稲美町で人気の「Daddys Bakery(ダディーズベーカリー)稲美店」。西宮と須磨にも店を構え、兵庫県内の幅広いエリアで愛される人気のベーカリーです。人気の秘密は、自家栽培の国産小麦粉。栽培からこだわったオリジナルのパンは、どれも風味が豊かで、種類も豊富！看板パン『一尺二寸』をまずは食べて、小麦の違いをしっかり確かめてみて。
「Daddys Bakery(ダディーズベーカリー)」
「山のパン屋」として知られる「Daddys Bakery(ダディーズベーカリー)」。1号店は西宮の六甲山麓にあり、2018年に2号店の稲美店、2022年に3号店の須磨店をオープンし、県内で3店舗を構える人気ベーカリーです。
「Daddys Bakery 稲美店」の場所は、加古大池の少し南側の五軒屋交差点の近くにあります。工場跡を改装したシンプルながらも味のある店構えが、無化学肥料や無農薬にこだわって小麦から自家栽培するなど、同店の自然派のコンセプトを表しているようです。
食パンや看板商品の『一尺二寸(いっしゃくにすん)』といった風味をしっかり感じられるシンプルなパンから、調理パンやスイート系まで、毎日60種類以上、総計約1,000個のパン焼き上げるそう。稲美町産の新鮮野菜を使った季節限定パンや丹波の黒豆などを使用したヘルシーなパンなど、土地の恵みを生かしたパンが並ぶことも。種類の豊富さとオリジナリティあふれるラインアップで、何度訪れても飽きません。
こだわりのパンの人気の秘密は？
元大工という異色の経歴を持つオーナー。パン作りは独学で学んだというから驚きです。西宮店をオープンした当初は契約農家から小麦を仕入れていましたが、「パン作りの原点に戻りたい」と一念発起し、小麦から自家栽培することを決意。現在は、南淡路の畑で昔の農法を教わり、稲美店のすぐ横の畑で小麦の栽培から収穫、製粉まで一貫して自社で行っています。
「手がかかってもシンプルで安全なものが一番おいしい」という精神で、化学合成の肥料や農薬、殺虫剤を一切使わず心を込めて栽培し、収穫した小麦は手間のかかる天日干しでじっくり乾燥させて、石臼で挽(ひ)きます。時間と手間を惜しまない昔ながらの作り方で作られた小麦粉だからこそ、小麦本来の味を味わうことができます。
そしてもう一つのこだわりは発酵。天然酵母が持つ自然の力で、ゆっくり時間をかけて生地を発酵させることで、小麦の風味を十分に引き出します。
この素材へのこだわりと独自の製法が「ダディーズ・ベーカリー」のおいしいパンの秘密だったんですね。
60種類以上ものオリジナルパン
『一尺二寸』1,080円
60種類以上あるオリジナルパンの中でも、まず最初に食べてほしいのが『一尺二寸』。こだわり抜いた小麦本来の味を楽しめる、最もシンプルな食パンです。
オーナー自らが丹念に育てた小麦の風味を生かすため、味付けは塩のみ。何も付けずにそのまま食べるのはもちろん、シンプルなのでどんな料理にも相性抜群です。「添加物が全く入っていないので、安心して365日食べてほしいパン」というパンのテーマの“365日”にちなんで、パンの長さも365mm。元大工の目線から365mm＝『一尺二寸』と名付けられました。公式オンラインショップからも注文できます。➡︎公式オンラインショップはこちら
『Honey』600円
砂糖を一切使用せず、国産ハチミツを24%も使用したほんのり甘い『Honey』。パン生地に対するのハチミツの量は、普通5～10%ほどの使用が一般的なことから、ハチミツの比率が高いことがわかります。軽くトーストすると、ハチミツがまるで飴のように溶け出します。
『とろーりチーズのため池カレーポットパン』500円 ※9月末まで限定
2022年の夏季は、トマトの酸味が爽やかなビーフカレーとチーズ、さらに夏野菜をたっぷりのせて焼き上げた、彩り豊かな『とろーりチーズのため池カレーポットパン』が登場。ピリッと辛いカレーととろけるチーズはまさに黄金コンビ！疲れも吹き飛ぶパンチの利いた一品です。
いろいろな味が楽しめるジャムやハチミツの販売も。ジャムは西宮で採れたフルーツを使った「二郎ジャム」、ハチミツはオーナーと古くから付き合いのある「芦屋ゾーヌ」の純国産ハチミツを取り扱っています。一つあれば、パンの楽しみ方もさらに広がりそうですね。
テラス席でイートインも！
テラス席も併設しているので、焼きたてのパンを買ってすぐに食べることもできます。テラス席はペットと一緒に利用することも可能！心地良い外の空気に触れながら食べる焼きたてパンは格別です。
本当にパンに適した小麦を追求するあまり、小麦栽培にまでいきつき、手間を惜しまず昔ながらの製法で丁寧に作る「ダディーズベーカリー」のパン。風味豊かで噛みごたえのあるパンで小麦本来の味をぜひ味わってみて。
■詳細情報
■DATA
本記事はライターが取材・校正を行った上で作成した記事です。内容は2022年8月30日時点の情報のため、最新の情報とは異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。
