小野市黍田町にオープンした「Ucafe(ユーカフェ)」は、自家焙煎のスペシャルティコーヒー豆専門店。シングルオリジンをメインに常時13種類を取りそろえ、豆の特徴に合わせて丁寧に焙煎しています。豆の購入はもちろん、コーヒースタンドとしての利用やテイクアウトもOK。あらゆるシーンで気軽においしいコーヒーが楽しめます。
・「自家焙煎コーヒーUcafe(ユーカフェ)」
JR市場駅から歩いて約10分の場所に店を構える「Ucafe(ユーカフェ)」。ブルーの外観が目を引く、自家焙煎のスペシャルティコーヒー豆専門店です。
店主は電機メーカーでエンジニアとして働きながら、2010年から趣味で焙煎を開始。その趣味が高じて27年間のサラリーマン生活に幕を下ろし、ロースターとして、口コミでの小売や、近隣のカフェやパン屋へ卸販売を行ってきたそう。
北播地域にさらにコーヒー文化を広めたいと、大型の焙煎機を導入し、2022年10月に実店舗をオープンしました。
自宅の一部を改装した、ダークグレーを基調とした店内。趣ある梁(はり)はそのままに、木のぬくもりが感じられる落ち着いた空間です。コーヒースタンドとして楽しむこともでき、今後はワークショップの開催やシェアロースターなども計画しているとか。
・スペシャルティコーヒー豆は常時13種類
取り扱うスペシャルティコーヒー豆は全部で13種類。シングルオリジンをメインに、季節ごとのオリジナルブレンドやカフェインレスも用意しています。
豆は100g単位(750円~)で販売。好みや気分のほか、どんなシーンで飲みたいかを相談すれば、ぴったりなペアリングを提案してもらえます。コーヒー通だけでなく、初心者でも気軽にコーヒーライフを始められそう。
タイミング良くドリップバッグに出合えればラッキー。オリジナルデザインのドリップバッグを作ることもできるので相談してみて。
実店舗オープンと同時に新しく採用した焙煎機。豆本来の特徴はもちろん、産地の土壌や豆の生成方法を考慮し、ベストな味を引き出す丁寧な焙煎を心掛けているそう。苦味、酸味、甘味がバランスを保つ一瞬のタイミングで煎(い)り上げ、豊富な知識と経験により確立した技術で常に安定したおいしさを提供しています。
・イートインやテイクアウトもOK
イートイン用、テイクアウト用のコーヒーはいずれも、オーダーを受けてから豆を挽(ひ)き、ハンドドリップで一杯ずつ抽出。目の前で淹(い)れてもらえるライブ感を味わえ、ふわっと広がる香りに癒やされます。
抽出過程の中でも店主が特に大切にしているのが、挽き目の均一性。コーヒー豆と湯が接触する表面積をそろえることで味がまとまり、コーヒー本来の風味をしっかり引き出せます。
『2023冬ブレンド(HOT)』500円 ※2023年2月末まで
一番人気は、3カ月ごとに替わる季節限定のオリジナルブレンド。取材日の『2023冬ブレンド』は中深煎りで、チョコレートと合わせたくなるちょっぴりビターでコクのある一杯です。華やかな香りとジューシーな酸味も感じられ、冷めるにつれ優しい風味へと変化するから不思議。口当たりの良い縁の薄さと、佇まいの美しさに惹かれて選んだというカップにも注目です。
『ケニア・レナ(ICE)』600円
アイスで飲む場合は深煎りコーヒーがおすすめです。『ケニア・レナ』は、豆自体は酸味が特徴的なものの、深煎りにすることでバランスが良く奥行きのある味わいに。苦すぎず、甘みもしっかり感じられます。ストローは使わず、鼻から抜けるコーヒーの香りをじっくり堪能して。
『エチオピア・グジ・ゲイシャ(HOT)』500円
世界で注目されている高級品種「ゲイシャ」を、リーズナブルに楽しめる『エチオピア・グジ・ゲイシャ』。酸味が強い分、後味が甘く感じられるよう焙煎しています。ナチュラル製法による、熟成したワインのような風味も魅力。柑橘系フルーツを使ったスイーツと合わせたいコーヒーです。
コーヒーは、『パナマ・ゲイシャ』(750円)以外はすべて500円。いろんな銘柄を飲み比べてもらいたいという思いから、2杯目以降は300円(いずれもアイスは+100円)とお得に楽しめます。
豆、焙煎、抽出と、すべてにこだわりを詰め込んだ「Ucafe」のスペシャルティコーヒー。一度味わえばその虜(とりこ)になり、定期的に通うリピーターや、遠方から訪れるお客さんも少なくありません。コーヒー本来の魅力にふれ、お気に入りの一杯を見つけてみては?
■詳細情報
■DATA
自家焙煎コーヒー Ucafe(ユーカフェ)
- 所在地
- 兵庫県小野市黍田町761-5
- 電話番号
- 090-3970-2307
- 営業時間
- 12:00~18:00
- ※定休日はイベント出店等により変更される可能性があります。最新の情報は公式Instagramにて確認を。
本記事はライターが取材・校正を行った上で作成した記事です。内容は2022年12月9日時点の情報のため、最新の情報とは異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。