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2024.8.28
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【西脇】「ラボベルデ」の2号店が誕生♪旬野菜を使ったデリで“素材のおいしさ”を新発見

焼き菓子やベーグルなどを中心に扱う「labo.verde(ラボベルデ)」の2号店「labo.verde nishiwaki kitchen」が、2024年1月に「北はりま農産物直売所(旬菜館)」にオープンしていたのを知っていましたか?2号店の自慢は「地元食材を使った創作惣菜」。イタリアンシェフである店主が料理という魔法をかけて生み出した“おいしいデリ”の数々を、ぜひご賞味あれ!

・「labo.verde nishiwaki kitchen」

西脇市黒田庄町で焼き菓子やベーグルの専門店を営む「labo.verde(ラボベルデ)」。その2号店「labo.verde nishiwaki kitchen」が、2024年1月に同市内にある「北はりま農産物直売所」、通称「旬菜館」の敷地内にオープンしました。

直売所の入り口横に設置されたオレンジ色の看板が目印。その横にあるテラス席では、「labo.verde nishiwaki kitchen」で購入したサンドイッチやデリを味わうことができます。朝の6:00からオープンしているので、たまの休日は早起きをして、青空の下でモーニングをいただくなんて贅沢はいかが?

【西脇】テイクアウト専門店「ラボベルデ」10種類以上の焼き菓子や季節のマリトッツォが自慢♪

オープンから休む間もなく、手際よくデリを完成させていく店主。毎日8:00ごろには約10種類の惣菜がショーケース内にずらりと並びます。日によってはゼリーやパンナコッタといったチルド系のスイーツや、本店で焼き上げたお菓子があることも。訪れるたびに新しいデリと出合えるワクワク感が、リピーターの心をつかんで離さない理由です。

使う野菜は「旬菜館」で仕入れた地元野菜が中心。フルーツもなるべく地元で採れたものを取り入れ、地産地消にこだわっています。同店をオープンするきっかけになった理由こそ「旬菜館」のオーナーからの出店オファーでしたが、「B品や廃棄されそうな食材をどうにか利用できないか」という思いは常に心の片隅に抱えていたそう。

「フードロスをなくしたい」という願いと、「直売所で販売している野菜の食べ方をレシピではなく“料理”で伝えたい」という思いが重なり、この2号店が誕生しました。


・イタリアンの技法を取り入れた創作デリ

過去には両親が営むカフェ「ベルデ・ヴェール」を手伝ったり、イタリア料理店で修業したりとさまざまな飲食店で経験を積んだ店主が作る料理はどれもイタリアンがベース。そこに、長年培ってきた主婦の知恵を生かすことで“イタリアン風家庭料理”に仕上げています。

キャロットラペは冷凍という一工夫でシャキシャキ感を残したり、酸味の強いジャクソンフルーツはクセの少ないコリンキーと合わせることで食べやすく仕上げたりと、何気なく並ぶ惣菜一品一品にこだわりが感じられます。店主との会話からテクニックを盗み出してみて♪

『ベビーボイルほたて白ワインビネガーのマリネ』500円

うま味のあるベビーホタテにキュウリとオニオンスライスのみずみずしさをプラスし、ディルやオリーブオイルでサッパリと味付けした一品。名前は聞いたことがあるけど使い方が分からないハーブ類も、店主にとってはお手のもの。

鼻を抜けるような爽やかな香りは魚介類と相性が良く、もちろんホタテともベストマッチ!食卓の一品や付け合わせにおすすめです。

『ナスとトマトのチーズ焼き』各500円

日本のナスに比べると水分が少なく食感がしっかりしているイタリアナスは、オーブンで焼くだけの“焼きっぱなし調理”がおすすめです。半分にカットし、皮ごとオーブンでしっかりと焼き上げることで、トロッとクリーミーな食感に変化。トマトソースとシュレッドチーズと合わせれば、なんちゃってピザです。

『サツマイモのポタージュ』500円

毎年「旬菜館」で冬季限定で販売される焼き芋を使ったポタージュスープは、見かけたらぜひ食べてほしい一品。焼き芋を冷凍ストックしているので、シーズン問わず店主の気まぐれで登場します。

濃厚すぎるあまり、“食べるポタージュ”と呼びたくなるこのスープ。驚くほど甘いのに、砂糖を一切使わず焼き芋だけの甘みで仕上げているというから驚きです。焼き芋ファン・サツマイモファン・ポタージュスープファン、誰をも魅了する隠れた人気メニューです。

