2024年8月20日、姫路城の東側、昔ながらの町家が残る野里街道に「小倉屋(こくらや)」がオープン!江戸期の町家を再生したカフェスペースです。日常の喧騒から少し離れて、コーヒーやハーブティを飲みながらゆったりとできるくつろぎの空間♪広い庭や縁側もある町家で、築200年以上の歴史を感じてみて。
・「小倉屋(こくらや)」
姫路城からほど近い、昔ながらの町家が随所に残る野里街道に「小倉屋(こくらや)」が2024年8月20日、オープンしました。
専門的な知識と技術を有する職人の手で再生されたという町家。江戸期から築200年以上にもなる、味わい深い和の空間が新たに息を吹き返しました。
家屋に一歩踏み入れると、金物屋だった名残もあり、思わず時間を忘れて当時の暮らしに思いを馳せてしまう空間が広がっています。
この町家がある野里街道で生まれ育ったという店主。年々、町家の維持が難しくなる中、「魅力ある町家、街道を残したい」「城下町らしさを感じてもらえる場所にしたい」という思いで、夫婦で地元へ戻り、町家を人々の集まる場所にすることを決意。「古い街並みを散策する方が、ふらりと立ち寄り一息つける場所にしたい」とカフェのオープンに至りました。
店内は座敷、縁側、庭のベンチなど、思い思いの場所で過ごせるようになっています。
・江戸期の町家で思いを馳せて
屋内には、高い天窓からの光が差し込みます。町家特有の玄関から庭までの土間は「通り庭」と言われ、風や光の通り道としての役割があります。そのおかげで、夏場でもクーラーなしで涼しい風を感じることができます。
町家暮らしの工夫が随所に感じられ、その知恵に感心してしまいますね。
庭を眺めてのんびりできる縁側もあります。自然とお客さん同士でお話が始まることもあり、人と人とがそっと手を差し伸べられる距離にいるような、人のぬくもりを感じられる空間です。
・ コーヒーやハーブティでほっと一息♪
『ブレンドコーヒー』(ICE)600円、(HOT)500円
2024年9月現在、メニューはドリンクのみとなっていて、コーヒーとハーブティがスタンバイしています。
コーヒーは野里の名店と名高い自家焙煎珈琲店「ナカザキコーヒーロースター」の『ディープブレンド』の豆を使用。しっかりとしたコクのあるコーヒーの味わいが楽しめます。
特徴のあるマグカップはなんと石で作られたもの。高砂市で古来より産出する竜山石(たつやまいし)を使い、工房「石ころRi」で一つひとつ丁寧に手作りされています。手触りが驚くほど心地よく、飲み口もとても優しくなめらか。 スペシャルティコーヒーを特別なマグカップでぜひ一度味わってみて♪
『ハーブティー(ほっとひといき)』(ICE/HOT)500円
ハーブティは、品質に徹底的にこだわっているという、姫路の「香寺ハーブ・ガーデン」から仕入れた『ほっとひといき』、『いきいき』の2種類を用意。それぞれのドリンクには、レモングラスをはじめとした5・6種類のハーブがブレンドされています。
さっぱりと一息つきたい時には、レモンやミントのさわやかな香りが特徴の『ほっとひといき』がおすすめです。
『ハーブティー(いきいき)』(ICE/HOT)500円
身も心もシャキッとしたい時には、免疫力を高めると言われているエキナセアなどをブレンドした『いきいき』をチョイスしてみて♪
その他、リンゴジュース(500円)もあり、子ども連れでもゆっくりできること間違いなしです。
・ 今後はイベントや物販なども!
「ポップアップイベントや物販なども今後実施できれば」と笑顔で語る店主。200年の歴史がさらに未来へ続いていくと思うと、わくわくが止まりません。
また、毎年3月には「町家の日」のイベントが野里街道で実施されています。今から楽しみですね!イベント情報は公式Instagramで確認を。➡︎公式Instagramはこちら
暮らしのぬくもりやそよぐ風を感じられる町家「小倉屋」。忙しい毎日から少し離れて、ゆったりとした時間の流れを感じて。
■詳細情報
■DATA
本記事はライターが取材・校正を行った上で作成した記事です。内容は2024年9月9日時点の情報のため、最新の情報とは異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。