2022年7月30日、書写街道沿いに「小嶋パン工房」がオープン!日本国内の有名ベーカリーやホテル、フランスのケーキ屋などで修行を積んだ、この道30年のブーランジェが営むパン屋です。低温かつ時間をかけて熟成発酵させて作る風味豊かなパンが、1日40種類ほど並びます。どれも一口一口を大切に、“熟成”が生んだ小麦のおいしさを味わって♪
・「小嶋パン工房」
2022年7月30日にオープンした「小嶋パン工房」。名古山トンネルから西へ少し車を走らせた書写街道沿いにお店があります。
スタイリッシュなグレーの壁に木を組み合わせた温かみあふれる店内。店を囲むように作り付けられた棚の上には、1日40種類ほどのバラエティ豊かなパンが並びます。
店主は、ブーランジェ&パティシエの道30年余りという腕利きの職人。自分の店を持つ前は、東京の食品店や神戸のケーキ店、芦屋の有名ベーカリー、リッツカールトンホテルなど、さまざまな場所で働き腕を磨いたそう。さらにはフランスまで修行に訪れたことも。
そんな経験豊富な店主ならではの、自家製デニッシュ生地を使ったパイやデニッシュ、『ガレットブレッサンヌ』(220円)のようなフランスの伝統的なパンなど、ちょっぴり珍しくオシャレなパンも豊富にあります。パンの詳しい紹介や新作情報などは公式Instagramをチェックして。➡︎公式Instagramはこちら
・低温長時間熟成発酵が自慢の食パンとフランスパン
看板商品の一つである食パンは全部で4種類。それぞれ、小麦の配合や水分量などを微妙に変え、食感も味わいもまったく違うものに仕上げています。その4種類に共通して唯一こだわっているのが“低温長時間熟成発酵”。低温で丸1晩、通常のパンと比べておよそ5倍ほどの時間をかけてじっくり熟成させることで、イーストの量を抑えつつ、小麦のうま味を引き出しているそう。
『プレミアム角食』1斤 500円
食パンで人気No.1は、中までしっとりとした『プレミアム角食』。バターや練乳、生クリームなど、乳脂肪分の高い素材をたっぷりと使用し、甘みのある味わいに仕上げたリッチな一品です。黄金色の焼き色と、デニッシュのような皮の質感がその証拠。焼かずにそのまま食べたい人はコレに決まりです。
『ウブロン』1本 320円
ビールのホップから起こした自家製ホップ種を使用。中はもっちり、外はパリッと歯切れが良く、かめばかむほどうま味が広がる山型の食パンです。さらに小麦の風味を感じたいときは、焼き色が付かない程度に軽くトーストするのがおすすめの食べ方。ホップ種と3種類の粉をブレンドによって生まれる豊かな風味をしっかりと味わって。
『バゲットトラディショナル』各300円
低温長時間熟成発酵で作り上げるフランスパンも、風味ともっちりとした弾力が持ち味。さらにフランスパンは、小麦粉に石臼粉をブレンドしているので、より穀物のような小麦本来の香ばしい風味が感じられます。『バゲットトラディショナル』は、お好みの厚さにスライスしてトーストやサンドイッチに。発酵バターやチーズなどとも相性抜群です。
・店主のおすすめパンBEST5
『和栗のバターフランス』300円
店主イチオシは、和栗を使った自家製の栗ペーストと厚切りバターをフランスパンでサンドしたバターフランス。こっくりとした和栗の甘みがバターの塩気やコクと重なり合い、絶妙にマッチ!フランスパン生地の芳醇さとも喧嘩をせず、三位一体となった見事な味のバランスに、一度食べるとやみつきになること間違いなしです。
『ヴィエノワミルク』各200円
店主が一番好きなヴィエノワ※生地に、自家製の甘い練乳クリームをたっぷり挟んだ一品。一般的なヴィエノワ生地よりも低温でゆっくり発酵させているので、皮はパリッとしていますが中はふんわり柔らかいのが特徴的。子どもからお年寄りまで幅広い年齢から愛される人気のパンです。
※ヴィエノワとは…ウィーン風のフランスパン。バターや油脂、ミルクなどが入ったリッチな生地に、細かな切れ目が入った見た目が特徴的。
『クレームボストーク』290円
自慢の『ブリオッシュトースト』に自家製レモンシロップをたっぷりと浸し、その上にアーモンドクリームとクリームチーズフィリングをのせたケーキのような一品。一口食べた瞬間、溶けるような口溶けの良さとクリームチーズの爽やかな味わいに衝撃を受けるはず。レアでもベイクドでもない、新感覚チーズケーキ風のパンを一度ご賞味あれ!
『ノルマンディー』250円
フランスのノルマンディー地方をイメージしたリンゴのクロワッサン。ボート型の自家製デニッシュ生地の上には、リンゴのスライスやアーモンドがたっぷりと。低温で長時間焼き上げることで生まれるサクサク感が楽しく、リピートしたくなりそう。
『クリームドーナツ』各190円
サックリとした衣をまとったパンに、自家製のカスタードクリームをあふれんばかりに詰めた『クリームドーナツ』は、小さな子どものおやつにぴったり!卵、牛乳、砂糖など、シンプルな材料で作ったカスタードは甘さがくどくなく、甘めのドーナツ生地ととてもよく合います。冷めてもサックリ感を保つため、パン粉を付けているのが製法のポイント。揚げたてはもちろん、冷めても歯切れの良いサクサク食感が楽しめます。
・手土産におすすめの焼き菓子
『サブレココ』各170円
パティシエとしても経験豊富な店主が作る焼き菓子にも注目を!ココナッツの風味がクセになる『サブレココ』や一口サイズの『クリスタリンヌ』(220円)、焦がしバターが香る『フリアン』(210円)や『フィナンシェショコラ』(200円)の常時4種類が店頭に並びます。単品はもちろん、電話で事前に伝えれば予算に応じてギフト包装もOK。手土産やギフトにもぴったりです。
『クリスタリンヌ』220円
中でもおすすめは、サクホロ食感がクセになる『クリスタリンヌ』。アーモンド風味のクッキーで、口の中でホロホロとほどけるような食感が特徴です。甘さと塩気のバランスも絶妙で、気付けば5個も入っている1袋分のクッキーをペロリと完食してしまいそう。
『フィナンシェショコラ』200円
チョコ好きには『フィナンシェショコラ』がおすすめ。焦がしバターの風味がチョコの香りを際立て、軽い食感に反して味わいは濃厚に仕上がっています。コーヒーや紅茶と合わせて、午後のティータイムにいかが?
30年以上の経験で培った技術と低温長時間熟成発酵が織りなす、豊かな風味が自慢の「小嶋パン工房」のパン。パン通はもちろん、普段パンをあまり食べ慣れていない人も小麦のおいしさをしっかりと感じられるはずです。食パンやフランスパン、惣菜系、甘い系まで、さまざまな種類の同店のパンを通して、小麦の風味を味わい比べてみては?
■詳細情報
■DATA
本記事はライターが取材・校正を行った上で作成した記事です。内容は2022年9月12日時点の情報のため、最新の情報とは異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。