兵庫県はりまエリアの“楽しい”をチョイスする地域情報サイト TANOSU [タノス]
2023.12.29
17,234 views

【姫路】「CAFEきなり」オープン!築320年の古民家でノスタルジックなカフェタイムを♪

姫路市の中でも最古級の民家と賞される「旧龍野潘大庄屋片岡家」。元禄時代に建てられた築320年の古民家と米蔵を生かし、2023年9月23日に「CAFEきなり」がオープン!店内では300年以上も重ねられてきた歴史を感じながら、ゆったりとした時間を楽しめるのが魅力。体に優しい食事を味わいながら、ノスタルジックなカフェタイムを楽しみませんか?

・「CAFEきなり」

江戸時代~明治時代に建てられた町屋が今もなお美しい形で残り、レトロな風情を醸(かも)し出す姫路市網干区新在家。その街並みに佇む「旧龍野潘大庄屋片岡家」は、“市内最古級の民家”として名を轟(とどろ)かせる築320年の古民家です。そして2023年9月23日、この古民家の米蔵を生かしたカフェ「CAFEきなり」がオープンしました。

外壁には、数十年カメラ店として営まれていたことを忍ばせる文字が刻まれています。さらに、店主が手作りした暖簾と焼き杉の壁もお店のシンボルです。

「子育てが落ち着いたらカフェを開きたい」という夢を胸に、創業支援セミナーに参加していたという店主。そこで知り合った人から教えてもらった町家の魅力を発信するイベント「町家の日」に参加し、片岡家とそれを所有する工務店の人と出合ったそう。古民家に惚れ込んだ店主がここでカフェをしたいという思いをを伝えたところトントン拍子に事が運び、「CAFEきなり」の開店の話が決まりました。

300年以上も家を守り抜いてきた梁(はり)や天井といった基礎はそのままに、真新しい木を貼り付けた壁や一枚板のカウンターなど、所々を新調した店内。古さに新しさが融合したノスタルジックな空間に、ただただ心が奪われます。

奥には和室を生かした座敷席もスタンバイ。蔵から出てきた小物や家具が配された風情あふれる空間で、足を伸ばしてくつろぐことができるのが魅力です。目をつむって耳をすませば、当時の暮らしが頭の中に思い描かれる……そんな古き良き趣が感じられる特別な空間です。


・こだわりあふれる「きなりのモーニング」

『モーニング』600円 ※提供は10:00~11:30

10:00~11:30はモーニングタイム。店主お気に入りの北海道産小麦粉「春よ恋」100%食パン1/2枚とゆで卵、季節のフルーツ、ヨーグルト、好きなドリンクがセットになったお得な『モーニング』が楽しめます。

食パンは「よつ葉バター」「イチゴジャム」「マーマレード」などから好みの味を選べるのがポイント!さっくり焼きあがったトーストは風味豊かで、1/2枚でも満足感も食べ応えも満点です。

ヨーグルトは、片岡家の蔵で保管されていたという骨董品の器で提供。粗製糖の優しい甘みがヨーグルトの酸味をまろやかに包み込む体思いのヨーグルトは、朝食の締めにもってこいです。

モーニングのドリンクは『ホットコーヒー』『ホット紅茶』(各単品500円)『カフェオレ』『アイスコーヒー』『アイスティー』(各単品550円)『葉とらずりんごジュース』(400円)から好きなものが選べます。

迷ったときはネルドリップ方式で店主が心を込めて淹(い)れる『ホットコーヒー』をチョイスして。コーヒー豆は、すぐ近くの自家焙煎コーヒー店「Lua Nova(ルアノーヴァ)」のものを2種類、豆を挽(ひ)くときにブレンドするのがこだわりです。

コクのある「マンデリンG1」と香り高い「エチオピアイルガチェフェ」を合わせた同店オリジナルブレンドは、風味豊かで後味がすっきりと軽やか。新鮮な豆を淹れる直前に挽き、ハンドドリップで丁寧に淹れることで、雑味のないクリアな口当たりをかなえています。

【姫路】オーガニックカフェ「ルアノーヴァ」最高級のコーヒーとスフレパンケーキが絶品!

・スパイスから配合する本格スパイスカレー

『カレー』700円 + 『葉とらずりんごジュース』400円

11:30以降は『カレー』の提供がスタート!オーガニックのトマト缶と淡路島産タマネギの炒めタマネギをベースとしたフルーティーで甘めのカレーに、数種類のスパイスで辛さと香りをプラスした本格スパイスカレーが味わえます。

お米は丹波篠山市産の特別栽培米を使用するなど、調味料から具材まで、とことん体と環境に優しい素材に配慮している店主。二児の母として、元看護師として、減農薬の野菜や添加物が少ない調味料を選び抜き、“体に優しく素朴においしい料理”を心がけています。

いろんなスパイスの風味が絡み合う同店のカレーは、一口食べるたびにじんわりと額が汗ばむピリ辛カレー。濃厚なカレーに合わせて、肉は淡白な国産鶏むね肉を使用するのが“きなり流”です。具材が溶け込むほどぐつぐつと煮込まれたカレーは甘さと辛さのバランスが絶妙で、一度食べるとリピートしたくなるやみつきの味です。

カレーのお口直しには、自家製のピクルスを。地元野菜を特製ピクルス液にしっかり漬け込んでいて、ポリポリと止まらなくなるおいしさです。キュウリやタマネギなど、野菜の種類は気まぐれ。何が登場するかはその日のお楽しみです。



・ほっこり心が温まる至福のカフェタイムを♪

パウンドケーキやドリンクは終日オーダーが可能です。モーニングやランチを食べ逃したときや、散策の休憩にもぴったりです。

『パウンドケーキ』300円 ※ドリンクとセットで100円引きに

定番のスイーツメニューは『パウンドケーキ』のみですが、日によってはシュークリームなど店主の気まぐれスイーツが登場することもあります。

『パウンドケーキ』は、兵庫県産小麦粉「異人館」と「よつ葉バター」、国産の純粋ハチミツ、粗製糖など、シンプルながらもどれもこだわりが満載。口の中でふわっと広がるハチミツの甘みと香りに、心がほっこりと和みます。

『葉とらずりんごジュース』400円

青森県産リンゴ100%のストレートジュース『葉とらずりんごジュース』は、大人にもファンが多い人気の一杯。リンゴを皮ごと絞り、無加糖・無加水・無香料の“究極の丸絞りリンゴジュース”です。

姫路市最古級の古民家に再び命が吹き込まれ、新たに誕生した「CAFEきなり」。「染色されていない“生成り色”のように、大切に残されたこの建物の魅力をそのまま生かし、体に優しく素朴なものを味わいながらくつろいでほしい」と語る店主が営む古民家カフェで、ノスタルジックなカフェタイムを堪能してみては。

■詳細情報

■DATA

CAFEきなり

所在地
兵庫県姫路市網干区新在家500-7
営業時間
モーニング/10:00~11:30
ランチ/11:30~14:30
カフェ/10:00~15:00(L.O.14:30)

本記事はライターが取材・校正を行った上で作成した記事です。内容は2023年12月5日時点の情報のため、最新の情報とは異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。

この記事をお気に入りに保存する
TOP