JR御着駅から徒歩で約3分のところにある「洋食堂 食べ亭(たべてい)」は、夫婦で営む温かな雰囲気の洋食屋。看板メニューの『ポークカツのせオムドライカレーピラフ』は、見た目のボリュームに反して驚くほど上品な味わいで、シェフのセンスが光る必食の一皿です。一度味わえば、思わず通いたくなること間違いなし。昼は定食、夜は単品メニューと、シーンに合わせて楽しめます。
・「洋食堂 食べ亭(たべてい)」
JR御着駅から北に向かって徒歩約3分のところにある「洋食堂 食べ亭(たべてい)」。アットホームな雰囲気で、丁寧に作られた出来たての洋食が楽しめるお店です。
夫婦で営む同店でキッチンに立つのは、調理歴40年以上のご主人。レシピに頼らず、長年の経験で培った技と感覚によって生み出されるメニューには、ほかではなかなか出合えない一皿もあり、その味を求めて通うリピーターも多いそう。
扉を開けると出迎えてくれるのは、笑顔が印象的な奥さん。グリーンと木目を基調とした明るい店内は、その人柄を映し出しているかのよう。おひとり様から家族連れまで、だれもが心地よく過ごせるようにと、窓向きの一人席が4席、仕切りを隔てて奥にテーブル席が並びます。
店名の「食べ亭」は、料理を振る舞うことが好きなご主人がよく言う、「食べてや〜」という一言からもじったそう。肩ひじ張らずに楽しんでほしいからこそ、「洋食屋」ではなく「洋食堂」とかかげているところにも、店主夫妻からにじみ出る温かさを感じます。
・看板メニューの『オムドライカレーピラフ』は必食!
『ポークカツのせオムドライカレーピラフ(Mサイズ)』1,120円
同店の看板メニューは『ポークカツのせオムドライカレーピラフ』。ふんわり卵とデミグラスソースをまとったドライカレーピラフに、ポークカツが丸ごと1枚のった、インパクト抜群の一皿です。
一見、濃厚な味の組み合わせを想像しますが、驚くべきはその上品なハーモニー。はじめに、スパイスの香りがフワッと鼻に抜け、後からデミグラスソースのコクと甘みが、半熟卵と絡みながらじんわりと広がります。
この絶妙な味わいを生み出す要となっているのは、ドライカレーピラフに混ぜ込まれたレーズン。レーズンの甘みと少しの酸味が加わることで、ピラフのスパイス感がほどよく和らぎ、デミグラスソースの甘みとも見事に調和を保ちます。
ポークカツも、あえて脂身を少し削ぎ落とすことで、食べ疲れないあっさりとした仕上がりに。豪快な見た目ながら、シェフの繊細なこだわりがここにも光ります。
これまで、高級レストランからカジュアルレストランまで、さまざまなキッチンで腕を磨いてきたシェフは、その多彩な経験から、とがった味ではなく、“幅広い人がおいしいと感じられる味づくり”を意識しているそう。ドライカレーピラフは辛すぎないように調味されていたり、サイズはS(980円)、M(1,120円)、L(1,280円)から選べるほか、ポークカツなし(150円引き)、トマトソースや巻きオムへの変更(無料)などオプションも豊富。好みに合わせてチョイスして。
・サッパリ派はトマトソースで♪
『カニコロとトマトソースのオムドラ(Mサイズ)』1,150円
この夏新たに登場した『カニコロとトマトソースのオムドラ』は、サッパリ派にオススメの一品。『オムドライカレーピラフ』のおいしさはそのままに、トマトソースの甘酸っぱさが全体をサッパリとまとめてくれます。「お肉が苦手な人も楽しめるように」と、ポークカツではなくカニクリームコロッケがのっているのもうれしいポイント。外はサクサク、中はクリーミーなコロッケは、スパイスの風味とも相性抜群です。
サイズはSサイズ(1,000円)、Mサイズ(1,150円)から選択可能。小食さんならSサイズがおすすめです。お腹と相談しながら選んで。
・なじみの洋食メニューも
『ハンバーグ定食』1,080円
人気の『オムドライカレーピラフ』のほかに、なじみのある洋食メニューもスタンバイ。ハンバーグ定食は、デミグラスソースのかかったハンバーグに、スープとご飯がセットになっています。
ハンバーグは、驚くほどにふわふわ。舌の上でほぐれるような食感で、うま味と共に優しい甘みが広がります。デミグラスソースと合わせると、風味がさらに引き立ちご飯が進みます。
また、メインのお皿にトッピングされた野菜フライにも注目を。レンコン、ブロッコリー、ニンジン、カボチャなど、彩り豊かな盛り合わせに心踊ること間違いなし。フライは揚げたてで提供されるので、サクサクのうちに召し上がれ♪
・思わずリピートしたくなる『日替わり定食』
『日替わり定食(Aセット)』1,400円 ※数量限定
リピーターをさらに惹きつける『日替わり定食』。日替わりのメイン料理に、中鉢と手作りのピクルスが付く『Aセット』(1,400円)、メイン料理のみの『Bセット』(1,050円)の2種類があります。
取材日のメイン料理は「サツマ三元豚肩ロース赤ワイン煮」と「イカフライとタルタルソース」、中鉢は「サーモンのカルパッチョ」と、豪勢なラインアップ。
ゴロゴロと盛られた豚肩ロースは想像を超えるやわらかさで、濃厚なソースとともにほろりと口の中でほどけていきます。イカフライも衣はサクサク、中はしっとり。タルタルソースのさっぱりとした味わいも相まってペロリと食べられてしまいます。
一期一会の料理はどれも思わず通いたくなるおいしさ。日替わりメニューは同店の公式instagramで発信されているので要チェックです。➡︎公式Instagramはこちら
「定食にトッピングしている野菜フライは、お客さんが喜ぶものをと取り入れるうちに、少しずつ種類が増えていったんです」とはにかむ奥さん。お客さんを思う夫婦の「食べてや〜」という声が聞こえる出来たての絶品洋食で、心もお腹も満たされませんか?
■詳細情報
■DATA
洋食堂 食べ亭(たべてい)
- 所在地
- 兵庫県姫路市御国野町御着702-11
- 電話番号
- 079-280-7558
- 営業時間
- ランチ/水~土曜日11:15~14:00、日曜日11:15~15:00(L.O.14:30)
ディナー/木~土曜日17:30〜21:00(L.O.20:15) - ※不定休があるため、営業スケジュールを公式InstagramもしくはGooglemapで確認を。
本記事はライターが取材・校正を行った上で作成した記事です。内容は2025年9月24日時点の情報のため、最新の情報とは異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。