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2024.5.27
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【明石】子連れに優しい「ALTO TORRE」オープン!地元の魚介を使ったイタリアンが自慢

JR西明石駅から南へ約7分歩いたところにイタリア料理店「ALTO TORRE(アルト トーレ)」がオープン!地元で捕れた魚介や兵庫県産の野菜を使って作るイタリアンが自慢です。ランチタイムは前菜から食後のドルチェまでの6~8品で構成されるコースメニュー、ディナーはアラカルトで料理を提供。キッズスペースも併設しているので、子ども連れでも気兼ねなく本格的なイタリアンが味わえますよ♪

・「ALTO TORRE(アルト トーレ)」

JR西明石駅から南へ徒歩約7分。2024年3月22日、国道250号線の側道にイタリア料理店「ALTO TORRE(アルト トーレ)」がオープンしました。レンガ造りのヨーロッパ風の店構えと煙突がお店のシンボルです。

前身は、この場所で40年ほど続いていたまちの洋食店「レストランササキ」。幼い頃からフライパンをふるう父の背中を見てきた店主がお店を受け継ぎ、「ALTO TORRE」に名を改めてリニューアルオープンを果たしました。

洋食店ではなく、イタリア料理店を開いたのは、店主が大阪にある老舗の有名イタリアンレストランで修行を積んだから。「おいしものをおいしく出す」をモットーに、地元素材をふんだんに使った“魚のまち・明石”らしい料理を振る舞います。一つの料理に対して、4種類の“味の要素”を組み込むのが肝なんだとか。店主の作る料理はシンプルながらも味に奥行きがあり、また食べたくなるおいしさが詰まっています。

グレーを基調としたシンプルな店内は、感覚が研ぎ澄まされるようなスタイリッシュな空間とおしゃれな空気感で包まれています。天井が高く、席の間隔にもゆとりがあるため開放感抜群!周囲を気にせずゆっくりと会話や食事を楽しめそうですね。

また、優しい陽が差し込む窓からは、手入れが行き届いた立派なガーデンを眺望することができ、青々と輝く緑を眺めながら癒やしのひとときを過ごせます。

「子どもが小さいときに、気兼ねなく家族で食事が楽しめるおいしいレストランと出合えなかった」という自身の経験から、絶対に作ると決めていたキッズスペースも同店のこだわりポイント。秘密基地のようなテントや絵本、積み木、知育玩具など、子ども心がときめくおもちゃが用意されています。どの席からも目が届く場所にあるので、子どもの楽しそうな姿を見ながら食事ができるのがうれしいですね。

座敷×キッズメニューおむつ替え台
個室離乳食持ち込みベビーカー入店
キッズスペース子ども用食器喫煙×
授乳スペース×子ども用イス

・ランチコースは全部で4種類

『Aランチ』3,520円

ランチコースは4種類。前菜・サラダ・パスタ・メイン・パン・ドルチェ・食後のドリンクが付く『Aランチ』、メインの料理がワンランク上がる『Bランチ』(4,620円)、魚と肉のワンランク上のメイン料理が2種類付く『Cランチ』(5,720円)、平日限定の『パスタランチ』(2,030円)があります。

一番人気は『Aランチ』。量も価格もちょうど良く、ママ友ランチからデートまで、さまざまなシーンで利用されています。

取材日の前菜は「カツオの燻製風タルタル」「天然真鯛カルパッチョ」「カボチャのマリネ」など、魚介や野菜を中心とした6~7種類の料理が登場。魚は、店主自らが市内の卸売市場に足を運んで目利きし、早朝から買い付けているそう。天然真鯛など、近海で捕れた地元の魚を積極的に厳選しています。

「カツオの燻製風タルタル」は、生で食べられる新鮮なカツオを自家製燻製オイルやタスマニア産マスタードと和えたもの。マスタードの粒がプチンと弾けるたびに、フルーティーな甘みがふわり。燻製の香りと相まって、五感を刺激します。

パスタは日替わりで、肉系と魚介系がそれぞれ1種類ずつスタンバイ。取材日は、春から初夏が旬のバイガイを使ったトマトパスタをチョイスしました。

ちょっぴり辛みを利かせたトマトソースの上に、レモンの皮とドライオリーブを散らせたさっぱりとした味わいと、バイガイの食感が魅力。噛めば噛むほど広がるバイガイのうま味にやみつきとなり、口に運ぶ手が止まらなくなります。

『Aランチ』はメインも日替わりで、肉or魚から選択可能。取材日の肉のメインは「大山(だいせん)鶏のロートロ」。鳥取県大山の自然豊かな地でのびのびと育てられた銘柄鶏「大山鶏」を使った“チキンロール”なる料理です。プリッとジューシーな鶏肉は、ホウレンソウソースと鶏の出汁やバターとコショウ、レモン汁で味を整えた特製ソースに付けて贅沢に。鶏のうま味がお肉とソースの両方から感じられます。

