2024年11月29日、「西脇市茜が丘複合施設 Miraie」からほど近いところに「HINODE scones!(ヒノデスコーン)」がオープン!3児の母である店主が作るおやつやベーグルは、我が子への愛情をたっぷり注いだかのような体に優しいものばかり。酒種(さかだね)酵母の風味がふわっと香り、心が解きほぐされますよ♪酵母で作ったスコーンやベーグルのほか、米粉スイーツも販売。売り切れ御免なので、開店直後が狙い目です!
・「HINODE scones!(ヒノデスコーン)」
西脇市野村町に2024年11月29日、「HINODE scones!(ヒノデスコーン)」がオープンしました。ナチュラルでおしゃれな外観に惹かれた通りすがりの学生や主婦で、連日大盛況。営業日の金曜日が来るのを心待ちにしていたファンも一緒になって、開店前には毎週行列を作ります。
2022年11月にイベント出店から始め、それからは多可町にある「kaji家カフェ」などで間借りのカフェを続けていたそう。最初は「わが子に食べさせたいと思えるおやつを作りたい」という“母から子への優しさ”なる思いからスタートしましたが、活動を続けていくうちに「自分のお店を持ちたい」という新たな目標が生まれ、ついに夢を実現!3人の子どもを育てながら、週に1日だけ営業しています。
ガラス張りのショーケースには、自慢のベーグルやスコーンがずらり。常時15種類前後のラインアップをたった一人で作り上げています。
長きにわたり、スコーンを愛してきたと自負する店主が手がけるのは、酒種(さかだね)酵母を使った「酵母スコーン」。丹波市産の有機米麹(こうじ)、ご飯、水を発酵させて作った酒種酵母を用いることで、持続性のあるうま味や香りを実現しています。ベーキングパウダーとは似て非なるざっくりと力強い食感も、天然酵母ならではです。
スコーンと同様に、自家製の酒種酵母を使ったベーグルももう一つの看板商品です。どちらもオーガニック小麦や国産無農薬小麦など、地球にも体にも優しい小麦粉や、完全非加熱の塩、兵庫県産の平飼い卵などの厳選素材を使用。ちょっぴり懐かしく素朴な味わいが、お客さんの心を魅了しています。
・完成までに3~4日を要する酵母スコーン
『酒種プレーン』(1個)300円
酵母スコーンは、なんと完成まで3~4日もかかるというから驚き!「酵母をゆっくりと発酵させることで風味が増すだけでなく、より体になじみやすく仕上がります」と、“低温熟成発酵”にこだわる理由を店主が教えてくれました。
『酒種プレーン』は、酒種酵母の香りと酵母スコーンならではの食感が最もダイレクトに伝わってくる一品。一層一層にほどよい厚みと小気味よい歯応えがあって、一口食べた瞬間クセになること間違いなし!温め直すと酒種特有の酸味のある香りが立ち、また違った味わいに♪
『有機抹茶フルーツスコーン』360円
『有機抹茶フルーツスコーン』は、オーガニックの抹茶とドライクランベリー、レモン、ホワイトチョコを組み合わせ、複雑に味をレイヤード。抹茶の苦みの中にフルーツの甘みや酸味が溶け込み、一個でいろんなテイストが楽しめるとあって、最後まで飽きない一品です。
・低温熟成発酵で作る酒種酵母ベーグル
『きなこあんこ白玉ベーグル』430円
ベーグルはものによって小麦粉から使い分けるほどのこだわりぶり。常時8~10種類ほどのオリジナルメニューがそろいます。
中でもイチオシの『きなこあんこ白玉ベーグル』は、生地が元々持つもっちり感をさらに引き立てる、自家製白玉が入った一品。生地の中から白玉がひょっこりと顔を出し、見た目からして弾力の強さが感じられます。
中をぱっくりと割ると、成形時に巻き込んだ粒あんと白玉がお目見え!粒あんの食感と豆本来の優しい甘みに、モチモチの白玉がベストマッチ♪食べる直前にトースターで軽く温め直すと、焼きたてのおいしさが蘇(よみがえ)り、より一層コントラストが際立ちます。
『ほうれん草チーズベーグル』380円
生地が色鮮やかな緑色になるまでたっぷりとホウレンソウを生地に練り込んだ“お野菜ベーグル”。生地の中にシュレッドチーズも巻き込んでいるので、どこを食べてもまんべんなくチーズのコクが楽しめます。
「野菜は新鮮さにこだわり、西脇市や多可町といった地元のものをなるべく選んでいます」と話す店主。旬野菜をベーグルという新たな形で味わえるのも、食事を気遣う人や野菜好きにうれしいポイントです。
・米粉を使ったスイーツも♪
『甘酒ティラミス』350円
冷蔵ショーケースの中には、米粉を使ったスイーツが3~4種類ほどスタンバイ。中でも『甘酒ティラミス』がイチオシです。
スプーンですくうと、ココアとプレーンの2種類のスポンジと、真っ白なチーズクリームが出てきます。ティラミスには、一般的にマスカルポーネチーズが使われますが、同店ではスッと切れの良い後味のクリームチーズを代用するのがこだわりなんだとか。
チーズクリームに甘酒が使われていて、米麹の風味がほんのり香るのも同商品の特長。ファーストタッチは濃厚ですが、後口はあっさりとしていて、ペロリと平らげられる軽さがあります。
『新月バターサンド(ラムレーズン)』220円
“バター不使用のバターサンド”を食べたことはありますか?「バターサンドは好きだけど、バターが多すぎるともたれてしまう・・・」と悩んでいたときに考案したのがこのメニュー。クリームは有機ココナッツオイルと豆乳ヨーグルトで、バターのようなコクと口溶けを再現しているそう。
ラインアップは定番人気の「ラムレーズン」と季節限定の「レモン」の2種類で、どちらも多可町産「山田錦」の米粉で作ったクッキーでクリームをサンドしています。クッキーは驚くほど軽く、間に挟んだクリームはまったり。どちらの味も、クリームの中でプチンと弾けるフルーツの風味がたまりません♪
『クラッククッキー(有機きなこ)』(50g)160円、(100g)300円
「お店を開くことになったら絶対に販売しようと思っていたんです!」という店主の熱い思いが込められた『クラッククッキー』は、50g/160円~という破格の安さ。まだ幼い我が子にもオーガニックの食材を食べてもらいたいという母の優しさが詰まったこのクッキーは、“日常使いできるおやつ”としてリピートしてもらえるよう、低価格で販売しています。
小麦粉もきな粉もオーガニックで、砂糖はきび糖を使用。サクサク、ポリポリと香ばしい食感と口の中にじんわり広がる滋味深い味わいがクセになり、自然と手がのびます。チョコ味派の人は『クラッククッキー(有機ココア)』(50g/190円、100g/370円)をチョイスして。
プラントベースの体に優しいおやつは、大切な人への贈り物にも自分へのご褒美にも◎。「HINODE scones!」と共に、“ギルトフリーなおやつタイム”を過ごしませんか?
■詳細情報
■DATA
本記事はライターが取材・校正を行った上で作成した記事です。内容は2024年12月13日時点の情報のため、最新の情報とは異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。