・朝からテンションが上がる♪「極厚サンド」とモーニング

『サンドイッチ(芦田ポートリーさんの卵ミックス)』750円

同店では常時9種類のサンドイッチを用意しています。注文を受けてから作るのがこだわりで、いつでも“出来たてのおいしさ”が味わえるのが魅力です。そして何より、注目すべきはこのボリューム感。パンを包んだ袋がはち切れんばかりに野菜が挟まれていて、厚みはなんと驚異の10cm超え!大口を開けても食べきれないほど分厚く、1/2個でもお腹が満たされる女性も少なくありません。

一番人気は『芦田ポートリーさんの卵ミックス』。名前はよく聞く“卵ミックスサンド”ですが、中身はまったくのオリジナル。厚焼き卵とキュウリ、トマト、ドレッシングを包んだレタスを挟んだサンドイッチは、まるでモーニングプレートをパンの中に詰め合わせたかのようですね。

『サンドイッチ(アボカドとカマンベールのハニーマスタード)』800円

店主イチオシの『アボカドとカマンベールのハニーマスタード』は、カマンベールチーズのコクとアボカドのクリーミーさが調和した見た目も味もおしゃれな一品。ハニーマスタードの甘辛い余韻が口の中に残り、心も口の中も幸福感でいっぱいに包んでくれそう。

『サンドイッチ(ローストビーフとリコッタチーズ)』880円

朝からスタミナアップを狙うならローストビーフを使った“肉サンド”に決まり!厚めにカットしたローストビーフを贅沢に3枚も使い、さらに重ねることで肉々しく仕上げています。肉のうま味の引き立て役は、ミルキーなリコッタチーズ。野菜のフレッシュな食感も、お肉があってこそ十二分に感じられます。

『ブランチセット』ドリンク代 + 1,200円 ※提供は8:00~13:00

せっかく早起きした朝は、同店のモーニングですがすがしいスタートを切りませんか?ラインアップはモーニングセット(6:00~12:00限定)が2種類とブランチセット(8:00~13:00限定)の3種類。しかもすべてイートインかテイクアウトが選べるのがうれしいですね。

お出かけ前や出勤前にちゃちゃっと朝食を済ませたい人は『モーニングセットA』(ドリンク代+100円)がおすすめ。いつもよりも朝食をゆっくり楽しみたいなら、野菜たっぷりの『モーニングセットB』(ドリンク代+500円)や、デリ付きワンプレートの『ブランチセット』を選んでみては。



・ドリンクも地産地消メニューが盛りだくさん!

『旬菜館ジュース』600円

ドリンクも地産地消メニューが勢ぞろい♪中でも、「旬菜館」の名を借りた野菜スムージーがおすすめです。バナナやリンゴといったフルーツはあえて少なめに、葉野菜を多めに使うのが“ラボベルデ流”。取材日はセロリやキュウリなどの夏野菜を使った配合で、ほろ苦さが暑さで疲れた体を癒やしてくれました。

『佐藤果実工房さんのいちごのジュース』600円

西脇といえばイチゴ!中でも有名な「佐藤果実工房」のイチゴを旬の時期に冷凍保存し、通年提供しているのがこのジュースです。とろ~りとした濃厚なイチゴミルクの中に感じる、つぶつぶ食感と甘酸っぱさがアクセント♪シロップやソースに頼らない“本気のイチゴジュース”を召し上がれ。

『カフェラテコーヒーゼリー』650円

コーヒー好きの店主は、水出しコーヒーとオリジナルブレンドは同市にある「森ノ本珈琲」の豆を、ラテには丹波市「3 Roastery(スリーロースタリー)」の豆を使い分けるほどのこだわりぶり。その店主が作った夏の新作がこのドリンクです。

自家製の珈琲ゼリーには「森ノ本珈琲」の豆、一方のラテは「3 Roastery」の豆を使い、2種類のこだわり派ロースタリーの豆を大胆に組み合わせた“ここだけの一杯”です。ズズッとストローで吸うと、ゼリーとともにコーヒーの香ばしさも口に広がる大人な味わい。甘めが好きな人はオーダー時に声がけを♪

【西脇】「森ノ本珈琲」バースタイルの自家焙煎コーヒー店!自家製プリンが新登場♪

「labo.verde nishiwaki kitchen」は、なじみのある野菜も見たことのない野菜も「実はこんなにおいしいんだよ!」「こんな食べ方があるんだよ!」と、今まで知らなかった野菜の魅力や料理のヒントを教えてくれる場所です。大人になってからの“食育”を、ここで見て、食べて、飲んで。楽しみながら学んでみては?

■詳細情報

■DATA

labo.verde nishiwaki kitchen(ラボベルデ 西脇キッチン)

所在地
兵庫県西脇市野村町800-1(北はりま農産物直売所内)
電話番号
090-9860-6181
営業時間
6:00~14:00

本記事はライターが取材・校正を行った上で作成した記事です。内容は2024年8月19日時点の情報のため、最新の情報とは異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。

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