食後のカフェタイムは自家製ドルチェの2種盛りとドリンクでひと息ついて。ドルチェも店主が手がけたもので、食後にうれしい冷たいスイーツが日替わりで登場します。写真は、スプーンですくいきれないほどやわらかな「ピスタチオのパンナコッタ」と、爽やかな「ライチのソルベ」。どちらも甘さ控えめで、別腹でペロリといけちゃいますよ♪

食後のドリンクは「コーヒー」「紅茶」「エスプレッソ」「ハーブティー」の4種類から好きなものを選んで。悩んだときはイタリア「LA CIMBALI(ラ・チンバリ)」のエスプレッソマシンとイタリアの豆で淹(い)れる本格的なコーヒーを味わってみては。

・ディナータイムはワインを片手にアラカルトを♪

ディナータイムは、豊富なアラカルトメニューとコースメニューを用意しています。コースは6,600円~で、予算や希望に応じて細かな変更にも対応可能。詳しくは電話or公式Instagramから直接問い合わせを。コースの予約は、2営業日前までがおすすめです。➡︎公式Instagramはこちら

『紋甲イカのタリアテッレ仕立て』(2人前)1,320円~ ※写真は1人前

紋甲イカの透明感とツヤは新鮮な証拠。捕れたてピチピチのイカの食感を損なわないように低温調理し、平麺パスタ・タリアテッレのように薄くスライスしてフェンネルや塩と和えた上品な一皿も必見です。イカを麺のようにちゅるんと味わえる軽やかさが、この季節にぴったりです。

『京鴨の塩釜焼き』(2人前)1,760円~ ※写真は1人前

適度な歯応えと力強いうま味が特徴的な「京鴨」を使ったメニューも。塩釜焼きはその名の通り、塩で作った釜の中で火を通した料理で、時間をかけて加熱するのがしっとりと仕上がる秘訣なんだとか。オリーブオイルと淡路島のモッツァレラチーズ、さらに今が旬のデコポンも一緒にいただきます。鴨のあっさりとした脂と爽やかな柑橘のハーモニーがたまりません!

『金目鯛のヴァポーレ』(2人前)3,300円~ ※写真は1人前

“ヴァポーレ”とは、蒸し焼きのこと。初夏は脂がのった金目鯛が食べられる時季で、運が良ければふっくらやわらかく仕上げられた『金目鯛のヴァポーレ』が登場することも。色鮮やかなソースは「空豆のソース」。こっくりとした豆の風味を生かしたクリーミーなソースが、金目鯛の甘みを引き立てます。



・子ども連れ必見の本格キッズメニューも!

『キッズプレート』930円

子ども連れにうれしい『キッズプレート』もスタンバイ。メインを「国産牛100%の自家製ハンバーグ」か「パスタ(トマトorクリームソース)」から選べます。キッズサラダやフライドポテトがのったメインのプレートに、3種の自家製パンとジュース、食後には自家製アイスクリームまで付いた充実の内容!思わず大人も注文したくなるような魅力的な内容です。

ハンバーグは国産牛100%で驚くほどジューシー。煮込み料理用の特製ソースはデミグラスのようなコクがあり、お肉のうま味と絶妙に調和されています。小さな子でも食べやすいほんのり甘い味わいに子どもも笑顔になること間違いなし!

『キッズプレート』だけでなく、コースからアラカルトまですべての料理にサービスで付くパンは、「フォカッチャ」「スキャッチャティーニ」「バゲット」の3種類。どれも店主が生地から作る本格派でありながら、おかわり自由というから驚きです。

特にイチオシは、丸い形をした「スキャッチャティーニ」。オリーブオイルと塩味のバランスが絶妙で、サラダやパスタなど、どんな料理にも合うオールマイティーなパンです。

「ALTO TORRE」は、「いつもより“ちょっといい料理”を子どもと一緒に楽しみたい」。そんな日に気軽に立ち寄れる場所です。普段使いからデート、特別な日まで、肩肘張らずに本格的なイタリアンを味わえますよ♪「まだ子どもが小さいから…」とおしゃれランチを諦めていたママも、気軽に訪れてみては。

■詳細情報

■DATA

ALTO TORRE(アルト トーレ)

所在地
兵庫県明石市西明石西町1-7-10
電話番号
078-923-2052
営業時間
ランチ/11:30~15:00(L.O.14:00)
ディナー/18:00~23:00(L.O.21:30)

本記事はライターが取材・校正を行った上で作成した記事です。内容は2024年5月15日時点の情報のため、最新の情報とは異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。

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