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【福崎町】「カカオマンズチョコレート」カカオ豆から作る自家製チョコで上質なカフェタイムを♪

カカオ豆から作る“Bean to Bar chocolate(ビーン トゥ バー チョコレート)”という言葉を聞いたことはありますか?姫路の市街地から播但道を北へ車を走らせること約30分、福崎町に“ビーン トゥ バー チョコレート”の専門店があります。お店の名前は「cacaoman’s chocolate(カカオマンズチョコレート)」。自らを“カカオマン”と名乗る店主が作るチョコレートとスイーツは、わざわざ買いに訪れる価値ありです!

・「cacaoman’s chocolate(カカオマンズチョコレート)」

中国自動車福崎ICから北へ約2分、播但道福崎北ICからは西へ3分ほど車を走らせたところにある「cacaoman’s chocolate(カカオマンズチョコレート)」。カカオ豆からチョコレートを作り続けて10年のパティシエが営むチョコレート専門店です。

同店は、チョコレート専門店の中でも極めて希少な“Bean to Bar chocolate(ビーン トゥ バー チョコレート)”の専門店。“Bean to Bar”とはカカオ豆から手作りすることで、これを専門にしたお店は全国でも少なく、兵庫県内には片手で数えるほどしかありません。

店主が店を構えた場所は、元々両親が営んでいた喫茶店「むのじじょう」。お店への卸売りや「むのじじょう」での間借り営業から始めましたが、2022年6月に店舗を引き継ぎ、看板を「カカオマンズチョコレート」に変えて本格的にお店をスタート。ミラーボールやカラオケスペース、レトロなカウンターなど、当時の面影が今もなお色濃く残る、レトロな雰囲気が魅力です。


・カカオ豆から作る“Bean to Bar chocolate”

チョコレートを手作りできることを知り、パティシエとして働く傍(かたわ)らで始めてみたというBean to Bar。当初はすり鉢とすりこぎを使って1週間ほどカカオ豆をひたすら擦り続けて作ったそう。そのカカオ豆から作った手作りのチョコレートのおいしさに魅了され、Bean to Barに目覚めたんだとか。

今ではチョコレートを作るための専用の機械「メランジャー」を使って3日ほど擦り潰し、1週間熟成。その後は手作業で成形するなど、機械を使いながらも手仕事を大切にチョコレートをづくりを行っています。

「チョコレートの味はカカオ豆の産地でまったく違うんですよ」と語る店主。同店では、ガーナやフィリピン、タンザニアなど、世界各国から仕入れたカカオ豆と喜界島(きかいじま)のきび砂糖だけで作るピュアなチョコレートを販売し、お客さんにその風味や口溶けの違いを伝えています。

店主が真心込めて作った『Bean to Bar chocolate』(600円)のほか、カカオを使ったクラフトコーラや焼き菓子もスタンバイ。おしゃれなパッケージに入ったオリジナルチョコレートは、プレゼントしても喜ばれそう。

・自慢のチョコで作る“口溶けのチョコレートスイーツ”

自らを“カカオマン”と呼ぶ店主は、パティシエとしての腕も上流。チョコレートはもちろん、フルーツピューレやソースまで、ケーキに使用する材料はなるべく手作りしています。ショーケースの中には、愛情たっぷりのスイーツが毎日7~10種類ほどならびます。兵庫県産小麦粉や喜界島のきび砂糖、「匠淡路島牛乳」、市川町の「タズミの卵」を使うなど、基本の材料にもこだわりが満載です。

『カカオの実』450円

生クリームとチョコムースでカカオの実を再現した『カカオの実』は、店主のチョコレートへの愛情がひしひしと伝わる一品。茶色の実の部分はチョコムースでできていて、微妙な凹凸感や立体感が緻密に再現された本物のような見た目に驚くこと間違いなし!その下に潜む自家製ブラウニーを、生クリームやムースと一緒に食べることで、この上なくリッチで濃厚な味わいが楽しめます。

