神戸市中央区、JR・阪神・阪急三宮駅から徒歩すぐの場所にある「KÖLN(ケルン) 三宮店」。2023年3月時点で、御影の本店を含め神戸市内で8店舗展開する、神戸でおなじみのベーカリーです。50年近く愛され続ける看板商品『チョコッぺ』など約80種類と豊富な品ぞろえ♪2022年8月に移転オープンした三宮店には限定商品も!神戸に訪れたときは、ぜひ立ち寄ってみて。
・「KÖLN(ケルン) 」
神戸市中央区、JR・阪神・阪急三宮駅から歩いてすぐのところにある「KÖLN(ケルン) 三宮店」。都会の街並みの中でひときわ目を引く大きな『チョコッペ』のオブジェが同店のシンボルです。神戸市民にとってはおなじみのベーカリーで、神戸市内に8店舗展開しています(2023年3月時点)。どの店舗も最寄り駅から徒歩5分圏内。公共交通機関でアクセスしやすい場所にあるというのも、学生から主婦、会社員まで幅広く愛される理由です。
1946年創業の「つぼや製パン」から始まった同店。「KÖLN」に改名し、社長が三代目に変わった現在も、創業当時の思いやレシピを受け継ぎながら、当時と変わらないパンをお客さんの元へ届けています。
三宮店は元々、JR三ノ宮駅の東側の商業施設内にありましたが、2022年8月に今の場所に移転オープン。内装には、神⼾市内の整備のために切られた街路樹をふんだんに使用し、木の温かみのある雰囲気を醸し出しています。
店内はゆったり広々としていて、子連れでも買い物しやすいのがポイント!また、三宮店は22:00まで営業しているので、仕事帰りにも立ち寄るお客さんにも人気があります。
一日に焼き上げるパンは80種類ほど。「ケルン」がドイツの都市の名前であることから、ドイツパンのイメージを持たれがちですが、実際は惣菜系や菓子パン、ベーグル、クロワッサンなどバラエティ豊かで、どの世代でも楽しめるラインアップ。夕方ごろまでパンを焼き続けているので、タイミングが合えば午後でも焼き立てパンと出合えるのもうれしいですね。
・訪れたら絶対に外せない!オリジナリティーあふれるパン
『チョコッペ』各226円
同店の看板商品といえば、三宮店のシンボルにもなっている『チョコッペ』。ふわっとやわらかいソフトフランスの間にほどよい甘さのミルクチョコクリームをたっぷり挟んだパンです。販売から50年ほど経った今でも人気が途絶えず、累計2,000万本以上も売れているそう!発売以来レシピを変えていないという自慢の逸品なので、訪れたら必ずゲットして♪
『バタッペ』各226円
『チョコッペ』の姉妹、『バタッペ』にも注目を!ケルンファンの間では「チョコッペ派」と「バタッペ派」の二党に分かれ、中には冷凍したり温めたりと食べ方にこだわる熱いファンも少なくないんだとか。『バタッペ』にはピーナッツクリームがサンドされていて、ナッツの香ばしさが優しく口に広がります。ボリュームがありますが甘さ控えめなので、少食の人でもペロリと完食できますよ。
『クロワッサンベーグル』各216円
三代目社長考案の『クロワッサンベーグル』はテレビやメディアで多数紹介され、一躍有名に。クロワッサンのパリッとした食感とベーグルのむぎゅっとした食感を同時に楽しめる新しいジャンルのパンです。バターをたっぷり使った生地の配合だけでなく、手の平を使ってひねり上げた“ツイスト形状”にするのもこだわりポイント!トーストで温めると、表面はサックリと、中はジュワ~っとバターがにじみ出るような極上の味わいに仕上がります。ぜひ温めてから召し上がれ♪
『御影メロンパン』各226円
同店のメロンパンはひと味もふた味も違うので要チェック!一般的な菓子パン生地ではなく、バターを折り込んだクロワッサン生地で作るので、薄い生地が何層にも重なっていてサクふわ食感♪クッキー生地がのったランダムにでこぼことした見た目も、職人が一点ずつ手作りしていることを表しているようで、愛着がわきますね。
・兵庫県産素材を使った地産地消パンも
『野菜の箱船』302円
