兵庫県はりまエリアの“楽しい”をチョイスする地域情報サイト TANOSU [タノス]
2025.7.28
12,119 views

【姫路】隠れ家洋食店「洋食屋ワタナベ」ビフカツからメンチカツまで並んでも食べたい本格ランチ!

JR・山陽姫路駅から徒歩約12分、「姫路城」からは徒歩約10分。にぎやかな大通りから一本入った静かな路地に佇む「洋食屋ワタナベ」。神戸で修行を積んだシェフが手がける手間暇かけた本格洋食ばかりで、中でもじっくり煮込んで仕上げる自家製デミグラスソースが自慢。その味を求めて足を運ぶファンも多く、今や姫路で行列ができる人気店となっています。

・「洋食屋ワタナベ」

JR・山陽姫路駅から徒歩約12分、車通りが多くにぎやかな2号線から南へ一本入った静かな路地に、まるで隠れ家のように佇むのが「洋食屋ワタナベ」です。

「姫路城」からも徒歩約10分と徒歩圏内で、周辺観光の途中で立ち寄るのもおすすめ。

店主は、神戸・三宮の人気洋食店「グリル末松」で8年間腕を磨いた洋食一筋の料理人。その後、地元・姫路に戻り、生まれ育ったこの地に「洋食屋ワタナベ」を開きました。素材選びから仕込み、仕上げまで一皿ずつ丁寧に。ビフカツやハンバーグ、エビフライなど、心を込めた本格洋食が味わえます。

グリーンが映えるモルタル調のスタイリッシュなの外観は、一見するとカフェのようなおしゃれな雰囲気。扉を開けると、白いコックコートを着たシェフがカウンター越しに笑顔で迎えてくれます。

大きな窓からやわらかな日差しが差し込み、ハワイアンミュージックが流れる店内。落ち着いた空間でゆったりとした時間が過ごせます。4人掛け・2人掛けのテーブル席のほか、カウンター席も完備しており、シーンに合わせて利用しやすいのも魅力。デートはもちろん、お一人様ランチや家族での食事にもおすすめです。

ランチタイムは予約を受け付けていません。席数が限られているため、週末は店の前に行列ができることも日常茶飯事です。時間に余裕をもって来店するか、ピークタイム時間をずらして来店を。


・3日間かけて仕上げる店自慢のソース

同店を語る上で欠かせないのが、洋食屋の命とも言えるデミグラスソースです。素材選びから徹底的にこだわり、淡路島産タマネギや国産ニンニク、さらに数種類の野菜を炒め、そこに子牛の骨や牛頬肉を加え、素材のうま味ををじっくりと引き出します。小麦粉を丁寧に炒めて作る自家製ルーを加え、完成までにかかる時間はなんと3日間!

手間暇を惜しまないその味は、ほのかな酸味と甘みの後に、しっかりとしたコク深い苦みが感じられ、どこか懐かしさを感じさせます。

さらに「レッドソース」と呼ばれる自家製ケチャップソースや、タルタルソースに至るまで、すべて手作り。丁寧に仕上げるその姿勢こそが、多くのファンに愛され続ける理由であり、人気店を支える原点です。

・看板メニューは断面が美しい「ビフカツ」

『ビーフカツレツ』2,200円 ※数量限定

神戸の名物料理として有名な「ビフカツ」が同店の看板メニュー。ランチタイム・ディナータイム問わず、多くのファンが注文する人気の逸品です。ほんのりピンク色を残した断面は、運ばれてきた瞬間思わず声を上げてしまうほどの美しさ。高温でサッと揚げることで、外はサクサク、中はしっとりジューシーに仕上げています。

