神戸市中央区、JR・阪神電車元町駅から北へ約5分ほど歩いたところにあるカフェ&ヘアサロン「coq(コキュー)」。1階のカフェ「coq1f(コキューイチエフ)」では、パティシエが手がける芸術的なスイーツをスペシャルティコーヒーと一緒に味わえます。「洋酒を利かせた大人なスイーツがお酒にも合う」と、昼からアルコールをたしなむ人の姿も。週末は営業時間が22:00と長めなので、夜カフェにもおすすめです。
・「coq1f(コキューイチエフ)」
神戸市中央区、各線元町駅から北へ徒歩約5分。車が行き交う大通り沿いにひっそりと店を構える「coq(コキュー)」があります。同店は、すぐ近くにある人気サロン「Lui(リュイ)」が営むカフェ&ヘアサロンで、建物の1階部分がカフェ「coq1f(コキューイチエフ)」、2階部分が「Lui」の姉妹ヘアサロン「coq2f(コキューニエフ)」になっています。
「coq」という店名は、フランス語で“男を魅了する女性”を意味する“coquette(コケット)”という言葉に由来するそう。その店名のとおり“魅了”をコンセプトに、お客さんに魅了する空間とサービスを提供しています。
さらに1階のカフェは、「パティシエが作る洋菓子とスペシャルティコーヒーとお酒を楽しめるお店」ももう一つのコンセプト。製菓の専門学校を卒業後、母校で洋菓子の講師を務めていたパティシエの店主が、パーツからソースまで細部に至るまで手作りにこだわったアートなスイーツと、コーヒーやお酒を同時に楽しめる大人のためのカフェです。
店内には手前に5席、奥に4席のカウンター席がスタンバイ。無機質な素材と木目を合わせた洗練されたインテリアで統一された空間は、どこを切り取ってもインスタ映えしそう。昼からお酒を楽しむ年配のお客さんやカップル、仕事帰りに一息つくおひとり様など、さまざまな人が時間帯を問わず訪れます。
・新食感と新しい素材の組み合わせに魅せられる魅惑のスイーツ
『ガトー オ ショコラ』(イートイン)860円、(テイクアウト)510円
同店自慢のパティシエお手製スイーツは、常時5種類がスタンバイ。気心が変わりやすいという店主が、創業以来唯一、メニューもレシピも変えずに作り続けている『ガトー オ ショコラ』が看板スイーツです。
ケーキには、フランス産のカカオ分60%のクーベルチュールチョコレートと生クリームを贅沢に使用。配合や火の入れ方を微調整し、ケーキの中心部はギュッとチョコが凝縮したねっとりと濃厚な味わいに、外側に向かうにつれて空気を含んだ軽やかな食感とあっさりした味わいに仕上げた“食感と味わいのグラデーション”が魅力です。
横に添えたミルキーなショコラブランクリームや甘酸っぱいラズベリーソースと合わせると、また違った味わいに。パルミジャーノレッジャーノを使った口溶けの良いバトンクッキーのほどよい塩気がアクセントになり、赤ワインとも相性抜群です。
『ラテボウルで食べるトロトロでビターなティラミス』780円 ※イートイン限定
イートイン限定のティラミスもあなどることなかれ。8オンスのちょっぴり大きめなラテ用カップを器に使うのが“コキュー流”。中のクリームが見えなくなるまでたっぷりとココアパウダーをかけたふわふわとした表面からも、中のクリームのやわらかさや口溶けのよさが伝わってきます。
スプーンですくうと、中から真っ白なマスカルポーネクリームがお目見え。メレンゲをたっぷり含んだクリームは、ゼラチンを使用していないことが信じられないほどもったりとしていて、スプーンを動かすとその後を追うように付いてくるほど。底には1ショット分のエスプレッソを浸み込ませた自家製のビスキュイが隠れていて、しっかりとしたコーヒーの苦みも楽しめます。パティシエとエスプレッソマシンがあってこそ作られる“究極のティラミス”をぜひご賞味あれ!
