2024年8月にオープンした「BATTA-kitchen house(バッタキッチンハウス)」は、淡路市下田の住宅街にある子連れに優しいカフェ。朝・昼・晩と時間帯によってメニューを展開し、訪れるお客さんの胃袋を“体思いの食事”で満たします。特にランチがイチオシ!地元の魚や肉を使った定食で、“島の恵み”をリーズナブルに堪能できるのが魅力です。カフェタイムにはスイーツも♪キッズスペースやキッズメニューも完備しているので、子連れでも気軽に訪れて。
・「BATTA-kitchen house(バッタキッチンハウス)」
東浦IC から車で約8分ほど、淡路市下田の住宅街に2024年8月にオープンした「BATTA-kitchen house(バッタキッチンハウス)」。2児の母である店主が一人で切り盛りする同店は、地元でも「子連れに優しい」と評判で、赤ちゃんや未就学児を連れたママの姿も多く見られます。
長年飲食店でサービス業に携わってきた店主は、「気軽にカフェを楽しみたい人はもちろん、育児や学業、仕事などで息苦しさを感じている人ための居場所を作りたい」との思いで、生まれ育ったこの淡路島にお店をオープン。ロゴと店名は、「出会い」と「名誉」を象徴すると言われるバッタがモデルで、子どもの落書きのような温かみのあるイラストは、店主自ら心を込めて描いたそうです。
「お客様一人ひとりに、“ちっちゃな幸せを感じられる時間”と“日々の疲れを癒やす場所”を提供したい」と話します。
多様性をイメージした店内は、店主のセンスがキラリと光るカラフルなインテリアで統一。スペースにゆとりがあったり、座敷があったりと、子連れ客への心遣いがいたるところから感じられます。
窓際にはおひとり様にうれしいカウンター席もスタンバイ。閑静な住宅街を眺めながら一息つくだけで、自然と肩の力が抜け、リフレッシュになりますよ♪
座敷席には、一つひとつ色柄が異なるクッションが置かれていて、席選びからワクワク感が止まりません。6人掛けの広めのテーブルが用意されているので、ファミリーでもゆったりとくつろげそう。
座敷 | ◯ | キッズメニュー | ◯ | おむつ替え台 | ◯ |
個室 | × | 離乳食持ち込み | ◯ | ベビーカー入店 | ◯ |
キッズスペース | ◯ | 子ども用食器 | ◯ | 喫煙 | × |
授乳スペース | × | 子ども用イス | ◯ |
・「地産地消」がモットー!ランチはテイクアウトも◎
『みそチキンカツ定食』950円
同店で提供する食事のほとんどが「地産地消」をモットーに、野菜はもちろん、肉や魚も淡路島内から厳選した食材を使用しています。ランチに付く旬のフルーツも、なるべく淡路島のものにこだわり、遠くても四国から仕入れるように心がけています。ランチはすべてテイクアウトが可能なのもうれしいポイントです。
メニューは5種類がラインアップ。人気No.1の『みそチキンカツ定食』は、日替わり小鉢・みそ汁・ご飯・フルーツ付きで1,000円以下という手ごろな価格とやみつきになる味わいで、お客さんを虜(とりこ)にしています。
メインのみそチキンカツは、クセになるサクサク感!カラッと揚がったカツには「淡路どり」の胸肉を使用しています。脂身が少なくヘルシーで後味がさっぱり、なのにうまさが後を引くのは特製みそダレのおかげ。タレは3種のみそを、“名古屋名物・みそカツ風”にブレンド。ご飯が進む濃厚な味わいで、リピーターの中にはこのメニューしか食べないというコアなファンもいるんだとか!
『本日のお魚料理』1,100円
地元の「由良(ゆら)漁港」で水揚げされた魚が主役の『本日のお魚料理』も、せっかく訪れたならぜひ味わいたいところ。新鮮な魚を使っているからこそ味付けは最小限に、江戸時代からの伝統と製法を守る老舗醤油蔵元の「丸中醤油」と、原酒からできた料理用醗酵調味料「味の母」で味を調えています。
取材日は「ホウボウの煮付け」がお目見え。上品な味わいと噛めば噛むほど広がる自然な甘みに思わず夢中になる美味(びみ)な一品。この日は「厚揚げと小松菜のみそ炒め」や「坦々春雨スープ」など、ちょっぴり中華テイストの料理も味わえ、“和”に偏りすぎずいろんな味わいを楽しむことができました。和・洋・中と、料理のジャンルにとらわれず、日によって内容ががらりと変わるのも同店の魅力の一つです。
・こだわりのコーヒーと自家製スイーツ
『シナモンロール』400円
大のシナモンロール好きの店主が、料理人のご主人にお願いしてレシピを作ってもらったという『シナモンロール』は、カフェブレイクにマストなメニュー!パン屋でも勤めていたという経験豊富なご主人が、何度も試作を重ねて完成させた自信の一品です。
中力粉に分類される岩手県産の「南部小麦」を使うのがポイント。噛むほどに甘みの増す風味豊かなこの小麦粉に合わせて、シナモンや砂糖、パン自体の水分量などを微調整したそう。
同店のシナモンロールは甘さがくどくなく、小麦の素朴な香りがしっかり感じられる滋味深い味わいが自慢。中に巻き込まれたシナモンシュガーと、トップにかかったアイシングが、小麦本来の優しい風味をふわっと包み込みます。
『Hot coffee』400円
神戸の自家焙煎所「ROOFTOP ROASTERY」のスペシャルティコーヒー豆で淹(い)れた一杯もおすすめ。フォトグラファーとして活躍しながら焙煎士の顔も持つ義兄が、コーヒーが苦手という店主と同店のためにブレンドしてくれたという思いのこもったオリジナルブレンドです。
酸味や苦みといった、いわゆる“コーヒーのクセ”となる味わいを抑え、角のないまろやかな味わいに仕上げられた一杯は、コーヒーが苦手な人でも飲みやすい味。この価格にして、希少価値の高いスペシャルティコーヒーを味わえるお店はなかなかないので、ぜひ気軽にチャレンジしてみて。
・子連れにうれしいポイントが満載!
『そぼろたま丼セット』400円
キッズメニューも良心的な価格設定で子連れに大人気!イチオシの『そぼろたま丼セット』にも、淡路島産の豚ミンチが使われていて、“淡路愛”がたっぷり詰まっています。甘辛い肉そぼろに、ごま油が利いたいり卵が絶妙にマッチ。サラダとフライドポテト、さらにはジュースまで付いて、子どもは大満足の内容です。
このほか、『ハンバーグとエビフライセット』(600円)や『プチパンケーキセット』(500円)、『ちゅるちゅる単品』(300円)など、子どもが喜ぶメニューが勢ぞろい!ママ目線で考えられたキッズメニューは、きっと子どもの舌に合うはずですよ♪
キッズメニューだけでなく、おむつ替えスペースやキッズスペースなどが完備され、子どもを連れての外食に不慣れな新米ママにとってはなんとも頼もしいポイント。地元民はもちろん、観光で淡路を訪れた人も、どこかで食事と休憩をとりたいときに利用してみては?
■詳細情報
■DATA
BATTA-kitchen house(バッタキッチンハウス)
- 所在地
- 兵庫県淡路市下田80-10
- 電話番号
- 090-8275-4651
- 営業時間
- モーニング/9:00~10:00
ランチ&カフェ/11:00~14:00
ディナー/18:00~22:00 ※不定期
本記事はライターが取材・校正を行った上で作成した記事です。内容は2024年11月28日時点の情報のため、最新の情報とは異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。