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2023.8.14
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【神戸元町】「はらぺこ飯店」行列の出来る中華バルで伊や仏の技法を取り入れた“創作中華”に舌鼓

神戸市中央区、各線元町駅から北に徒歩3分ほどのところにある「はらぺこ飯店(はんてん)」。テレビなどのメディアで紹介されたこともあり、連日ランチタイムには行列を作る元町屈指の人気店です。お客さんのお目当ては、自由な発想とイタリアンやフレンチの技法を取り入れた“創作中華料理”。ここにしかないワッと驚くような料理を求めて、ぜひ足を運んでみて。

・「はらぺこ飯店(はんてん)」

神戸市中央区、JR・阪神電鉄元町駅から北へ徒歩約3分。おしゃれなカフェや昔ながらの中華料理店、バーなど、さまざまなジャンルの飲食店が建ち並ぶ元町エリアの一角にある「はらぺこ飯店(はんてん)」は、競合店の多いこのエリアで人気を博す中華バルです。

見た目からは中華料理店とは想像がつかないようなオリエンタルな外観からも、何やら普通ではない予感が。期待を募らせ、扉の奥にある階段へと進みます。

ランチどきには平日、休日問わず、この階段から外まで行列ができるほどの人気ぶり。オープンするのを今か今かと待ち望む開店待ちのお客さんも少なくありません。

落ち着いて食事をしたい人は、ディナータイムがおすすめ。ディナータイムは比較的ゆっくりとしていて、アラカルトメニューを豊富に取りそろえています。カクテルやワインといったおしゃれなお酒を片手に中華料理を味わえるのは、中華バルの魅力ですね。

空間の中央に植えられた大きなドライツリーがお店のシンボル。このほかにもドライフラワーやアンティーク雑貨、一点物の家具などがセンス良く並べられていて、カフェさながらの雰囲気も人気の秘密です。

高校卒業後すぐに調理の道へ進み、専門学校を卒業してから10年以上、鎌倉や名古屋、石川、宮崎、大阪など、日本全国のあらゆる場所で料理の腕を磨いた店主。中華料理だけでなく、イタリアンやフレンチ、和食など、ジャンルを問わず学べる技や知識はとことん学んできたそう。そして2018年に夢だった自分の店をオープン。今までに培ってきた多彩なスキルと自由な発想で作る“ほかにはないとがった中華料理”を、手の届きやすい価格で提供しています。

店内は2階と3階の2フロアに分かれていて、全部で40席以上と広々。店主が感化されたというテレビドラマ「ハングリー」と、中国で気軽に立ち寄れる食堂を意味する「飯店」を組み合わせ、覚えてもらいやすい「はらぺこ飯店」という名前を付けたそう。メガネをかけた豚のオリジナルキャラクター「はらぺこくん」と共に、元町で広く長く愛され続けています。

「料理だけでなく、お店作りにも“ワクワク感”を」と、店主がこだわり抜いたインテリアにも注目を。大阪のヴィンテージショップで手に入れたものや、海外からわざわざ取り寄せた本物のアンティーク雑貨は、置いてあるだけで雰囲気があります。純粋にアンティークな空間を楽しみたいというインテリア好きの心も満たされること間違いなしです。


・イタリアンやフレンチの技法を取り入れた“創作中華料理”

日本人の舌に合わせつつ、イタリアンやフレンチ、和食など、さまざまな技法と自由な発想で織りなす創作中華料理が自慢。ルーローハンや麻婆豆腐といった中華の名品のほか、『王道の中華カレー』(660円)、『海老バターポテト』(605円)などの創作料理もあり、メニューの数は40種類以上!個性あふれる創作中華料理は、「どんな料理だろう?」とメニューを見ているだけでも心が躍ります。

『おまかせ前菜盛り合わせ』1,650円

同店のいろんな料理をちょっとずつ味わいたい人は『おまかせ前菜盛り合わせ』がイチオシ!プレートには6〜7種類の前菜が盛られ、2人でシェアしてちょうどいいボリューム感です。

取材日の前菜は、リピーター続出の「自家製メンマ」や中華山椒に3日間漬け込んだ香り高い「中華風ミックスナッツ」、ピリ辛の「ラー油キュウリ」、ローズマリーやセージなどの香草に漬け込み、低温調理でしっとりと仕上げた「香草レアチャーシュー」、赤ワインと紹興酒で煮込んだ「干しイチジク」、ほどよい塩気とコリコリとした食感がクセになる「鶏なんこつとネギの中華マリネ」。アラカルトでも人気の商品から前菜盛り合わせ限定のものまで、日替わりで登場します。

