豊かな自然とのどかな町並みに囲まれる上郡町に2024年5月25日にオープンした「木空 koku(コク)」。月に2回だけオープンし、てんさい糖や国産小麦を使った手作りのお菓子や厳選したドリンクなど、こだわりのカフェメニューを提供しています。西播磨に位置する小さなカフェで日常を忘れ、“心の休息”をとりませんか?
・「木空 koku(コク)」
2024年5月25日、JR上郡駅から北へ4分ほど歩いたところに「木空 koku(コク)」がオープン!月のどこかの金曜日と土曜日に、月2回だけ営業する小さなカフェです。翌月のスケジュールは公式Instagramで告知されるので、チェックしてから来店を。➡︎公式Instagramはこちら
「焼き杉の壁とガラス戸が醸(かも)し出すレトロな雰囲気に一目惚れし、この場所に決めました」と話す店主。外観にはほとんど手を加えず、古民家ならではの趣が生かされています。
学生時代から描いてきた「カフェを開きたい」という長年の夢をやっとの思いでかなえた店主。大好きな木と空をかけ合わせた店名から、お気に入りの古民家空間、一点一点心を込めて作るカフェメニューまで、全てにおいて店主の“好き”が詰まっています。
重厚感のある黒い金庫やレトロな柄のタイルが敷き詰められた床、漆喰の壁など、推定100年以上と言われるこの古民家に元からあったものをそのまま残した店内。あちらこちらに趣があり、時間を忘れさせてくれるような居心地の良さがあります。
・国産小麦やてんさい糖で作る自家製のおやつ
『シュークリーム』各160円
「せっかく食べていただくなら、体に優しいものを」との思いで、国産小麦やてんさい糖といった厳選素材を使った同店のおやつ。いつかお店を開くことを夢見て日々お菓子作りにも励み、長年趣味として続けてきたそう。
ラインアップは『シュークリーム』『マフィン』『プリン』『サブレ』の4種類。少数精鋭で一つひとつに真正面から向き合い、素材選びから配合までこだわっています。『プリン』以外のおやつとドリンクは全てテイクアウトができるので、手土産にするのもいいですね。
人気No.1の『シュークリーム』は、しっかりと焼き色が付くまで焼いた香ばしいシュー皮に、とろりと濃厚なカスタードを合わせた一品。炊きあがったカスタードを一日置いて味を落ち着かせたり、口当たり良く仕上げるための火加減だったりと、パン屋に勤めていたときに得た経験が生かされています。
『プリン』450円 ※店内限定
7月から『プリン』も新登場!見た目は火がしっかりと入ったクラシックなタイプなのに、食感は驚くほど濃密かつ滑らか。帽子をかぶるようにトップにのっている生クリームの艶がおいしさを物語っています。
プリン自体の色が濃く黄色みが強いのは、卵液の中に自家製カラメルソースをほんの少し配合しているから。バニラエクストラクトの甘い香りが口の中でじんわりと広がる滋味深い味わいを、ミルキーな生クリームがさらに引き立てます。
『自家製ジンジャーエール』550円 ※夏季限定、『抹茶とホワイトチョコのマフィン』250円
サイズも価格もかわいらしいマフィンも大人気。「小山園」の宇治抹茶の香りとホワイトチョコの甘みがベストマッチで、何個でも食べたくなりそう。ちょっと小腹が空いたときや甘すぎないスイーツを舌が求めているときにぴったりです♪
・心を落ち着かせてくれるこだわりのドリンクも
『ブラジル -GOCCIA coffee factory-』450円
佐用町にあるカフェ「GOCCIA coffee factory(ゴッチャ コーヒーファクトリー)」から仕入れるコーヒーは、世代を問わず「飲みやすい!」と評判です。自家焙煎店だからこそ成せる新鮮な風味に舌鼓を打って。
焙煎方法や豆の品質だけではなく、淹(い)れ方でも味わいが変わるのがコーヒーの奥深さ。同店では一杯ずつハンドドリップで、細い線を描くようにお湯を回しかけて丁寧に抽出しています。
苦みやえぐみといったいわゆる“雑味”と呼ばれる味わいがなく、後味がスッキリ。それでいて豆本来の爽やかな酸味や甘みもしっかりと感じられます。
『自家製ジンジャーエール』550円 ※夏季限定
夏の間だけ登場するジンジャーエールは、ショウガが利いたキリッと辛口なテイストと、てんさい糖と花見糖の2種類の砂糖が織りなす甘みのハーモニーが絡み合う爽快な一杯。スライスしたショウガをスパイスと一緒に煮込み、1~2週間ほど寝かせて熟成させるのがおいしさの秘訣です。
さらに同店のジンジャーエールは、生のままショウガをかじっているかのようなフレッシュな風味があるのに、ドリンク自体にはショウガが入っていなくて喉越し抜群。後からじわじわと追ってくるスパイスの香りもたまりません。
この町に生まれ育ち、故郷である上郡町で数年来の夢を叶えた店主が営む「木空 koku」。今後はランチメニューを始めるなど、さまざまな展望を検討しているそう。
木陰で休んだり、大きな空に抱かれたり…。そんな自然からもらう癒やしの力をどことなく感じる安らぎの空間で、“心の休息”をとりませんか?
■詳細情報
■DATA
木空 koku(コク)
本記事はライターが取材・校正を行った上で作成した記事です。内容は2024年7月11日時点の情報のため、最新の情報とは異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。