兵庫県はりまエリアの“楽しい”をチョイスする地域情報サイト TANOSU [タノス]

【神戸三宮・元町】神戸老舗洋食店「グリル一平」行列必至の人気店で70年続く秘伝のデミグラスを

神戸市中央区に2店舗、兵庫区と西宮にそれぞれ1店舗構える洋食店「グリル一平」。1952年に創業し、70年以上続く神戸屈指の老舗洋食店で、手間と暇を惜しまず5日以上かけて煮込んだ秘伝のデミグラスソースが自慢です。看板メニューの『ヘレビーフカツレツ』と『オムライス』は必食!4代にわたって守り抜いてきた味を、ぜひ一度と言わず何度でも行列を並んで味わってみて。

・70年続く老舗洋食店「グリル一平」

神戸市中央区に2店舗展開する洋食店「グリル一平」。神戸市民ならその名を一度は耳にしたことがあるのでは?1952年に創業し、現在4代目オーナーが営む同店は、創業から新開地、三宮、元町、西宮の順にオープンし、2023年12月時点で県下に4店舗の店を構えます。

ショッピングや観光の合間に立ち寄りやすい「元町店」は、地下街にあるので雨の日も濡れずに行列に並ぶことができるのがうれしいポイント!ダークブラウンで統一した落ち着きのある店内の雰囲気が、料理をより一層おいしく仕立て上げてくれそう。カウンター席もあり、おひとり様も歓迎です。

4代目に代替わりをしたと同時に開いた「三宮店」の場所は、JR三ノ宮駅から徒歩2分ほどのところ。開店と同時に満席となり、夜まで行列が絶えない人気店です。お客さんが特に多い日は、14:00ごろに入店受付を切り上げることもあるそう。気取らず過ごせるカジュアルな雰囲気が魅力です。

本店の「新開地」は阪神淡路大震災の被災に、創業の地からほど近い場所に建て直された“はじまりの店”。店内の壁に並ぶ有名人のサインが、70年以上愛され続けてきたことを物語っています。


・こだわりは「秘伝のデミグラスソース」

「誰しもがおいしいと感じられる洋食」を目指す同店。その洋食に欠かせないのが、初代から代々受け継がれてきた「秘伝のデミグラスソース」です。なんと、作るのに丸5日もかかるそう!

どの店舗で食べても同じクオリティーに仕上げるため、最初の2日間の煮詰める工程はセントラルで行い、仕上げの3日間は各店舗で煮込んでいます。

素材は淡路島産タマネギと黒毛和牛のバラ肉を贅沢に使用。肉や野菜をじっくりと煮込み、しっかり寝かして、無駄なくこす。どの工程も一切の妥協を許さずに、丁寧に時間をかけて行うのがおいしさの秘密です。コク・酸味・甘みのバランスが絶妙で、主役にも引き立て役にもなります。

・看板メニューは『ヘレビーフカツレツ』と『オムライス』

『ヘレビーフカツレツ(300g)』1,000円

同店の人気に火をつけた看板メニューが『ヘレビーフカツレツ』。数年前、ビフカツを特集したテレビ番組で、“ビフカツ発祥の地・神戸で人気のお店”としてこのメニューが紹介され、たちまち話題になった一品です。

注目すべきは、肉の分厚さと美しいピンク色をしたレアな仕上がり!脂の少ないオーストラリア産の牛肉の中でも最高ランクのものを選び抜き、赤身で風味の強いヘレ肉を使用するのがこだわりです。ラード100%で揚げたカツは外はサックリ、中は驚くほどしっとりとやわらかく、思わず笑みがこぼれるおいしさ。

丁寧に筋や脂を取り除いた巧みな下処理もおいしさのスパイスに。力強い牛肉の風味と濃厚なデミグラスソースが一体となったときに、口の中でおいしさが爆発しますよ♪

『オムライス』1,000円

薄焼き卵がライスを包み込む昔ながらの王道オムライスも大人気!卵を焼き始めてわずか10秒で出来上がる神技が光るこのメニューは、オーナーに認められた熟練のシェフにしか作ることができない一品です。