・オリジナルブレンドのスペシャルティコーヒーも
最新鋭のエスプレッソマシンで淹(い)れるエスプレッソドリンクにも注目を。エスプレッソには、西宮に本店を構える自家焙煎コーヒー専門店「TAOCA COFFEE(タオカコーヒー)」のスペシャルティコーヒー豆を使用。同店のスイーツに合うようにブレンドしてもらったオリジナルブレンドは、言うまでもなくスイーツとのペアリングが最高です。
『ラテ』(イートイン)680円、(テイクアウト)650円
カフェラテを始めとしたエスプレッソドリンクのレシピは世界各国でたくさんありますが、同店ではコーヒーカルチャーの先端・メルボルン出身のバリスタに習った方法を採用しているそう。
『ラテ』には、リストレット※ダブルショットと「タカナシ乳業」のコクのある「3.6牛乳」を使うのがこだわり。風味が濃厚で味わい深いリストレットショットを2ショットも使う贅沢なカフェラテは、他ではなかなか味わえません。
※リストレットとは…エスプレッソを1ショットすべて使わずに、最初の半分のみ使うこと。
エスプレッソにフォームミルクを注ぎ、手慣れた手つきでカップの表面に絵柄を描く様子は圧巻のパフォーマンスです。日本では通常6オンス(約170ml)のカップが使われることが主流ですが、同店ではワンサイズ上の8オンス(約230ml)のカップを使っているので、心ゆくまでたっぷりと味わえるのもポイントです。
『ドリップバッグ』各200円
同店のコーヒーが気に入ったら『ドリップバッグ』を買って帰っては?中身はエスプレッソに使用しているオリジナルブレンドコーヒー豆で、カップ一杯分のコーヒーを自宅でも手軽に味わうことができます。5個セット(1,000円)やオリジナルタンブラー(Sサイズ 4,600円/Lサイズ 5,000円)も販売しているので、ギフトにもよさそう。
『ギフトボックス』2,000円~ ※3営業日前までに要事前予約
焼き菓子やドリップバッグの詰め合わせのほか、2階のヘアサロン「coq2f」のヘアオイルを一緒に詰め合わせた『ギフトボックス』もオーダーできます。予算や希望に応じて内容も変えられるので、気になる人は公式InstagramのDMから相談してみて。➡︎公式Instagramはこちら
・手土産にはテイクアウト限定の焼き菓子がおすすめ!
左から『ヘーゼルナッツのパウンドケーキ』430円、『ガレットブルトンヌ』320円
レジ横で販売しているテイクアウト限定の焼き菓子も要チェック!バターの芳醇な風味やしっとりと舌になじむような口当たり、サクサクホロホロとした楽しい食感など、焼き菓子の奥深さに触れるようなひと味違うものばかり。
中でも一番人気は『ガレットブルトンヌ』。ラム酒とバニラビーンズをしっかり利かせた大人な味わいと、口に入れた瞬間ホロッと崩れていくような食感がクセになりそう。
『ヘーゼルナッツのパウンドケーキ』は、ヘーゼルナッツとグリオットチェリーの意外な組み合わせに意表を突かれる一品。パウンドケーキ=しっかりとした食感をイメージしがちですが、同店のものはまったくの別物。ふわっとやわらかく、舌の上にのせた瞬間ほどけていくようなしっとり感があり、口溶けが楽しめます。エキゾチックな大人な味わいを余韻までしっかり楽しんで。
週末は22:00までと営業時間が長めで、夜カフェにもおすすめしたい「coq1f」。都会に佇む隠れ家空間で、上質なカフェタイムを過ごしてみては。
■詳細情報
■DATA
coq1f(コキュー イチエフ)
本記事はライターが取材・校正を行った上で作成した記事です。内容は2023年6月15日時点の情報のため、最新の情報とは異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。