くしです。
『米粉キャロットケーキ』570円
ファンの多いキャロットケーキにも、平飼い卵や市川町にある「牛尾農場」の米粉を使用するなど、こだわりの素材を惜しみなく使用しています。米粉特有のもっちりとした食感がたまりません♪
ケーキの断面からもわかるほど、生地の中にはニンジンの千切りがたっぷり!シナモンやナツメグといったスパイスと、レーズン、さらには表面をコーティングするクリームチーズフィリングのサッパリとした味わいが、ニンジンの甘みと絶妙にマリアージュしています。
・チャイ派?それともスムージー派?
『スパイスチャイ(ICE)』600円
ドリンクメニューは約10種類がラインアップ。中でも店主がスパイスをブレンドして作るオリジナルチャイが美意識の高い女性客を中心に好評なんだとか。シンプルな『スパイスチャイ』のほか、『アニスチャイ』(HOT 500円)や『スパイスチョコ』(HOT 550円/ICE 600円)もあります。
カルダモン、ジンジャー、クローブ、シナモンといった独特の香りが少ないスパイスをブレンドし、煮詰め時間を比較的短めにするのが“TEEDA流”。スパイスに慣れていない日本人の舌にも合うマイルドな味わいで、後味までスッキリとしています。
甘さが足りなければ、お好みでオーガニックシロップを加えて調整してみて。
『バナナミルク』600円
スムージーは、老若男女問わず愛される『バナナミルク』と『ミックスフルーツ』(680円)の2種類があります。7歳以下の子どもなら、サイズはそのままで400円とお得な価格で注文が可能。子育て真っ最中のママ店主ならではの優しさが、子連れママにとってうれしいですね。
オーガニックバナナを贅沢に使った『バナナミルク』は「濃厚!」の一言に尽きます。自然な甘みがきっと体の疲れを癒やし、エネルギーをチャージしてくれますよ。
ドリンクと焼き菓子はどちらもテイクアウトOKなので、まち歩きのお供にもぴったり!すぐそばには城下町の面影を残す旧野里街道だけでなく、10分ほど歩けば姫路城やシロトピア公園もあるので、周辺をぶらりと歩くのもおすすめです。
・軽食にもランチにも♪手作りのパスタで腹ごしらえ
『ソイミートパスタ』950円
軽食メニューは2024年8月現在、『ソイミートパスタ』がスタンバイ。今後は、ランチタイムだけでなく終日オーダー可能な軽食メニューを追加する予定だそう。
取材日は、大豆ミートを使ったトマトパスタが登場!大豆とは思えないほどミンチに近い食感やうま味が感じられ、食べ応え満点です。キノコやタマネギ、ニンジンなど、みじん切りにした野菜もたっぷり入っているので栄養面もバッチリ♪細麺が具とソースによく絡み、手が止まらなくなるおいしさです。
「これからも地域に愛され、気軽に利用してもらえるようなお店にしていきたい」と話す店主。ドリンク一杯でも、焼き菓子一個からでも。家でも職場でもない、“第3の居場所(サードプレイス)”として「TEEDA」を利用してみては?
■詳細情報
■DATA
本記事はライターが取材・校正を行った上で作成した記事です。内容は2024年7月24日時点の情報のため、最新の情報とは異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。