加古川郵便局にほど近い路地沿いにあるギャラリーカフェ「乙粋(おついき)」。アンティークなインテリアと、身体にやさしいメニューが好評です。作家作品の展示や音楽ライブ等も催され、心身ともに癒やされる場所として親しまれる「乙粋」の魅力に迫ります！
「gallery cafe 乙粋 (おついき)」
加古川郵便局より西へ2分ほど歩いたところにあるギャラリーカフェ「乙粋」は、シャビィシックな看板が目印。
アンティークの素敵なドアが、大人の隠れ家への入り口です。中に入ると、オーナーが明るい笑顔で出迎えてくれますよ。
「乙粋」の “乙” は渋みや独特な味わい、“粋” は洗練された雰囲気といった意味合いで、このお店の雰囲気にぴったり。
店内のインテリアは全体的に深みのある色あいに統一されています。
天然木とダウンライト照明のぬくもりが調和し、席につくだけで気分が落ち着きます。
しっとりと流れるジャズが大人の空間を演出。
オーナーこだわりのアンティーク家具や雑貨は、時の流れをゆっくりと感じさせてくれます。
そんな居心地のよい空間で、癒やしのひとときを過ごしてみませんか。
こだわり食材で身体にやさしく
ランチもスイーツも健康志向のオーナーが、こだわりの食材を使ってひとつひとつ丁寧に手作りしています。
旬の食材を使用すること、発酵食品を取り入れることを意識した「乙粋」のメニューは、現代人が今こそ大切にしたい和の心といえるかもしれません。
どれも家庭的なやさしい味わい。そこにセンスの良い器や盛り付けが合わさることで、食べる人の心と身体に上質な豊かさを与えてくれます。
“化学調味料や加工品に頼らず、美容と健康のことを考えて栄養バランスよく” をモットーに、地元契約農家の野菜を中心に国産の安心安全な食材にこだわっています。
おうちごはん『日替わりランチ』
『日替わりランチ』1,100円
おうちのごはんみたいに、食べるとほっとするヘルシーなランチはいかが？
取材日の内容は、ごはん、メインの蒸し豚、副菜２種類、お味噌汁、お漬物、ミニデザート。蒸し豚は国産豚肉を塩麹(こうじ)に三日漬け込んでいます。
塩麹は肉を柔らかくしたり、臭みを消して甘みを増し、味をまろやかにしてくれるため、肉料理や魚料理等によく使用するのだそう。
副菜の和え物はあっさりとやさしい味付けで、野菜もバランス良く摂ることができます。お漬物も自家製で、ごはんのおともにぴったりのお味。
取材日のお味噌汁の具材は小松菜とたまご。一口飲んでみると、口の中いっぱいに旨味が広がります。なんとお味噌汁にダシは使用していないとのこと。
乙粋のお味噌汁のおいしさの決め手は、お味噌自体の旨味。化学調味料無添加なので、発酵が生み出す天然の旨味を堪能できます。
ランチは数量限定のため無くなり次第終了なので、予約がおすすめ。
心が和む人気スイーツ『おはぎ』
『おはぎ』500円
国産のもち米を100％使用した『おはぎ』も気まぐれで登場します。
オーダーごとに盛り付けてくれるので、あたたかい状態でいただくことができます。あんこは北海道産の小豆を使用し、沖縄県産きび砂糖、赤穂の塩で炊いた自家製のもの。さらに北海道産きなこもトッピングされ、あんこ派もきなこ派も満足なおはぎです。
全体的に甘さはかなり控えめなので、もち米や小豆、きなこの素材本来の味が楽しめます。
付け合わせのお漬物や佃煮も手作りで、そのしっかりした味付けが程よくアクセントとなり、おはぎの味を際立たせています。もし、甘めが好みであれば、砂糖の提供は可能なのでオーナーに気軽に声をかけてみて。
ぽってりとしたフォルムで、見た目のかわいらしさに心が和みます。ボリュームがあるので、小腹を満たしたい昼下がりのおやつにもぴったり。
乙な和スイーツに癒やされる午後もいいかも。
展示やライブも開催
2カ月に1回、ギャラリーとしてさまざまな作家の個展を開催しています。こだわりの陶芸や革細工、真鍮アクセサリー等、まさに乙で粋な作家たちの作品が展示販売されます。
2020年夏には5年目を迎えますが、インテリア等まだまだ追求していきたいと語るオーナーの心意気は常に現在進行形。そんな「乙粋」で、ときには日常の喧騒を離れ、ゆったりと流れる時間に身をゆだねてみませんか。
本記事はライターが取材・校正を行った上で作成した記事です。内容は2020年8月26日時点の情報のため、最新の情報とは異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。
