姫路市大津区にあった自家焙煎コーヒーが自慢の「cafeジェントル」が、2023年8月29日、太子町に場所を移してコーヒースタンド「Gentle Coffee(ジェントルコーヒー)」にリニューアルオープン!香り高い自家焙煎コーヒーは、20種類という多彩なラインアップが魅力です。お気に入りのコーヒーにまだ出合えていない人や、焙煎や産地によるコーヒーの違いをもっと追究したい人にぴったり!同店のコーヒーを味わい、奥深いコーヒーの世界に足を踏み入れてみては?
・自家焙煎コーヒースタンド「Gentle Coffee」
太子町鵤(いかるが)の閑静な住宅街で、鮮やかなブルーがひときわ異彩を放つコーヒースタンド「Gentle Coffee(ジェントルコーヒー)」。
ハットをモチーフにしたコーヒーカップと紳士のひげがシンボルの「Cafe ジェントル」が、姫路市大津区から場所を移し、装いと名前を改めて2023年8月29日にリニューアルオープンしました。
テイクアウト専門店ですが、店先のベンチに腰かけながらゆっくり味わうこともできます。
「新鮮なコーヒーをお客さんに届けたい」という思いは今も変わらず、店内にある焙煎機で少量ずつ焙煎するというスタイルを貫いています。
前職が運転手で、コーヒーが生活の中にいつも当たり前のようにあったことから、手焼きで焙煎するまではまっていったという店主。生豆の仕入れから焙煎、ブレンドまですべて独学ということからも、コーヒーへの情熱が感じられます。
同店では、世界各地のコーヒーの産地から集めた20種類ほどのコーヒー豆が常時スタンバイ。インドネシアやエチオピア、コロンビアといった聞き慣れた産地のものはもちろん、ウガンダやボリビアといったちょっぴり珍しい産地のものもあり目移りしてしまいそう。深煎(い)りの豆だけでも10種類もあるというから驚きです。
また、コーヒー豆は200g単位で自分の好きな豆を自分好みに焙煎してもらえるのが、コーヒー好きにはたまらないポイント!
一般的に酸味や軽い口当たりが好きな人は「浅煎り」、バランス重視なら「中煎り」、コクや苦みを楽しみたいときは「深煎り」がおすすめです。焙煎方法や種類が異なるいろんなコーヒー豆を、少量ずつ飲み比べるのも楽しみ方の一つです。
コーヒー豆はどの品種を選んでも100g/750円という一律価格にも驚かざるを得ません。ドリッパーを持っていない人や、まず気軽に試してみたいという人には便利な『ドリップバッグ』(200円)がおすすめです。
・豆を選べるハンドドリップコーヒーが自慢!ラテも人気
『ホットドリップコーヒー』450円
自家焙煎コーヒー豆を使い、店主が丁寧に淹(い)れる『ホットドリップコーヒー』がお店の看板メニュー。豆の種類は、シングルオリジン10種類のほか、2種類のアナエロビックコーヒー※1と希少性の高いインフューズドコーヒー※2、デカフェが2種類、オジリナルブレンドコーヒーが3種類と豊富にラインアップ!
※1 アナエロビックコーヒーとは…専用の樽の中で発酵させたコーヒーのこと。
※2 インフューズドコーヒーとは…生産段階のコーヒーの生豆をフルーツなどの素材に漬け込み、コーヒー豆そのものにさまざまなフレーバーや香りを加えること。
“おいしい一杯”を淹(い)れるため、一投あたりのお湯の量や時間、抽出温度など、研究を重ねて決めた独自のルールを守り抜き、“いつ飲んでも安定しておいしい味”を提供しています。雑味の少なさや風味の豊かさからも、その丁寧さと心意気が伝わります。
同じレシピで淹れても、コーヒー豆の違いは一目瞭然。浅煎りは赤みがかった明るい茶色で透明感ある見た目が特徴。中~深煎りは深みのある色合いで、苦みや香りの強さを体現しています。
「普段あまりコーヒーを飲まないけれどチャレンジしてみたい」というときは、ちょっぴり珍しい「インフューズドコーヒー」をトライしてみて♪市場あまり出回らない希少な豆で、コーヒー豆にフルーツの香りが付与された風味豊かな飲みやすい一杯です。
豆の種類はその時々で変わり、取材日はピーチにコーヒー豆を漬け込んだ『コロンビア キンディオ Wine Yeast Peach』がお目見え。完熟の白桃をフルーティーな香りが湯気と共に鼻に届き、余韻まで長く楽しめます。コーヒーなのにモモの香りがするその不思議なギャップを五感で堪能して。
・イラストと味わいに夢中になる“ジェントルのラテ”
専用の豆からマシーンで抽出した上質なエスプレッソを使ったカフェラテは、ベーシックな『カフェラテ』(450円)と『カスカラカフェラテ』の2種類があります。
それぞれ、コーヒーの深い風味ときめ細やかでほんのり甘いフォームミルクのハーモニーを堪能できる優しい味わいに仕上がっていますが、甘党には特に『カスカラカフェラテ』がおすすめです。
『カスカラカフェラテ』500円
カスカラとはコーヒーの実の皮と果肉部分を乾燥させたもののことで、『カスカラカフェラテ』にはこのカスカラから作ったカスカラシロップが配合されています。
メープルシロップのようなプリンのカラメルのような、どこか懐かしくてこっくりとした甘さがコーヒーの風味の引き立て役に。猫好きの店主が描く猫のラテアートにもほっこりと心が和みます。
・“ジェントルブルー”が映えるおしゃれなクリームソーダも
『ジェントルなクリームソーダ』600円
同店のイメージカラーである深みのある青をドリンクで表現した『ジェントルなクリームソーダ』にも注目を!バタフライピーで彩ったブルーグラデーションの美しさに、思わず見とれてしまいそう。この美しいブルーがほんの一瞬で消える儚さもまた魅力。ドリンクの中に入っているレモン氷や炭酸の酸で、みるみる内に紫色へと変化していきます。
かき混ぜると幻想的な赤紫色にどんどんと色が移り変わります。シャリシャリのレモン氷と味わったり、バニラアイスと食べたりと、食べ進める楽しみは最後の一口まで続きます。ぜひお試しあれ!
「心や体に優しい紳士的なカフェを」というコンセプトと共に、前の店舗から焙煎機と店舗を太子町に移し運んできた自家焙煎コーヒースタンド「ジェントルコーヒー」。20種類ほどあるコーヒー豆の中から、お気に入りのコーヒーを見つけてみては?
■詳細情報
■DATA
本記事はライターが取材・校正を行った上で作成した記事です。内容は2023年9月29日時点の情報のため、最新の情報とは異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。