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【三木】老舗ベーカリー「MATSUYAMA(マツヤマ)」山田錦の酒米を使ったパンが自慢♪

三木市芝町にある、創立75年の歴史を誇るベーカリー「MATSUYAMA(マツヤマ)」。学校給食にも登場する懐かしいパンや、地元産「山田錦」の米粉を使ったシリーズが人気で、毎日食べてもらえるようにリーズナブルな価格で提供しています。兵庫県の魅力を詰め込んだ贅沢なデニッシュ食パン『和DENI』は、手土産として喜ばれること間違いなし!

・創立75年の老舗パン屋「MATSUYAMA(マツヤマ)」

神戸電鉄三木上の丸駅から歩いて8分の場所に店を構える「MATSUYAMA(マツヤマ)」。三木市と神戸市西区・北区の学校給食を担う、1949年創業のパン屋です。昔ながらの素朴なパンのほか、「山田錦」の酒米からできた米粉を使ったシリーズを豊富に展開。“一口食べて心豊かになれるパンを届けたい”という気持ちを大切に、毎朝丁寧に焼き上げています。

長年通う地域の人々はもちろん、遠方から訪れるお客さんも後を絶ちません。週末はファミリーを中心に幅広い年代でにぎわい、ゴルフ帰りに立ち寄る男性も多いそう。宝石箱をイメージした、レンガ調の外観が目印です。

一歩足を踏み入れると、そこは田舎の老舗パン屋とは思えないスタイリッシュな空間。白を基調とした明るい店内で、約80種類のパンが出迎えてくれます。すべての商品が焼きそろう11:00ごろが来店の狙い目。定番メニューは、売れ行きに合わせて追加で焼き上げています。

店内にはゆったりとしたイートインスペースもあります。トースターも完備しているので、コーヒー片手に焼き立ての風味を味わって。


・酒米の王様「山田錦」の米粉を使った人気シリーズ

『三木あんぱん』297

「三木」の刻印が印象的な『三木あんぱん』は看板メニューのひとつ。酒米の王様と称される、三木産の「山田錦」の米粉を配合した生地が特徴です。包まれているのは、きな粉おはぎ、大粒の栗、丹波篠山産の黒豆。

カップケースにのせて焼成することで高さを出し、よりふわっとソフトな食感に仕上げています。空洞は、おはぎが一度しっかり膨らんだ証拠。柔らかいパン生地、もっちりのおはぎ、ホクホクとした栗と、さまざまな食感が楽しめ、一個で大満足のボリュームです。

『山田錦のあんぱん』253

「山田錦」の米粉を使うだけでなく、手間暇かけた湯種製法を取り入れることで、よりもっちりとした食感を生み出した『山田錦のあんぱん』。ずっしりとした重みからも、北海道産の粒あんがたっぷり入っていることがうかがえます。

このほか、独特な風味がクセになる「山田錦のシナモンロール」や、食物繊維が豊富な「山田錦のもち麦パン」(各198円)などもあります。

・兵庫県の魅力が詰まった贅沢な食パン『和DENI』

『和DENI』1,790

日本の食材にこだわったパンを作りたいという思いから考案した『和DENI』。「山田錦」の米粉、赤穂の天塩、六甲の天然水で作る生地に、丹波篠山産の黒豆を閉じ込めています。

トーストすることで、噛んだ瞬間にデニッシュ生地の層がほどけ、北海道産の高級発酵バターの豊かな香りが口いっぱいに広がります。サクッと香ばしく、どこを食べても感じられる黒豆の上品な甘みに思わずうっとり。見た目はちょっぴり地味ですが、一度食べるとその贅沢な風味にやみつきになること必至。好みで追いバターやアイスクリームをのせるなど、アレンジを楽しむのもおすすめです。

その味わいは高く評価され、2021年度の「にっぽんの宝物」兵庫北播磨大会おいて「食部門」でグランプリを、同じくJAPAN大会の「食の職人部門」で準グランプリを受賞。贈答用や自分へのご褒美としてもぴったりで、『和DENI』を求めて県外から足を運ぶお客さんも少なくありません。2枚入り(519円)も用意しているので、まずは気軽にお試しあれ。



・給食で愛される懐かしいパンやスイーツ系が豊富

『バタートップパン』199

三木市で知らない人はいない『バタートップパン』。それもそのはず、学校給食で年に数回だけ登場する、子どもに人気のソウルフード的存在です。その歴史は30年以上にもなるとか。

大きめサイズのコッペパンは成型後、ある程度まで発酵させてから乾かした後に切れ目を入れ、一つひとつ有機油脂をオン。さらに発酵させてから焼き上げるという手間のかかる工程を経ています。生地に溶け込んだ有機油脂が生み出す、底のカリカリ食感がたまりません。三木市で育った人だけでなく、誰もがどこか懐かしく思える味わいで、次から次へと口へ運びたくなります。

『塩バターパン』129

定番の『塩バターパン』もお忘れなく。ハードタイプのパン生地に、コクのある「よつ葉バター」を包み込み、表面にはフランス産の深みのある「ゲランドの塩」をあしらっています。シンプルでもおいしいのは、厳選素材だからこそ。

『クリームパン』140

しっとりソフトな生地の『クリームパン』には、自家炊きのカスタードクリームが惜しみなく入っています。口当たりなめらかなで、バニラの芳醇な香りにも癒やされます。

『アマンドクリーム』208

根強い人気を誇る『アマンドクリーム』も要チェック。スライスアーモンドと、「よつ葉バター」入りのアマンドクリームで覆ったクロワッサン生地で、カスタードクリームを挟んでいます。複雑に絡み合う香りと食感のグラデーションが魅力。2021年に開催された「2021年度みきdeふるさとスイーツラリー」では、準グランプリに選ばれています。

このほか、アールグレイ茶葉をたっぷり混ぜた『アマンドアールグレイ』と、とろりと濃厚な甘みが広がる『アマンドチョコ』(各150円)もあるので、好みや気分に合わせてチョイスして。

歴史の分だけ信頼が厚いパン屋「MATSUYAMA」。素材にも製法にもこだわりつつリーズナブルな価格で提供しているのは、地域に貢献したいというオーナーの気持ちの表れです。デイリーな朝食やカフェタイムのお供を求めに、気軽に立ち寄ってみてはいかが?

■詳細情報

■DATA

MATSUYAMA(マツヤマ)

所在地
兵庫県三木市芝町4-1
電話番号
0794-82-0757
営業時間
9:00~18:00

本記事はライターが取材・校正を行った上で作成した記事です。内容は2024年2月5日時点の情報のため、最新の情報とは異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。

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