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2019.8.14
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【高砂】大正モダンな大人の隠れ家「メゾンドゼロ」で色鮮やかなランチやディナーを

2019年2月にひっそりとオープンした「MAISON d ZERO(メゾンドゼロ)」。居心地の良さを最優先させる心遣いが、お店のたたずまいや料理から感じられ、まるで秘密の隠れ家のよう。レトロモダンな雰囲気に浸りながら、くつろぎの時間とおいしい料理を堪能して。

MAISONdZERO(メゾンドゼロ)

2019年2月にオープンした「MAISON d ZERO(メゾンドゼロ)」。山陽曽根駅から北へ徒歩6分の住宅街にひっそりと佇んでいます。店先に看板などはなく、知らなければ通り過ぎてしまいそう。100年以上前に建てられた黒杉板壁の町屋風古民家をできる限り元の姿を残したままリフォームしています。目印になるのは、窓を覆うデザイン性のある鉄格子と、入口の上の長押に張られた小さなネームプレートのみです。

県道718号から脇道に少し入ったところに専用駐車場があります。駐車場の奥にかけられているお店の看板が目印です。

お店は、駐車場の向かい側にある細い路地を進んで、左側の黒い建物です。写真のように看板などは出ていません。まさに隠れ家。


路地裏から大正時代に迷い込んだ?レトロモダンな異空間

店内は築100年の町屋の要素を残しつつ、和洋折衷のインテリアでまとめられています。大人な雰囲気で品のあるアンティーク調家具ですが、和のテイストと組み合わされると、和やかでノスタルジックな雰囲気が加わり素敵です。

ちょっとした集まりに利用するときはこちらのお部屋でどうぞ。色ガラスのランプシェードから優しい色合いの光がこぼれ、華やかな雰囲気を盛り立ててくれます。

ミッドセンチュリー風のモダンな家具の配(はい)されたお部屋。レトロな型ガラスから柔らかい光が注ぎ込み、落ち着いた癒しの空間を演出してくれます。

アクセントにブリキのおもちゃ。異空間の中に調和したこだわりのかわいいアンティークおもちゃに思わずほっこりとしますね。

店内は、個室が4部屋あり、各部屋それぞれにテーマカラーの壁紙と琉球畳が合わせられ、上品なペルシャじゅうたんがモダンな空間を、華やかに演出しています。

一組一組のお客様がくつろいだ空間で時間を過ごしてもらえるよう、一日に案内できるのはランチとディナーそれぞれ3組まで。完全予約制です。

フランス料理を基本に、ホテルや、大使館などで、様々なジャンルの料理を提供してきたご主人。これまでの経験を生かしてジャンルの枠にとらわれない素材の味を引き出した料理を提供したいと「MAISON d ZERO」をオープンしました。

彩とりどり、いろんな味が楽しめるランチ

お店のメニューは『ランチ』 2,500円と、『ディナー』 4,000~5,000円の二種類のみ。内容は、すべてその時期の旬に合わせたシェフおすすめの料理となっています。

ランチは前菜のプレートと、メインのお重で構成されていて、それぞれに色とりどりの料理が盛り付けられてとても華やかです。

取材当日の前菜プレートは、豆乳とクリームチーズのお豆腐、蒸しエビ、茄子の煮びたし、カモの利休煮、根菜のマリネ、ドライフルーツとナッツのテリーヌとぶどうパン の6品。

人気のぶどうパンは、店内で焼き立ての状態で提供されます。それぞれの料理が一口で食べられる中に様々な味の組み合わせを楽しめるように工夫されていて、満足感を感じさせてくれます。

取材当日のメインのお重には、お刺身盛り合わせ、但馬牛と焼き野菜、豚の角煮、モズク、ゴマ豆腐、伊勢海老のボイルマヨネーズソース掛け、温泉卵のイクラ添え、海老とシナチクの春巻きといったラインアップが彩とりどりに寄せられています。

それぞれの素材を生かした下ごしらえと料理となっているので、お重の中はジャンルの垣根を越えて、和・洋・中共存しています。こだわりを感じるのは、お刺身のお醤油。一度泡立ててから冷凍して泡状に。塩味をより強く感じることができるので、塩分の摂取量を抑えられます。写真のほか、十六穀米と味噌汁がついています。



創造的な料理をちょっとずつ楽しめるディナー

ディナーはコース料理となっていて、一口半くらいで食べられる料理が15品程度出されます。

メニュー内容は、時期や材料の入荷状況、お客様の好み、飲まれるドリンクなどによって変更されるため、何が出てくるかは出されるまでわかりません。待ち時間もワクワク楽しめそう。
金額もその日の内容により4,000円~5,000円の間で変動します。

※取材当日、提供された料理はメニューの一例です。実際に提供される料理とは異なることがあります

取材日の最初の料理は、フォアグラと奈良漬けをマカロンでサンド。ライトグリーンのかわいいマカロンがいきなり出てくるところにまずびっくり。マカロンの甘さが奈良漬けの芳醇な香りとまろやかなフォアグラを包み込み、複雑ながら調和がとれています。

旬のビワとクリームチーズと黒豆の甘露煮。ブラッドオレンジジュースを泡立てて添えています。ピンクペッパーがアクセント。

続いて鯖の低温スモーク、すもも、ドライトマト添え。鯖の後ろにはべったら漬けが潜んでいて、柔らかく濃厚な鯖に適度な食感とさわやかさを添えています。

ラクレットチーズとじゃがいもとベーコンとトマトとパンケーキを串でぎゅっとまとめた一品。それぞれに施された丁寧な下ごしらえが味にまとまりを作っています。

鱧のエスニック風オーブン焼きのインゲン添え。淡白な鱧とエスニックなスパイスの組み合わせ

蓮の葉の炊き込みご飯。 蒸しあげられた蓮の葉の香りがとてもよいです。

手羽先にカニのむき身、カラスミ、フレンチマスタードを混ぜて積めこんでから、揚げてあります。

取材日のデザートは、パンナコッタとミニケーキ。

コースでは少し糖度の高い料理から徐々にメインの料理に向けて濃い味へと続いていきます。その方が最後までおいしく食べられるのだそう。居心地の良さには、料理にも演出にも細かな配慮があるからこそですね。

喧騒とは無縁の落ち着いた隠れ家でおいしいお食事を楽しんでみてはいかが。

■ 詳細情報

■DATA

MAISON d ZERO(メゾンドゼロ)

所在地
兵庫県高砂市曽根町451-16
電話番号
079-448-0202
営業時間
ランチ 12:00~14:00 (13:30オーダーストップ)
ディナー 18:00~22:30 (21:30オーダーストップ)

本記事はライターが取材・校正を行った上で作成した記事です。内容は2019年6月30日時点の情報のため、最新の情報とは異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。

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