味の決め手はもちろん、丁寧に仕込んだ自家製のデミグラスソース。牛肉のうま味をしっかりと引き立て、深みのある味わいを楽しめます。



・お腹も心も大満足の「サービスランチ」

『Wランチ(ライス or パン、スープ付き)』1,760円

ランチタイムに提供している「サービスランチ」は、メインにライスまたはパン、スープが付いて、お腹も心も大満足の内容です。

中でもイチオシは、洋食の王道を贅沢に味わえる、ボリューム満点の『Wランチ』。大ぶりのエビフライに手ごねハンバーグ、濃厚なカニクリームコロッケが一度にいただける夢のような一皿です。深いコクと香ばしさが詰まったこの特製ソースを、たっぷり絡めて召し上がれ。

「サービスランチ」は、このほか、『ポークカツレツランチ』『オムライスランチ』『日替わりランチ』(各1,430円)があります。

・肉汁を閉じ込めた「メンチカツ」や熱々「ナポリタン」も

『メンチカツレツ』1,485円 +『パン』297円

同店では、料理はすべてオーダーを受けてから一品ずつ手作りしています。『メンチカツレツ』は、注文を受けてから成形し、揚げたてを提供。国産の黒毛和牛と国産豚肉をブレンドした150gのミンチを使用したタネを170〜180度の油で、衣がきつね色になるまでカラリと揚げます。

揚げる際には、キッチンから香ばしい香りが立ち上り、食欲を一層そそられます。ぜひ、揚げたてを贅沢に味わって。

ナイフを入れると、サックサクの衣の中から現れるのは、ふっくら柔らかいミンチ。ジュワッとにじみ出る上質な脂はしつこさが全くなく、肉のうま味が口いっぱいに広がります。

じっくり炒めたあめ色タマネギの自然な甘みが加わることで、全体の味に深みと優しさが生まれ、思わず笑みがこぼれます。

一品料理に『パン』or『ライス(中)』(297円)を付けると、通常660円のスープをプラス330円で注文することができます。

スープは、丁寧に裏ごしされたなめらかなコーンクリームスープ。その口当たりの良さとコク深い味わいから、ひと口目で料理人ならではの丁寧な仕事ぶりを感じられるはずです。

「昔から“喫茶店のナポリタン”が好きだったんです」そんな店主が手がけるナポリタンは、ちょっと珍しい鉄板スタイル。熱々で提供されるので冷めにくく、特別感を演出しています。

味の決め手は、鶏ミンチとあめ色になるまでじっくり炒めたタマネギをベースに、丁寧に仕上げた自家製のレッドソース。そこへ隠し味としてデミグラスソースとイタリア産のグラナパダーノチーズを加え、一気に仕上げていく様子は、まさに職人技。シンプルな料理に見えて実はさまざまな素材のうま味が凝縮されていることに気付かされます。

『スパゲッティナポリタン』1,320円

2.2mmの極太麺は、あえてオーバーボイルすることで、もちもちとした独特の食感に仕上げています。具材にはピーマン、タマネギ、マッシュルーム、そして存在感のあるゴロゴロとしたベーコンがたっぷり入り、満足感も◎。コク深くまろやかなソースが、極太麺によく絡み、フォークを持つ手が止まらないはず!

真摯に料理と向き合い、客観的な姿勢そのものが、ファンの心と胃袋を掴んで離さない理由なんだと実感することができます。見た目を裏切らない一皿は、並んでも食べたいファンが絶えないのも納得です。ちょっと頑張った日のご褒美に、ふらりとひとりランチに…「洋食屋ワタナベ」で満たされてみては?

■詳細情報

■DATA

洋食屋ワタナベ

所在地
兵庫県姫路市本町174 アネスティ7番館1階
電話番号
079-240-5076
営業時間
ランチ/11:30~14:30(L.O.14:00)
ディナー/18:00~21:00(L.O.20:00)
※ディナーは金土日のみ営業
※予約はディナーのみ受け付け
※デミグラスソースがなくなり次第クローズ

本記事はライターが取材・校正を行った上で作成した記事です。内容は2025年7月16日時点の情報のため、最新の情報とは異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。

この記事をお気に入りに保存する
TOP