2024年10月31日にオープンした「粥cafe Fika(フィーカ)」は、お粥とせいろ蒸しが自慢の“お粥カフェ”。お粥は白と雑穀の2種類の定番のほか、その時季に合わせた季節限定メニューも用意しています。土日祝は朝からお粥やせいろ蒸しパンを楽しめるモーニングもスタンバイ。食を通じて“体に良いこと”を始めてみませんか?
・「粥cafe Fika(フィーカ)」
2024年10月31日、加古川市加古川町に「粥cafe Fika(フィーカ)」がオープンしました。
「fika」はスウェーデンの言葉で、“ほっと一息”や“休息”を意味するそう。日々、「お客さんにとっての安らぎ」を大切に思いながら、調理から接客まで店主がたった一人で切り盛りしています。
ここにお店を構える前は約8カ月間、姫路市にあるレンタルシェアキッチンで週に2回、間借りでカフェをしていた店主。それからしばらくして、「自分のお店を開きたい」という飲食業に長く携わってきた自身にとっての長年の夢を、地元・加古川で実現しました。
自ら手がけたというインテリアは、木の温もりに包まれた空間に、アンティーク調の家具やドライフラワーを飾られ、店内のあちこちに店主のセンスがキラリ。ちょっぴり北欧のようなカントリーな雰囲気で、何時間でも居たくなるような居心地の良さがあります。
すぐ隣には、インスタ映え間違いなしのおしゃれなフォトブースも完備!自由に使えるので、料理の待ち時間に利用してみては?アクセサリーや雑貨の作家が商品撮影によく使っているそうで、時にはここで、その人たちによる展示会や販売会も開催されることもあります。
・お粥とせいろ蒸しのヘルシーごはん
『お粥と蒸し野菜のセット(雑穀粥・和風アクアパッツァ)』1,300円
お粥とせいろ蒸しがセットになった『お粥と蒸し野菜のセット』がイチオシ!間借りカフェ時代からのファンも多い人気メニューです。野菜を蒸したときに出た出汁をベースにした食前の野菜スープ、7~8種類の野菜が摂れるせいろ蒸し、日替わりのミニおかず3品、お粥、メイン、杏仁豆腐と盛りだくさんな内容です。
お粥は「白粥」or「雑穀粥」から好きな方をチョイスして。どちらも塩を使わず、水だけでシンプルに炊き上げています。そこに組み合わせるのが店主手作りのおかずたち。メインもミニおかずも季節によって内容が変わり、この日のメインは「和風おろしハンバーグ」「蒸し鶏香味だれ」「和風アクアパッツァ」「味噌豚」がありました。
『お粥と蒸し野菜のセット(雑穀粥・和風おろしハンバーグ)』1,300円
4種類のメインから、取材日は「和風おろしハンバーグ」と「和風アクアパッツァ」をオーダー!ハンバーグは、季節によって味付けを変えているそうで、この日は旬のダイコンを盛り付けた和風仕様に。大葉の香りと自家製タマネギソースの黄金コンビが、お肉のジューシーさを引き立てます。
のどぐろの出汁を使った「和風アクアパッツァ」も大人気。アサリやエビなどの魚貝と数種類の野菜を使ったカラフルな見た目、そして甘い出汁の香りに食欲がかきたてられます。「あっさりとしたお粥とのバランスを考えて、おかずはあえて少し濃いめに味付けをしています」と話す店主。うま味たっぷりのおかずと合わせれば、お粥がより一層進みます。
『鮭の酒粕粥(梅味噌添え)』1,200円 ※冬季限定
定番のお粥のほかに冬季(12~2月ごろ)は、体を芯から温めてくれる『鮭の酒粕粥(梅味噌添え)』と『明太チーズとしらすのお粥(温玉のせ)』もスタンバイ。季節限定のセットメニューは、メインのお粥が具だくさんな分、日替わりのおかずが1品だけ付き、ボリュームが調整されています。
寒くなると無性に食べたくなる粕汁をお粥にアレンジした“創作お粥”は、ほどよいとろみと酒粕のまろやかな甘みが魅力。一口ごとに身にしみるような優しい味わいの奥深くに、ほんのりと出汁も香ります。
大根おろしや大葉、甘酸っぱい特製梅味噌を組み合わせて味変をしながら味わうと、楽しみが数倍に!鮭はそのまま味わうもよし、ほぐしてお粥に混ぜてもよしです。
『小さな「おやつ」プレートとお好きなドリンクセット』ランチセット + 500円
セットの価格にプラス500円すれば、2種類のスイーツが味わえる欲張りなデザートプレートとドリンクのセットを付けることができます。
人気の看板スイーツ「フォンダンショコラ」と「シフォンケーキ」が鉄板メニューで、どちらも小麦粉を使わず米粉100%がこだわりです。ビターチョコを使った濃厚なフォンダンショコラは中までとろとろ。甘酸っぱいベリーソースと一緒に合わせた大人な味を、ぜひコーヒーと合わせて♪
・土日祝は「Fikaの朝ごはん」も
『蒸篭(せいろ)のぱんセット』1,200円 ※土日祝 8:30~L.O.9:30限定
土日祝のモーニングタイム(8:30~L.O.9:30)限定で「Fikaの朝ごはん」も用意!メニューは『蒸篭(せいろ)のぱんセット』と『朝粥セット』(1,000円)があり、どちらもドリンク付き。朝からゆっくりとした時間を過ごすことができます。
胃腸に優しいお粥で一日をスタートするのも良いですが、せいろで蒸したパンもおすすめ。せいろの中に閉じ込めて熱々の蒸気を当てながら温めるので、パンの奥まで水分がいきわたり、もちもちとした食感に。ぜひこの食感は見たり聞いたりするだけでなく、実際に味わってほしいものです。
まずはシンプルに食感を楽しんで。二口目以降は、あんバターやオリーブオイル、塩を好きに組み合わせるとGOOD!
せいろ蒸しも土日祝は卵とソーセージが入って、朝仕様にチェンジ。加古川産をはじめ、国産や旬を意識して仕入れた新鮮な野菜を彩り良く盛り付けた同店のせいろ蒸しは、彩りも栄養も文句なしの満点!朝からこれだけの野菜を摂れたら体が喜ぶこと間違いなしです。
・月替わりシフォンや季節のドリンク
『米粉のシフォンケーキ』600円
食事のセットメニュー同様に時間帯問わずオーダーできるスイーツメニューも見逃せません。
シフォンケーキは月替わりで、12月は「ラムレーズン」がお目見え。レーズンのフルーティーな味わいに合わせて作った「特製塩バターメイプル生クリーム」が味わいにぐっと深みを出す、計算された組み合わせにうっとりしますよ♪クリームを余すことなくたっぷり付けて召し上がれ♪
『マシュマロホットココア』600円
冬季イチオシの『マシュマロホットココア』もお忘れなく。ほどよい甘さのココアの上に生クリームをたんまりのせて、その上にマシュマロを飾ったかわいらしい一杯です。一口飲んだ瞬間、マシュマロとココアがじんわり溶けて心も体もほっこりする癒やしのカフェドリンクは、疲れた日にぴったりです。
飲食店での長年の経験から、創作料理が得意な店主。完全予約制で夜(18:00~21:00)は貸切コース料理にも対応しています。平日は昼から、土日祝は朝からゆっくりと、体に優しい食事で普段頑張り詰めている自分の体をいたわってあげませんか?
■詳細情報
■DATA
粥cafe Fika(フィーカ)
本記事はライターが取材・校正を行った上で作成した記事です。内容は2024年12月17日時点の情報のため、最新の情報とは異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。