中のライスは、たっぷりのバターでライスとハムを炒め、“レッドソース”とシェフたちが呼ぶケチャップベースの特製ソースで味付け。「卵とレッドソースとデミグラスソースの三位一体を楽しむ一品」とオーナーが語るだけあって、ハムも米粒とほぼ同じサイズにカットし、完全に食感を消すひと工夫がされています。

湯気とともに立ち上がるバターの甘い香りとフルーティーなレッドソース、濃厚なデミグラスソースは最高のコンビネーション!一口食べれば自然とまた次の手が伸びるやみつきの一品です。



・特大エビフライやスパゲッティも♪

『特大天然有頭エビフライ』2,800円

「他のメニューも試してみたい」という常連さんには、特大エビフライや『スパゲッティ・イタリアン』がおすすめ!どちらも影の人気メニューで、創業当時から長く愛されています。

『特大天然有頭エビフライ』はテーブルに運ばれてくるやいなや、その大きさに衝撃が走るインパクト抜群の一品!スーパーなどの一般市場には出回らない「アンダー6」という超特大サイズの「シータイガー」が一皿に2尾も盛られた豪快なビジュアルに目が奪われます。

その上にたっぷりの自家製タルタルソースをオン!淡路島産タマネギを惜しみなく使ったフルーティな味わいは、お客さんの一部から“白雪姫”と例えられるほど優しく、淡い味わいがエビの風味を引き立てます。身はタルタルソースを付けて、頭は濃厚なミソから香ばしい脚まで余すことなく堪能して♪

『スパゲッティ・イタリアン』1,500円

熱々の鉄板の上で焼きながら味わう『スパゲッティ・イタリアン』は、昭和の喫茶店にありそうな昔懐かしいスタイルが魅力。通称“うどんパスタ”と呼ばれる直径22mmのパスタは、茹で時間が20分を超えるほど極太でモチモチとした弾力が特徴です。

具材はマッシュルームとピーマン、タマネギ、味付けはレッドソースといたってシンプルな組み合わせですが、家庭では到底真似できないようなコクと複雑さを持ち合わせています。

麺の中央にのせた卵やトッピングの粉チーズを絡めながら鉄板で焼き、熱々を楽しむのがおすすめの食べ方。とろとろの半熟の黄身が濃厚なレッドソースが合わさることでまろやかに、逆に粉チーズと合わさればコクが増すなど、混ぜ方一つでいろんな味わいが楽しめます。

『ライス』(200円)を頼んで“スパゲッティオンライス”でいただくのも通な食べ方!主食にもおかずにもなる濃厚なスパゲッティをぜひ一度ご賞味あれ♪

創業から70年余り。新開地から始まり、今となっては神戸市外や兵庫県外からも秘伝のデミグラスソースを求めてお客さんが集まる「グリル一平」。どれだけ人気になっても変わらない洋食への熱い思いとお客さんへの思いやりを込めた“究極の一皿”を、行列に並ぶ覚悟で食べに訪れてみては?

■詳細情報

■DATA

グリル一平 新開地本店

所在地
兵庫県神戸市兵庫区新開地2-5-5 リオ神戸2階
電話番号
078-575-2073
営業時間
ランチ/11:30~15:00(L.O.14:30)
ディナー/17:00〜20:00(L.O.19:30)

■DATA

グリル一平 三宮店

所在地
兵庫県神戸市中央区琴ノ緒町5-5-26
電話番号
078-252-2527
営業時間
ランチ/11:30~15:00(L.O.14:30)
ディナー/17:00〜20:30(L.O.20:00)

■DATA

グリル一平 元町東店

所在地
兵庫県神戸市中央区元町通2-3-2 ジェムビル地下1階
電話番号
078-599-5785
営業時間
ランチ/11:30~15:00(L.O.14:30)
ディナー/17:00〜20:30(L.O.20:00)

本記事はライターが取材・校正を行った上で作成した記事です。内容は2023年12月27日時点の情報のため、最新の情報とは異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。

この記事をお気に入りに保存する
TOP