佐用のシンボル、大イチョウの下にあるパン屋さん「ル・プルースト」。小麦の香りにこだわった香ばしいパンが好評です。地元佐用産の旬の食材を使ったデニッシュや菓子パンなど、生地もアレンジも種類が豊富。小麦の香りに癒されに、ぜひ足を延ばしてみて。
「ル・プルースト」
佐用町のシンボル大イチョウの下にあるパン屋さん「ル・プルースト」。国道179号と373号の交差点から少し入ったところにあります。大きな三角屋根の建物と張り出した真っ赤なオーニングのかわいらしい外観は、ヨーロッパの下町を思い起こさせるたたずまいです。
店内にはいろいろな種類のパンがずらり。全部で約50種類ものレパートリーがあります。地元佐用町の旬のフルーツを使ったデニッシュや、野菜を使ったパンなどバラエティが豊か。朝7時の開店に向け、パン作りは毎日早朝から行われています。地元佐用の人たちに安心して食べてもらえるおいしいパンを提供するため、妥協はありません。
店名の「プルースト」は、プルースト現象からとったもの。プルースト現象とは、ある特定の香りから、それにまつわる過去の記憶が呼び覚まされる心理現象のことを言います。フランスの文豪マルセル・プルーストにちなんでこの名がつけられました。焼きたてのパンの香ばしい香りやパンから発するパチパチという音など、おいしさを五感で感じてもらいたいとの願いが込められています。
地元・佐用産の食材ををふんだんに使ったパン屋さん
『あんクロワッサン』 100円
地元佐用産の食材を使ったパン作りにこだわっています。お店で使われている卵は、佐用高校で作られたもの、あんこも佐用産のものを使用。他にも、地元産のイチゴやブドウなどを使用しており、地元に密着したパン屋さんです。
『佐用産ブルーベリーとクリームチーズのデニッシュ』 260円
佐用ブルーベリー園で作られたブルーベリーがたくさん使われたデニッシュ。デニッシュ系は朝7時の開店時に買いに来るのがおすすめです。旬の季節のデニッシュを目当てに開店待ちが発生することも。
『秋の実り ぶどうのデニッシュ』 280円
佐用高校産のぶどうがゴロゴロと乗ったデニッシュ。かむごとにジュワーぶどうの果汁があふれて口の中にひろがります。デニッシュ生地との相性も抜群。
『メロンパン』120円
光害が少なく、空気の少ない大自然の中空いっぱいに広がる星空が見られる佐用町は関西屈指の「星のまち」として有名です。そんな佐用のきれいな星をイメージしたメロンパン。☆型の焼き目がかわいいですね。
もちもちの湯種食パンがおすすめ
『湯種食パン』 260円
長時間熟成されたこだわりの湯種食パン。熱湯を加えて小麦粉を練ることで、生地がもちもちとした食感のパンになります。焼き上げたパンが時間が経過しても柔らかく、もっちり感が長持ちします。小麦の持つ本来の甘みを感じることができ、飽きのこない味で耳までおいしくいただける自信作です。
十数種類の生地とかむほどに小麦の香りのするパンつくり
『オレンジとチョコレートのフランスパン』『リンゴとレーズンのフランスパン』 200円
同じ材料で作られたフランスパンでも、固くバリバリとした食感に仕上げたものと、柔らかく仕上げたもので、かんだ時の味や香りの感じ方が異なります。そのため、好みに合わせて選べるように、ハードなものとソフトなものの2種類を用意。混ぜ込んだフルーツと小麦の香りの楽しめるパンが人気です。
十数種類の生地を使い分けているのでバリエーションが豊富。しっかり焼くことで小麦の香りがより強く感じられ、その特徴を味わうことができます。
■詳細情報
■DATA
本記事はライターが取材・校正を行った上で作成した記事です。内容は2019年7月24日時点の情報のため、最新の情報とは異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。