前菜盛り合わせの定番メニュー「自家製メンマ」は、シャキシャキとした食感が楽しく、一口、また一口と止まらなくなるやみつきの一品。タケノコの独特の臭みやえぐみがなく、ピリッと辛いアクセントが食欲を刺激します。一口食べると、リピーターが多い理由がきっと分かるはずです。

・2大看板商品『ルーローハン』と『はらぺこ飯店の麻婆豆腐』

『ルーローハン(小)』660円

来店するほとんどのお客さんがオーダーする2大看板商品が、『ルーローハン』と『はらぺこ飯店麻婆豆腐』です。

ルーローハンとは、トロトロに煮込んだ豚肉をご飯の上にのせた台湾のソウルフードのこと。現地では、八角をたっぷり使うのが主流ですが、同店では日本人の舌に合わせて八角を使わず、「有馬山椒」やしょう油、中国しょう油、砂糖などで甘辛く炊き上げているのがポイントです。

ルーローハンに一般的に使われている豚バラ肉ではなく、スペインのブランド豚「栗豚」の腕肉を使っているのもポイント!ほどよく脂がのっていて、ホロホロと口の中でほどけるようなやわらかさやトロトロ感はそのままに、ちょっぴりヘルシーな仕上がりで女性にも人気があります。

辛さや風味をプラスしたい人は、追い山椒をするのがおすすめ。ミルで挽(ひ)きたての山椒は香りの良さが格別!甘辛い味付けに山椒の香りが加わることで、味わいに奥行きがぐっと生まれます。

『はらぺこ飯店麻婆豆腐(黒)』759円

同店では、「白」と「黒」の2種類の麻婆豆腐がスタンバイ。香味野菜と鶏を煮込んで作ったトロトロの鶏白湯(ぱいたん)スープをベースにしたマイルドな「白」は、小さな子どもや辛いものが苦手な人にぴったりの一品。もう一方の「黒」は、自家製ラー油や豆板醤などで味をまとめ、ピリッと辛くてコク深い一品です。

味付けだけでなく、豆腐にも注目を!ほどよく水切りした絹ごし豆腐に片栗粉をまぶし、揚げてから肉みそに絡めるのが“はらぺこ飯店流”。“中華風揚げ出し豆腐”を思わせるその製法とビジュアルだけでも驚きが止まりませんが、プルプルトロトロのとろけるような食感と刺激的な味わいにも衝撃を受けるはず。わざわざ足を運ぶリピーターが多いのも納得の一品です。



・ボリューム満点の一品料理も人気♪

『お店自慢の油淋鶏(ユーリンチー)』825円

『お店自慢の油淋鶏(ユーリンチー)』は、一口大ならぬ二口大以上のボリュームで、テーブルに運ばれて来た瞬間、思わずワッと驚く声が漏れるほど。宮崎県の地鶏料理店でも修行をした経験があり、鶏肉の扱い方や調理法を知り尽くしている店主が作る油淋鶏は、外がサクサク、中は肉汁したたるジューシーな仕上がりが魅力です。まさに理想的な唐揚げの上からかけるのは、ショウガの風味を少し利かせた特製しょう油ダレ。酢は一切使わず、ご飯ががつがつと進むようなパンチのある味わいで、男性の胃袋もつかんで離しません。

『海老マヨ』990円

『海老マヨ』、『海老チリ』、『海老ヤンニョム』、『海老スパイシー』(各990円)と、エビが主役のメニューだけでも豊富にラインアップ。中でも『海老マヨ』は、老若男女問わず、幅広い世代に愛されています。

同店のエビマヨはマンゴーペーストが決め手。プリッと弾けるような食感に仕上げるため、揚げる前にさっと下ゆでするひと手間もおいしさの秘密です。こっくりと甘く、ほのかにフルーティーな特製マヨソースがたっぷりかかったエビマヨは、1個でも食べ応え抜群!ソースをたっぷり絡めて召し上がれ。

さまざまなジャンルの料理を知り尽くした経験豊富な店主だからこそ作れる“ここだけの創作中華料理”で魅了する「はらぺこ飯店」。行列を並んでお得なランチを味わうもよし、ディナータイムに好きな料理を好きなだけ味わうもよし。いい意味で期待を裏切られる同店の中華料理で、はらぺこなお腹を満たしてみては?

■詳細情報

■DATA

はらぺこ飯店(はんてん)

所在地
兵庫県神戸市中央区北長狭通3-2-13 本山ビル2階
電話番号
078-585-7263
営業時間
ランチ/11:30~15:00(L.O.14:00)
ディナー/18:00~22:00(L.O.21:00)

本記事はライターが取材・校正を行った上で作成した記事です。内容は2023年7月19日時点の情報のため、最新の情報とは異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。

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