『ショコラフランボワーズ』各600円

グラサージュの艶やかな光沢がひときわ目を引く美しい『ショコラフランボワーズ』。中はビスキュイ、「エクアドル」のカカオ豆を使ったチョコムース、自家製フランボワーズソースの3層仕立てで、フォークを入れた瞬間、中からチョコムースが流れ出てくるほどとろとろな仕上がりです。カカオのほろ苦さがフランボワーズの酸味と調和し、ワインに合わせたくなるような粋な味わいが楽しめます。

※グラサージュとは…ケーキをコーティングし、表面に艶を出すために行う調理法のこと。

『ドーナツ』各360円~

“カカオ豆の産地によるチョコレートの味の違い”を気軽に比べられる『ドーナツ』も販売。兵庫県産小麦粉や米油といった素材へのこだわりのほか、コーティングチョコを「ガーナ」「ベリーズ」「エクアドル」「タンザニア」から選べる多彩さが魅力です。ドーナツ生地を手ごねしたり、一晩かけてじっくり発酵させたりと、チョコ以外の部分にも余念がありません。

甘みと酸味、苦みのバランスがよい「ガーナ」は、子どもから大人まで世代問わず親しめる味わい。一方の「ベリーズ」は、カカオ豆のフルーティーさを感じさせる酸味が特徴です。「エクアドル」はコクと深みのある力強さ、「タンザニア」は口に入れた瞬間に広がる華やかさが自慢です。



・カフェドリンクにもこだわりが満載!

『カカオフラペチーノ』1,000円

カフェのお供に欠かせないドリンクもひと味違うので注目を!キャラメルとナッツの香りを感じる香り豊かな『ベトナムコーヒー』(ホット500円、アイス600円)や手作りの『クラフトコーラ』(500円)、兵庫県産の木くずや松葉を合わせた自然に優しい『森林浴茶』(300円)など個性派ぞろいです。

さらに、2023年6月から『カカオフラペチーノ』が登場し、全ドリンクのテイクアウトも販売スタート!店主イチオシの「エクアドル」をベースに作った“特製チョコ氷”と「よつ葉特選低脂肪牛乳」を合わせたチョコフローズンは、チョコの重厚感ある風味をサッパリと味わえるひんやり冷たい一杯。グラスの底には自家製コーヒーゼリー、トップには生クリームとカカオニブがたっぷりのっています。別々で味わうもよし、かき混ぜるもよし、一口ひとくち楽しみながら味わって♪

『クラフトコーラ(ベリー&バラ)』500円

スパイスを組み合わせてシロップから手作りする『クラフトコーラ』もおすすめ。2023年5月にスタートしたばかりで、ローズティーのような華やかな香りが鼻から抜ける「ベリー&バラ」と、8種のスパイスとカカオ豆を合わせた「カカオ豆」の2種のフレーバーがラインアップ!持ち帰り用もあるので、気に入ったら自宅で楽しめるのもうれしいですね。この夏はいろんなフレーバーを開発するそうなのでお楽しみに。

『森林浴茶』300円

兵庫県産のヒノキや杉、黒文字などの自然素材をブレンドしたお茶は、飲んだ瞬間にすがすがしい森の香りが口いっぱいに広がる“飲む森林浴”のお茶。松葉や木の爽やかな香りに、心も体もリフレッシュされるはず。チョコを食べた後のお口直しにもぴったりです。

自らを“カカオマン”と呼び、カカオ豆からチョコレートを手作りするチョコレート専門店「cacaoman’s chocolate(カカオマンズチョコレート)」。ここでしか味わえないチョコレートと、自慢のチョコを使ったスイーツは、一食の価値あり!奥深いチョコの世界に、足を踏み入れてみませんか?

■詳細情報

■DATA

cacaoman’s chocolate(カカオマンズチョコレート)

所在地
兵庫県神崎郡福崎町西田原1235
電話番号
0790-22-0114
営業時間
12:00~18:00
※グーグルマップの場合は「むのじじょう」で検索を。

本記事はライターが取材・校正を行った上で作成した記事です。内容は2023年5月25日時点の情報のため、最新の情報とは異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。

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