兵庫県内の農家の野菜やフルーツを使った地産地消パンも充実しています。中でも『野菜の箱船』は、カボチャやズッキーニ、レンコンといった兵庫県産の野菜が主役で、野菜の味を存分に楽しめる一品。ナッツ入りの生地は、ザクザクとした食感があり、食べ応えも腹持ちも抜群!ランチにもおすすめです。
『虎月カレーパン』各324円
甘みが凝縮した淡路島タマネギを贅沢に使ったカレーパンも人気!カレーライスのようにカットが大きめで、野菜の存在感がしっかり出ているのも魅力の一つです。カレーは同店特製で、野菜のうま味や甘みが溶けこんだ甘めの味わい。衣にはパン粉ではなく、もち米を原料とした「新引粉(しんびきこ)」をまぶしているので、冷めていてもサクサク感が楽しめます。
『ひょうごもち麦パン』各216円
「ひょうごもち麦プロジェクト」や「神戸素材フェア」といった兵庫県の特産品を広めるプロジェクトにも積極的に参加している同店。プロジェクトに参加中は、プロジェクトのために考案したオリジナル商品も販売しています。
取材日は、黒ごまと加東市産のもち麦を使った『ひょうごもち麦パン』がスタンバイ。香ばしい風味やプチプチとした食感が楽しめ、穀物ならではの魅力がギュッと詰まっています。噛めば噛むほど広がる豊かな風味を、一口一口大切に味わってみて。
・「一軒のパン屋から地球へ」SDGsへの取り組み
『ツナグパン』1,836円
「パン屋さんは日常の中で利用頻度の高いお店。この身近さだからこそ環境や地球のために出来ることがあるのでは」との思いで、国際的開発目標「SDGs(エスディージーズ)」にのっとった地域や環境への貢献活動にも取り組んでいます。
『ツナグパン』もその活動の一つ。前日に売れ残ったパンの中から傷みにくいものを10~20個ほど詰め合わせた“もったいない福袋”です。中は開けてからのお楽しみですが、食パンや『チョコッペ』など、人気商品が入っていることも!さらに、『ツナグパン』購⼊者には「エシカルコイン」を1枚プレゼント。「ケルン」全店で、1枚100円として使用できます。また、お店からは渡した「エシカルコイン」の金額分を⽀
援先の福祉施設に寄付しているそう。
三宮店とJR摂津本山駅にある「日々ケルン」の2店舗限定で常設している物販コーナーも「SDGs」の取り組みの一つ。社長自ら⽇本全国からセレクトした、環境や社会課題の解決に繋がるこだわりの商品を取り扱っています。未利用魚を使った調味料やふりかけ、害獣とされている⿅を有効利用したジビエ商品などがラインアップ。
商品にはそれぞれプライスカードにQRコードが付いていて、⼿持ちのスマートフォンで読み込めば⽣産者の背景やストーリーも知ることができます。今まで「SDGs」に興味がなかった人も、まずは手にとることから始めてみるのも良いですね。
・自家製の焼き菓子は手土産に◎
『クッキー』各508円
同店手作りのクッキーは、神戸土産やちょっとしたギフトにGOOD。一枚一枚厚切りで、満足感が得られそうなボリュームがあります。高級チョコレートが入った『チョコチップ』や、チーズの塩気と香りがクセになる『カマンベールチーズ』のほか、アールグレイの茶葉を練り込んだ新商品『紅茶』など、全部で5種類あります。
『ラスク』各497円
パン屋さんらしい焼き菓子といえば定番のラスク!同店では、フランス産発酵バターと種子島の粗製糖を使った『発酵バター&シュガー』やカナダ産の高級メープルシロップを使った『メープル』、博多明太子とバターを組み合わせた『明太子』といったワンランク上のフレーバーの3種類スタンバイ。一枚食べるとポリッと軽い食感に、やみつきになること間違いなし!
神戸で生まれ、神戸で愛され続けている有名ベーカリー「ケルン」。品ぞろえの豊富さや味はもちろん、営業時間が長いので、仕事帰りや神戸に遊びに来たときにふらっと立ち寄れる気軽さも魅力です。神戸でパン屋さんに迷ったときは、ぜひ足を運んでみては?
■詳細情報
■DATA
本記事はライターが取材・校正を行った上で作成した記事です。内容は2023年3月15日時点の情報のため、最新の情報とは異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。